お米の赤ちゃんと命のつながりのお話

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。


今年も、お米の苗代作りが一通り終わり、ひと安心。
あとは、順調に育ってくれるように手助けする段階です。

 

苗代とは、種籾をまいて苗を育てる場所。
つまり、お米の保育園みたいなもの。

わがやの娘しーさんも、
2歳の時から毎年苗代づくりに
つきあってくれます。

この春から小6なので、
先日一緒に作業した苗代のうね作りも
手伝ってくれて助かりました。

 

目次

お米の赤ちゃんだ!

昨年春に八ヶ岳に拠点を移しましたが、

その前は、富士山の近く
山梨県都留(つる)市で
活動をしていました。

 

私たちが都留市に引っ越したのは、
2011年の秋。
その翌年から、都留での米作りを
はじめています。

田植えをした時、娘のしーさんは2歳。
どろんこになって田植え、、、
ではなく泥遊びを楽しんでいました。

 

その年の秋には、
たくさんのお米を無事に収穫。

 

パートナーのナツキータは、
初めての田舎暮らしで、
お米を作るのも、もちろん初めて。

「お米がいっぱい食べられる〜」
とホクホクしていたんです(笑)

 

その時、しーさんが、

田んぼに落ちていたモミの粒を
見つけてひとこと。

 

「お米の赤ちゃんだ」

 

春に種籾(たねもみ)をまくのを
じっと見ていたので、
モミをまくと、稲に育つことが
わかっていたのでしょう。

 

収穫したお米は、
まさにお米の赤ちゃんです。

4月に種籾をまき
6月に田植えをして、
10月に刈り取る。

 

種を蒔き、成長して、また種を結ぶ。

わずか6ヶ月で、再びタネができる
命の循環です。

「お米の赤ちゃんだ」

 

この何氣ない一言に、ナツキータは
ハッとして、命が循環していることを
しーさんに教えられた、と言っていました。

食べることで頭がいっぱいだった自分が
恥ずかしい〜、とも(笑)

 

こんなふうに、命の営みを身近に感じることや、
自分たちの手を動かして暮らしを作ることは、

小さな子にも、親にも、たくさんの発見と
楽しい時間をもたらしてくれます。

 

小さい時の体験は、
記憶には残らないかもしれないけれど、
その積み重ねが、体に刻み込まれて
いくに違いありません。

自分の手で作る暮らしは、
発見とよろこびと楽しさが詰まっています。

春が来て、種籾をまくたびに
「お米の赤ちゃん」の話を思い出します。

 

今年の赤ちゃんたちも、大きく育ってくれますように!

 

 

【募集開始!】年間講座
お母さんと小さな子の手づくり循環生活

手を動かして、暮らしを作る。

循環する暮らしを自宅で実践したい、
子どもと一緒に自然を感じる暮らしを体験したい、

 

こういう思いを持ったお母さんが、
1歳〜就学前のお子さんと一緒に
ご参加いただけるコースです。

お子さんを傍らに、季節の手仕事を
やって見せたり、一緒に取り組んだり。

 

集落を散歩しながら
自然をともに楽しんだり・・・。

 

自分の手でつくる四季折々の
暮らしを体験して、
そのエッセンスを普段の暮らしに
取り入れることもできます。

そして、
お子さんと一緒に楽しむことに加えて、

お母さんたち同士のつながりが生まれ、
何でも語り合える仲間ができてくる。

これが、この講座のもうひとつのねらいです。

 

<日程(予定)>

5月22−23日(土日)
6月12−13日(土日)
7月24−25日(土日)
8月21−22日(土日)

9月19ー20日(日祝)

10月16−17日(土日)
11月13−14日(土日)
12月5日(日)収穫祭(日帰り)
1月22−23日(土日)

計9回を予定しています。

くわしくは、こちらをどうぞ!

【年間コース】お母さんと小さな子の手づくり循環生活
単発参加も可能です!

 

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