オリジナルを生み出すプロの流儀、素人の流儀

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

朝夕は肌寒く、僕たちの暮らす山梨はもう秋です。

 

先週末は、自然農をベースにした自給自足的な暮らしを学ぶ「年間講座」9月の回でした。

今年の講座の建築実習では、軽トラの荷台に乗せるキャンピングカー「軽トラキャンパー」を作っています。

建築の指導は、50年の職人歴を持つ大工の棟梁 工房自遊人の小杉さん。

なかなか普通ではふれることのできないプロの技を、少人数で直接学んでいます。

 

長年ひとつの技をみがいてきた匠(たくみ)だからこそ、言葉に重みがあるんですよね。

 

今回、印象に残ったのはこの言葉。

「他の人の作品は見ない」

(え、なんで?いろんなものを見た方が、発想も広がるのに・・・)

 

そこには、小杉さんのプロ魂がありました。

 

オリジナルを生み出すプロの流儀

小杉さんの専門は、建築だけど、守備範囲がとても広いんです。

建築のほか、家具や曲げわっぱの弁当箱など、普段づかいの小物づくりも手がけます。

 

自分の仕事では、絶対に人のマネはしない。

これが、小杉さんが大切にしていること。

 

見てしまうと、自分のアイデアがなくなったときにマネをしてしまいそうでこわい。

だから見ないのだそうです。

 

さすが、木と向き合って50年の職人さんです。

自分の中にあるものを信じて勝負する。

 

そこに職人として、自らを信じる

まさにこれが「自信」ですね。

 

素人がオリジナルを生み出すには?

小杉さんの言葉を聞いて、ぼくも、講座生たちも、

「さすが!かっこいい」と思いましたね〜。

 

では、僕たち素人も、小杉さんのように他の作品を見ないほうがいいのでしょうか?

 

実はこれ、イバラの道です。

左右はガケ!細く険しい道のりです。

 

だって、

自分の中の引き出しがからっぽなのに、ウンウン頭をひねっても何も出てきませんから。

でも、こんな風に自分だけの力でやろうとして、アイデアが出ずに困っている人、あなたの周りにもいませんか?

 

小杉さんは50年の経験の中で、知識も、技術も、経験も、たくさんたくわえています。

これが様々な作品を生み出す源泉です。

 

その道一筋のプロと素人では、いる場所が違います。

だから、僕たち素人にとって大切なのは、本物を学ぶこと。

自分の中の引き出しを、豊かにすること。

 

カタチだけまねても、同じことはできません。

 

まず、基本となる「型(かた)」を学び、型を守る【守】

「型」が身についたら、型を破る【破】

そして、自分の表現をして型から離れる【離】

 

型を身につけているから「型破り」となるわけで、

型がないままやれば「型なし」です。

 

これは、自給自足的な暮らしも同じ。

先人から受け継いできた、知恵と、知識と、技術を学ぶから、自分のなかに素材がたまります。

そこから新しいアイデアが生まれ、試行錯誤が自分ならではの血となり肉となる。

だから、どんどん成長することができるんです。

 

とはいえ、

どこで、なにを、どんな順番で学べばいい?

 

たくさんの情報があふれているけど、いろいろありすぎて迷ってしまいますよね。

 

そんなあなたのための、自分で作る農的暮らしのヒントはここ!

田舎暮らしにあこがれるけど、具体的なイメージって、湧きにくいですね。

 

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