自分でできる整体 操体法の基本

腰が痛い、肩が痛い、というとき、どうしていますか?

よくなるまで、じっと我慢、というのもつらいですよね。

 

実は、私たちの身体は、

動かしやすい方に動かすと、動かしにくい方が改善する

という、一見不思議な性質があるんです。

 

これをベースに身体を整えるのが、操体法です。

 

目次

操体法の基本

普通のリハビリは、

動かしにくい方に一生懸命動かして可動範囲を広げる、というアプローチです。

もちろん、痛くてもガマンです。

 

ところが操体法だと、呼吸と組み合わせながら、
動きやすい方=心地よい方」に動かすと、動きにくい方も改善するから、本当に不思議。

 

操体法には、基本の動きがあります。

私たちは、2本足で立っているので、地面に近い体の下から整えていきます。

 

二人でおこなう「二人操体」の基本的なやり方は、

1.上下または左右にゆっくり動かして、
  動きやすい方向 = 心地よい方向を探す

  例えば、腕が上がらないなら、

  腕を上げる = 苦痛
  腕を下げる = 快

  つまり、「腕を下げる」のが心地よい方向(快方向)になります。

 

2.息を深く吸う
  そして、息を吐きながら、ゆっくりと動かしやすい方(快方向)に動かします。

 

3.快方向への動きに抵抗をかける

2人1組でできる場合は、一人が快方向に動かし、
もう一人がその動きに手を添えて抵抗をかけて、動きを止めます。

抵抗をかけるタイミングは、充分に動かしてから。

可動域の8割~9割ぐらいを目安に抵抗をかけるといいでしょう。

その時、抵抗をかけてもらう側の人は、息を吐きながら身体を動かすこと。

そして、抵抗をかけられても、動かし続けようと力を入れ続けること。

1人でやる場合は、壁やイスなどを使って抵抗をかけます。  

 

4.抵抗をかけた状態で息を吐き続け、吐ききったら深く吸う

  息を吸う時も、もちろん力は抜きません。
  十分に緊張感を味わいます。

  目安としては、ゆっくり5つ数えるぐらいの間、緊張感を味わって
  ください。

5.緊張感を味わったら、息を吸うのと同時に脱力

6.もう一度、深く息を吸い、にっこり笑ってため息をつきます

ため息をつくときに、体が一気に緩み、ゆがみが整います。
にっこり笑って、というのがミソ。

笑顔になると、なおさら体が緩む、ということでしょう。

最も重要なことは、痛いことや無理なことは、一切しない

だから、安全にできるんですね。

操体法をを正しく使えば、体が整います。
正しく用いなければ、悪くすることもあるかもしれません。

これは、どんな道具でも同じですね。
絶対に無理をしないで、ぜひ実践してみてください。

実践すれば、自分の体の快感覚と向き合うよい機会に、きっとなるでしょう。

 

操体法は天下の公法

もともと操体法は、仙台市で開業していた橋本敬三先生が
民間で成果を出している整体の治療家に教えを請い、それを
ヒントを得て、体系化したものです。1930年前後のことです。

西洋医学お医者さんが市井の治療家に教えを請うその裏には、
患者さんを治したい、そのためにはよいものは何でも学ぶ
という強い思いがあったようです。

仙台で開業していた橋本先生の温古堂医院では、操体法で
治療を行い、薬は出していなかったというから驚きです。

橋本先生は、この操体法を人間の体が持つ仕組みを使った
『天下の公法』だからと、囲い込みをせずに誰もが広く使える
ようにオープンにして、お弟子さんもたくさん育っています。

今現在も、本当に様々な流派(?)の操体があり、YouTubeで
検索すると、「え、これも操体なんだ~」というような、
さまざまな操法がありす。

核心はシンプル。やり方は多様、ということなのでしょう。

操体法の本も、いろいろ出ています。
橋本先生の操体法について書かれた本はこちら。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。

万病を治せる妙療法―操体法 (健康双書ワイド版)/橋本 敬三

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