満10歳!はねこっこの誕生会 おそとであそぶ親子の会

自分の手で作る循環する暮らしで
わが家の自給率アップをアップしよう!
風と土の自然学校 梅崎靖志です。

先日のこと、僕たちが山梨に住んでいた時に
パートナーのナツキータが始めた
野外共同保育の会「はねこっこ」の
仲間たちが、八ヶ岳に集まりました。

 

お母さんたちとちいさな子供達、
そしてお父さんたちもきてくれて、
総勢約50名。

 

2020年4月に、僕たちが八ヶ岳に転居したのを
きっかけに、「はねこっこ」の代表をバトンタッチして

ただいま、3代目の代表の方を中心に活動が続いています。

そして、なんと今年10月が
「はねこっこ」が生まれて丸10年!

はねこっこの現役メンバー&
卒業メンバーが、
僕たちの住む八ヶ岳に集まり、みんなで餅つき! 

 

 

 

 

ワイワイと、餅つきをしたり、おしゃべりしたり、
とっても楽しい時間となりました。

 

 

そして、終わりの時間が近づいてきたとき、

突然のハッピバースデイの合唱!

 

実は、「はねこっこ」が生まれて、
今年で10年になります。

それで、素敵なデザートパンのケーキで
はねこっこの10歳の誕生日をみんなで
お祝いしたんです。

これは、はねこっこを始めたナツキータへの
サプライズ企画でした。

 

僕たちが、八ヶ岳に転居して2年半。
いまも変わらず、つながりが続いていることは、
とてもうれしく、ありがたいことだなー、と
ジーンとしました。

 

 

目次

おそとであそぶ親子の会「はねこっこ」とは

 

僕たちが、東京から富士山の近く
山梨県都留市に転居したのが、2011年9月。

転居した約1年後に、パートナーのナツキータが
始めたのが、「はねこっこ」です。

「はねこっこ」は、親子の会といいつつも、
その実態は、お母さん同士がつながり、助け合う場。

 

○○ちゃんのお母さんではなく、
お互いに名前で呼び合い、

子育てのこと、石けんのこと、
食べ物のこと、環境のことなどなど、

 

いろいろな悩みや想いを共有して、
助け合う、お母さん同士がつながり、

お互いの子供達をお互いに面倒見合う
とても温かい場なんです。

 

パートナーのナツキータが、
「はねこっこ」をはじめたのには、2つの理由がありました。

 

 

小さな娘の目に暮らしを作る姿を映したい、でも・・・

風と土の自然学校としての活動が、
家族で運営するいまの形になって
本格的に活動しはじめたのが
翌年の2012年のこと。

 

田んぼでイネを育てたり
梅干しを干したり、ほかにもいろいろ

自分たちの手で暮らしを作りながら
その当時、2歳だった娘のしーさんの
子育てをしていました。

 

実は、都会が大好きだった
パートナーのナツキータにとって、
初めての田舎暮らし。

 

彼女が慣れない季節の手仕事を
熱心にしていた理由の1つが、

娘しーさんの目に、
その姿を映したかったから。

 

この思いが、慣れない田舎暮らしで
様々なチャレンジを積み重ねる
原動力となっていました。

毎日の暮らしは、とても充実していて
楽しいものの、悩みもありました。

 

その悩みとは、

娘しーさんに友達をつくってあげられないことでした。

 

はねこっこが生まれた2つの理由

小学校に上がるまでは、
保育園や幼稚園には行かず、
家庭で保育したいと考えていました。

毎日、家で暮らしの手仕事をしたり、
集落を一緒に散歩するのは、楽しくて
充実してはいるものの、

このままでは、友達をつくる機会が
ありません。

しーさんの友達作りのためにも、
外遊びの会をやりたい、というアイデアは
浮かんでいたものの、

きちんとやろうとすれば、かなり大変にそうで、
経験もないし、そんなのハードル高いなー、と
二の足を踏んでいました。

保育園の園長さんをしているお友達が
遊びに来てくれたときに、そんな悩みを話したら、

「みんなでお弁当を持参して、散歩するだけで大丈夫。
 気軽に始めたらいいよ」と背中を押してくれました。

 

