こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
田んぼの除草シーズン、まっただ中。
昨日は、午後ちょこっと田んぼの
土手の草を刈るつもりが、
結局、午後6時まで田んぼで
草取りしてました(笑)
草たちは、今はまだ小さいけれど、
ちょっと目を離したスキに
ぐーんと大きくなるので、
油断なりません。
「まだこのくらいなら大丈夫かな」
と思うほど、草が小さい時こそ
実は、勝負時!
ここで草を抑えることができれば、
後が楽なんです。
もっとも、実際のところ、
あそこが終われば、
今度はこちら、という感じで
いたちごっこですが、、、
7月下旬には、
イネたちも出穂の準備を始めるので、
田んぼに入れるのもあと
2週間あるかどうか。
終わりが見えている分、頑張れる!
という感じです。
1週間の差が大きい
今年は、6月の第1週から第4週まで、
毎週末、講座生のみんなと田植えをしました。
苗たちは、苗代(なわしろ)にいるときは
みんな同じような大きさなのに、
田んぼに植えると、グンと大きくなります。
田植えしたのが1週間違うだけで、
苗の大きさが全然違います。
あー、来年はもっと早く植えた方が
いいかも、
と、つい思ってしまいます。
右が1週間早く植えたイネ ちょっと立派です。
比べてしまうのは、自然なこと
これは、田んぼに限りません。
自分と誰かを比べたり、
わが子とお友達の子を比べたり、
お兄ちゃんやお姉ちゃんと
下の子を比べたり、、、
どうして、もっと○○できないんだろう。
という言葉の裏には、
「もっと良くなって欲しい」
という愛に根ざした希望が
隠れていると思うんです。
「○○ちゃんは、もうできるのに」
と誰かと比べられて、
その悔しさをバネに
「よし、頑張るぞ!」
と思えば、まだいいけど、
「自分なんて、、、」と
卑下してしまうことだって起こります。
追いつくから大丈夫
実は、
後から植えたイネたちは、
ぐんぐん大きくなるので
最終的には、追いついていきます。
僕が昔、田んぼのことをいろいろ
教えてもらった師匠は、
田植えが1週間ずれても、
稲刈りは1日遅れる程度。
多少遅くなっても、追いつくんだよ。
とおっしゃっていました。
もちろん、
田植えするのがあまりに遅いと
さすがに、
遅れを取り戻すことはできません。
でも、6月中に植え終われば、
そこそこ行きます。
だから、やるべきことは、
草に負けないように、草取りをしながら、
後は、イネの成長を見守るだけ。
これは、子育ても同じですね。
子どもたちは、
ひとり一人個性が違うので、
成長の早い子、ゆっくり育つ子、
いろいろです。
でも、ついほかの子と比べてしまい
「なんでうちの子は、
まだ○○できないんだろう」
と不安になったりするかもしれません。
こうしたことのほとんどは、
時間が解決してくれます。
時が来れば、何事もなかったかのように、
子どもたちは、いろんなことが
できるようになっていきます。
もちろん、ひとり一人特性があるので、
それぞれ違いがあってあたりまえ。
自然や田畑は、
僕たちの生き方やあり方など、
いろいろなことを教えてくれます。
お母さんと小さな子の循環生活
連続コースをしている理由
自然の中で、子どもたちがチャレンジしたり、
田んぼや畑での収穫を楽しんだり。
月1回、1泊2日の連続コースは、
都会ではなかなかできない、
たくさんの直接体験をいっしょに
しながら、
母も子も、仲間とともに育つ場です。
もちろん、僕たちもたくさんのことを
子どもたちやお母さんたちと
いっしょに学んでいます。
いまは、
お子さんとの関わり方に迷うことが
あったとしても、
毎月1回の活動を、
仲間たちといっしょに取り組む中で、
「こんな風に声がけをすればいいんだ」
「こんな風に関わればいいんだ」
「ほめない子育てって、こういうことなんだ」
と、いろいろなことが腑に落ちていきますよ。
7月下旬には、
小さな子を持つお母さんのための
オンラインお話し会を開催します。
私たちが、お母さんと小さな子の
連続コースで大切にしていることや、
活動の様子をスライド交えて
ご紹介します。
小さなお子さんを育てているお母さんなら、
どなたでもご参加いただけます。
連続コースに参加できない、
遠くにお住まいの方でも
だいじょうぶです。
きっと、理想の子育てに近づく
ヒントを見つけていただけると思います。
<日程>
7月22日(金)10時〜11時半(午前)
7月24日(日)20時〜21時半(夜)
7月30日(土)9時30分〜11時(午前)
※あつかう内容は同じです。
※オンライン通話のZoomを使用します。
お話し会の詳細は、こちらをどうぞ。
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【第2期秋期 参加受付中】
お母さんと小さな子の 手づくり循環生活コース
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僕たちが、
お母さんと小さな子の循環生活
連続コースをしているのも、
小さな子を育てているお母さんたちが、
お子さんたちといっしょに活動する中で、
「比べなくてもいいんだね」
「わたしの子育て、これで大丈夫」
と自信を持って、
子育てを楽しんでもらいたいから。
手を動かしてつくる暮らしを
小さいお子さんたちと楽しんで欲しいから。
お子さんが小さい いまだからこそ
できることを、楽しむきっかけに
していただきたいんです。
価値観を共有できる子育て仲間が欲しい
お母さんのつながりを広げていき、
仲間と支え合いながら、
お子さんと楽しい毎日を過ごすことに
つながれば、こんなにうれしいことは
ありません。
パートナーのナツキータといっしょに
お目にかかる機会を楽しみにしています!