2026年も満席にて開催しました。
めざせ!植物の達人 野草編
「アーユルヴェーダの野草料理と野草図鑑のひき方講座」

この講座では、
身近な野草を見分ける植物図鑑のひき方と、
おいしくいただくお料理やチンキ作りについて
ご紹介しました。
1日目は、まず野草の観察と、
図鑑のひき方&解説文の読み方をご紹介するパートです。
野草の観察をしながら自然学校を出発。
歩いた距離はたぶん100mほどですが、
時間はたっぷり90分はかかりました。
植物の話をして、ルーペで観察して、
図鑑検索用の標本を採取します。
身近な植物を調べるには、図鑑を使います。
標本となる草を取ったら、自然学校に戻り、
みんなでいっしょに図鑑検索です。
植物用語の基本と、図鑑で検索する方法を
お伝えして、グループにわかれて調べました。

植物図鑑にはさまざまな種類があるので、
いざ、購入しようと思うと
どれを選べばいいか迷うものです。
図鑑を買ってみたものの、
目的の植物が見つけられず
くじけてしまった、という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
なぜ、植物図鑑で調べるのが難しいのか、
どんな図鑑を選べばいいのかをご紹介しますね。
図鑑で調べても、よくわからない理由
植物図鑑には、さまざまな種類があります。
写真がきれい、イラストが見やすい、などそれぞれ特色があります。
図鑑であれば、なんでもいいのか、と言えば、
そんなことはありません。
野外に持って行って、その場で調べるのに向いているものもあれば、
家でじっくり調べるのに向いているものもあります。
調べたい植物の名前がわからない場合は、
特徴から検索できる図鑑が必要ですが、
中には検索には向いていない図鑑もあります。
図鑑で調べても、目的の植物が見つからない、
または、
「たぶんこれかな?」とは思うけど
確信が持てないのはなぜなのでしょう。
実は、植物図鑑には、
検索に向いているものと、検索には向いていないものがあります。
野外で、見知らぬ植物に出会ったとき、活躍するのは
検索に向いた図鑑です。
検索に向いていない図鑑で調べようと思えば、
片端からページをめくらないといけないので、くじけます。
また、検索できる図鑑でも、
入門者向けでない限り、植物用語を使って
解説されているので、読んでも意味がよくわかりません。
見たことのある感じでも、読み方すらよくわからない、
用語もたくさんあるんです。
それで、結局、写真やイラストと実物を比べる
「絵合わせ」になって、
「これかなぁ」という感じで確信が持てずに終わります。
種名を調べるときには、検索図鑑がお勧めですが、
検索に向いていない図鑑は、使えないのか、
と言えばそうではありません。
検索図鑑は、種名を調べるのが得意だけど、
解説は必要最小限のことが多く、
検索できない図鑑は、解説が手厚い傾向があります。
だから、まず検索図鑑で調べる。
種名がわかったら、詳しい解説のある図鑑でさらに調べる、
という感じで、複数の図鑑をあわせて使ったりします。
植物の種名を調べるのに向いている検索図鑑には、
検索方法によって、いくつかのタイプがあります。
初心者の場合、どんな図鑑を選べばいいのでしょうか。