確かに、難しく考えすぎていたかも。

お弁当持参で散歩するだけなら、
できそう。

そう思ったナツキータ。

 

そのあとすぐ、会の名前を考えて、
同じ位の年齢の子どもを持つお母さんに
声をかけて小さく始めたのでした。

 

ちなみに、会の名前「はねこっこ」は、
僕たちが当時住んでいた羽根子(はねこ)集落に
由来しています。

 

「羽根子で遊ぶ子供たち」という意味合いです。

当初、どんな名前にしようかと
ずいぶん悩んでいたのですが、

ナツキータが「はねこっこ」と思いついて、
すんなりと決まりました。

 

もうひとつの理由が、

お母さん同士が支え合う互助会をつくりたい、
という想いでした。

お母さん同士の信頼関係があれば、

様々な場面で助け合えるし、

子ども同士がケンカをしても、
本人たちが解決するのを、遠くから見守って
あげることもできます。

 

はねこっこの10歳の誕生日会のときも、
お母さん同士が、こんな会話をしていました。

「○○がつねって○○ちゃんのこと、
泣かせちゃったみたい。ごめんね〜」

「それは、お互いさまだから大丈夫、ありがとう〜」

 

お母さん同士の信頼関係があるから、
子ども同士が自由に遊び、ケンカもできる。

大きなけがや事故がないように、
自分の子どもだけを見るのではなく、
子供たちをみんなで見守る。

 

こうしたことができるのは、
会としてのカルチャーを共有しているから。

 

子供達が大きくなっても、お母さん同士のつながりは
続いていて、本当にいい仲間になっています。

八ヶ岳での餅つき会の最後に、
ナツキータが、
「子どもが大きくなったお母さんたちと
『はねこっこver2』をやったらいいと思うんだよね」と。

 

子供達が大きくなって、自分たちもその分、年を取って、
興味関心も悩みも変化していくから、
それに合わせて、つながれる場をつくったら、
自分もみんなも心強いよね、ということのようです。

 

それいいねー、という感じでお母さんたち、笑っていました。

10年前、始めた小さな活動も、
現在は、代表者が変わって3代目。

その都度、「自分のためにこの場を続けたい」と
思ってくれるお母さんが会を引き継いで
続いています。

始めた当初には、10年後こんな風になっているなんて
想像もしていませんでした。

始めることと、続けること。

関わるみんなにとって意味のあることだからこそ、
10年間続いてきたのは間違いありません。

 

ナツキータがよく言うのが、

「はねこっこは、お弁当を持って散歩するだけだから
知識も経験もいらない、誰でもできる活動」

お母さん同士がつながり、助け合える温かい場が
いろいろなところに広がったらいいな、と思います。

その中で小さな子供達が
自分が興味あることに没頭したり、
お友達とケンカしたりしながらする姿を

お母さんたち(ときにはお父さんも!)が
まわりで見守り、成長していく。

 

子供達が、
そのときに興味のあることにとことん没頭できる時間。

ありそうでなかなかない時間が、はねこっこには詰まっています。

 

こうした経験は、結果的に
非認知能力を育むことにもつながっていくのでしょう。

そして、
「非認知能力を育むため」に活動しているのでははい、
その時々を楽しむゆるい感じがはねこっこの魅力だと
今回改めて感じたのでした。

 

八ヶ岳への転居をきっかけに、
はねこっこから卒業したナツキータ。

いまは、風と土の自然学校の主催事業として、
年間コース「お母さんと小さな子の手づくり循環生活」
をしています。

 

どうしても孤独になりがちな、
小さな子を育てるお母さんが多いので、
こういう場をつくることの大切さを感じつつ
活動を大切に育んでいます。

 

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