こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
10月の年間講座 1日目のレポートです。
担当してくれたのは、いっちー。
ありがとうございました!
目次
田んぼへ移動
オリエンテーションと近況報告の後、
高速道路と八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の見える田んぼへ移動。
稲の刈り方、重ね方
今回稲刈りをした田んぼは、とても水持ちがいいので、
しばらく前に降った雨で、まだ一部がぬかるんでいました。
そのため、みんな長靴をはいて稲刈りです。
・稲は3-6株を刈って1束にする(片手でつかめる程度)
・刈った稲は田んぼの乾いた場所に、角度をずらして 3束重ねてひとまとめにする
稲の束ね方
・3束重ねて置いた稲の、下側4分の1ほどの場所を藁でしばる
・稲の束に体重をかけて、束を前後に揺らしながらながら、
わらを引っ張って、 しっかりしめることが重要
・藁でしばるとき、束と束を重ねた位置に結び目を
作るとしばりやすい
作るとしばりやすい
・落穂があったらこの段階で束の仲間にいれておくとよい
※実際の束ね方は、レポートで説明できないので、、、
はざがけ 稲架掛け
・稲の束を干すための はざ にかける
・竹3本の上部をくくったものを、 正三角形の脚にして地面に立てる
・稲を刈った切り株に竹の脚を引っかけておくと安定する
・立てた脚に竹を渡して、 そこへ稲の束を引っかけていく
・稲の束は、3束で1つのまとまりなので、1束と2束にわけて
(重さのバランスをとるため)
・すべてのイネをはざがけして、乾燥させる
途中、アズキスコーンで幸せな時を過ごしながら、、 、
夕暮れの黄金色に輝く稲穂を眺めながら、、、
( 秋の黄金色はほんとに美しいと感じる)
古代米の神丹穂(かんにほ)の赤紫色の穂がきれい。
1本植えでしたが、分けつは30本以上!
背が高くて、立派な株になりました。
稲刈り後は、温泉へ移動しました。
夕食
お風呂の後、みんなで準備をして夕食の時間。
夕飯は、
・黒米入りの御飯
・分厚い油揚げと海藻の味噌汁
・おからの春巻き( 甘酒のチリソース)
・サツマイモの天婦羅・カブのグリルトマトソースかけ
・生揚げときのこの炒め物・etc
天然酵母のパンづくり
夕飯後は、
天然酵母パン教室です。
酵母菌のつかまえ方
酵母菌は基本的に野菜、果物からつかまえることができる。
今回は干しブドウからつかまえる方法を教わった。
購入する干しブドウは、 オイルコーティングされていないものを選ぶことが前提。
原材料名に、「植物油」と記載されていないもの。
他、リンゴ、ナシの皮や芯などに菌が多く存在しているので、
それもやりやすい方法。
用意するもの
・300CC位の密閉できる瓶(煮沸して消毒しておく)
・干しブドウ 瓶の3分の1量くらい
・水
・(必要に応じて)砂糖,はちみつ等糖分 小さじ1
酵母の起こし方
①消毒した瓶に干しブドウを入れて、 瓶の淵から2cmくらいのところまで水を入れる。
②きっちり蓋をして、程よく温かくなる場所(ひなた)に置く。
③一日一回、蓋を開けて軽く瓶をゆすり酸素を入れる。4~ 5日繰り返す。
④シュワシュワと軽く炭酸のようになり、発酵してくる。 蓋を開けた時に溢れそうなくらいにシュワシュワしてきたら、「液だね」完成!
⑤「液だね」と小麦粉を混ぜてかき混ぜて、「元だね」を作ります。
元だねは、1晩寝かせて、粉を足す、を繰り返して、3日目に完成。
⑤「液だね」と「元だね」は、ともに冷蔵庫で保管します。
写真は元だね(できあがり)
材料
今回は、安定して使いやすいホシノ天然酵母でパン作りをしました。
強力粉300ℊ
砂糖24ℊ
塩6ℊ
ホシノ天然酵母生種24ℊ
仕込み水170ℊ
レーズン好きなだけ、、
①強力粉、砂糖を混ぜておく。
天然酵母種と水を混ぜておく。
②①の二種を混ぜて、スケッパーで切るように合わせていく。 練らない。
③べちゃべちゃとまとまってきたら、台に出して、 塩を練りこんでこねていく。
塩は生地を引き締める効果あり。みるみるまとまって、こねやすくなる。
④たたんで伸ばす、でひたすらこねる。
⑤ビニールの袋に入れて、上部を閉じて、冷蔵庫内(野菜室) の低温で発酵させる。
発酵時間は、10~20時間。
このまま明日まで待ちます。。。。
夜は交流会♪
盛りだくさんの一日!
そして23時に規則正しく就寝。 明日は6時に起きて水を汲みに行く~~
2日目のレポート
自然農の収穫&天然酵母のパンづくり②
自然農の収穫&天然酵母のパンづくり②