野草図鑑の選び方
図鑑を選ぶ視点1 種類数は多い方がいいのか
掲載する種類数が多ければ、それだけ候補が増えるので、
初心者にはかえって難しくなります。
かといって、種類数が少なければ、
調べてみたのに載っていない、ということが頻発します。
手軽に楽しみたいときは、
検索しやすいコンパクトな図鑑が
1冊手元にあれば十分です。
やっていくうちに物足りなくなってくれば、
2冊目、3冊目と図鑑を増やしていくといいでしょう。
はじめは、
身近な植物が掲載されているコンパクトな
図鑑がオススメです。
もちろん検索できる図鑑がいいですよ。
図鑑を選ぶ視点2 どうやって検索するのか?
植物図鑑には、検索に向いているものと、向いていないものがあります。
ここでは、検索に向いている図鑑について、ご紹介します。
検索方法には大きく3つあります。
※紹介している図鑑のリンクはアマゾンのアフィリエイトリンクです。
1)花の色
樹木は、葉っぱがあれば検索することもできますが、
野草は、花がないと検索するのはとても難しくなります。
裏を返せば、花が咲いていれば、検索しやすいのです。
だから、
花の色を使った検索は初心者でも
取り組みやすい検索方法です。
ただし、同じ植物でも、白〜ピンクのように、
花の色に幅があることもあります。
赤系の花にはなくても、白い花のと頃には
掲載されているかもしれません。
そのことを覚えておくと使いやすいでしょう。
花の色で検索できる図鑑がこちらです。
いっしょに探そう野山に咲く花たち
馬場多久男 他 著(信濃毎日新聞社)
2)草の姿カタチ
草丈や葉の付き方などの特徴で絞り込んでいく方法です。
もっとも、姿カタチだけでは、特定できないので、
花の咲く時期、姿カタチで絞り込んで、
花の色や形で特定していく
多段階方式をとっている図鑑もあります。
身近な植物を中心に紹介されているのが、
こちらの図鑑。
みちくさ手帳
佐々木和幸 著(文一総合出版)
370種類ほどの道草が掲載されているので、
身の回りの野草を手軽に楽しむにはオススメな
ハンディタイプの図鑑です。
専門用語を極力使わず、
やさしい言葉で解説されているのも特徴。
3)分類順
植物分類学の「科」ごとに分かれて掲載されています。
「この草は、〇〇科かな?」と見当がつけば、
その科が掲載されているページをめくっていくと
目的の植物と出会える可能性があります。
でも、何科なのか見当がつかない場合は、
総当たり戦になります。
次の3つのグループに分けて掲載されている
図鑑であれば、3分の1だけチェックすればOKです。
双子葉離弁花類
芽出しが双葉で、スミレやカラスノエンドウのように、
花が複数の花弁でできている植物
双子葉合弁花類
芽出しが双葉で、キキョウやアサガオのように
花が1枚の花弁でできている植物
単子葉類
イネ科やユリ科、ラン科のように、
芽出しの時に双葉ではなく、1枚の葉で出てくる植物
この3つのグループに分かれて
掲載されているのがこちらの図鑑。
花と葉で見分ける野草(小学館)

身近な植物を中心に、
帰化植物を含む330種類が掲載された
コンパクト図鑑。
上記の3つのグループに分類されています。
解説文には植物用語が出てくるので、
チャレンジしたい人にもオススメです。
もう少し本格的な図鑑がいい方はこちら。
「野に咲く花」と「山に咲く花」の
2冊に分かれています。
平地の身近な植物を中心に楽しむなら、
「野に咲く花」だけで十分です。
コンパクトな図鑑と比べて
掲載種類数が圧倒的に多く、
識別ポイントのアップ写真も豊富。
解説が手厚い反面、
植物用語もたくさん出てくるので、
初心者には、ちょっと難しいかも。
野に咲く花は、
人里近く、野原、田畑、海辺や丘陵などに
生える野草約1100種を掲載。
山に咲く花は、
低山帯から亜高山帯までに自生する野草1202種を
掲載しています。
※DNA分類版は、上記の3つの分類はありません。
なお、上記の他に、
草原、森、湿地、池など
生育環境を手がかりに調べられる図鑑もあります。
検索図鑑も1冊あれば、それで十分なのか、
と言えば、そうでもありません。
同じようなハンディ図鑑でも、
片方には載っていて、片方には載っていない、
ということもよくあります。
身近な草を調べるのに、
まず1冊、というのであれば、
「みちくさ手帳」
山歩きの時にも使いたいなら、
「いっしょに探そう野山の花たち」
がオススメです。
2冊目として、詳しい図鑑が欲しくなったら、
「野に咲く花」がいいでしょう。
図書館にもあるので、
借りてお試しで使ってみるのも
いいですね。
植物のことをもっと知るには
植物の事をもっと知りたい、
と思っても、
なかなか最初の一歩が踏み出しにくいものです。
最近は、植物の種名がわかるアプリや、
AIでの写真検索も精度がかなり上がって来ました。
種名を調べるだけなら、意外と使えます。
でも、時々、とんでもない間違いをするのと、
識別のポイントがわからないので、
植物を覚えるなら、
植物図鑑と併用するのがいいですね。
植物に興味があるけど、なかなか自分では
調べられない、わからない、という方は、
植物に詳しい方とフィードルを歩くのが
一番の近道です。
なかなかそういう機会がなくて、
とか、
おいしい野草料理の方法を知りたい、
という場合は、ぜひ、私たちの野草講座に
お越しください。
めざせ!植物の達人 野草編では、
図鑑を使って検索する方法を
実習を通じて体験するほか、
植物用語の基本についてもお伝えするので、
解説文が少しずつわかるようになっていきます。
解説文がわかると、
「これかな?」が、「これに間違いない!」に変わります。
毎年、5〜6月に開催しています。
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野菜の種の選び方を差し上げています。
ぜひ、チェックしてみてください。
めざせ!植物の達人 野草編
「アーユルヴェーダの野草料理と野草図鑑のひき方講座」
2日目は、いよいよあっと驚く野草料理を
アーユルベーダの先生で、野草料理研究家の
ミヤモトタミコさんに、ご紹介いただきました。
レポートの続きをお楽しみに!

