年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」8月 1日目のレポートです。
担当は、みわちゃん。レポートありがとうございます!

では、お楽しみください。

 

目次

段ボールコンポストづくり

必要なもの

・段ボール(ミカン箱やリンゴ箱など、丈夫なもの)

・腐葉土と米ぬか(腐葉土:米ぬか=6:4〜7:3)

・新聞紙(朝刊2日分:段ボールの下に敷く。水分で段ボール箱が傷むのを防ぐ)

・ガムテープ(布ガムテープが丈夫。段ボールの補強をする)

・箱にかぶせる大きめの布とゴム(古いT シャツなどでよい)

作り方

1)段ボール箱のすべての辺を、布ガムテープで補強する。

     

2)新聞紙を底に敷く

朝刊1〜2日分。段ボールの大きさに合わせて折り、底に敷きます。

段ボールの蓋は、内側に折り込んで、箱を補強します。

 

3)腐葉土と米ぬかを混ぜて、床(とこ)を作る

段ボール箱に腐葉土と米ぬかを箱に入れて混ぜる。

割合は、

米ぬか:腐葉土=3:7〜4:6

 

よく混ざったら、水を加えてさらに混ぜる。

水分量が40~60%(握ると団子になって、水分が少しにじむ位)が良い。

 

 みんな泥遊びをする子供のようだった。

その様子を温かく見守っていた、はばやんがポツリと。

「遊んでいる子供を見守っている時と同じ気持になった」

 

できあがったら、1日寝かせて使用開始。

数時間経っただけで、床が温かくなっていました!

虫よけに、布をかけてゴムで止めておく。

使い方

1)移植ごて(小さなシャベル)で穴を開けて、生ゴミを入れる

2)米ぬかを上からかけて軽くまぶして、穴をうめる

3)翌日は、生ゴミをうめる位置を変えて同じことを繰り返す

大体、3日もすれば、ほぼカタチがわからなくなります。

生ゴミは、ほとんどが水分。

発酵熱で水分が蒸発するので、毎日生ゴミを入れても、量はあまり増えません。

高倉式コンポストの紹介

高倉式コンポストについても、紹介がありました。

こちらは、3種類の種(たね)菌を入れて、効率的に生ゴミを分解するというものです。

種菌とは、

・糸状菌(発酵食品の菌):味噌、ヨーグルト、酒粕など

 炭水化物、脂質、たんぱく質の分解を担当

・放線菌(腐葉土に含まれている菌)

 繊維質の分解を担当

・担子菌(キノコ、石づきでOK)

 根菜類に多く含まれるリグニンの分解を担当

 

様々な種類の種菌を入れることで、生ゴミの分解を促進するという考え方が、高倉式コンポストのひとつの特徴です。

 

段ボールコンポストについて、
さらにくわしい記事はこちらをご覧ください。

 

卒業制作について

卒業制作でつくるのは、以下のいずれか。

この講座で学んだことを活かしてつくる、自分の暮らしの中で使える道具や冊子

または、

「循環する暮らし」を実践する魅力を伝える動画や紙芝居などのツール

 

個人で制作してもいいし、グループで取り組んでもいい。

一人が複数してもOK。

 

2グループに分かれてアイデア出しをしました。

出されたアイデアは、合計45案!

その後、希望を取りました。カッコの数字は、希望人数(おおよそ)。

希望者がいる項目だけでも、たくさんあります〜

・ヘチマタワシ(4)
・竹水筒(5)
・ひょうたんのランプシェード(2) 
・太陽光発電の再生できるパネル(2)
・布草履(4)
・段ボール紙漉き ⇒ 卒業証書に使う?(2)
 ・風と土の印鑑(2)
・巨大コンポスト(1)
・EM お掃除スプレー(3)
・納豆・豆腐作り(3) 
・竹酢液(1) 
・竹かご(3) 
・草木染(3)
・水力風力発電(2)
・風呂敷包み方集(3) 
・たわし(1) 
・ちりとり(1) 
・ミゴホウキ(6) 
・酵素ジュース(1)
・発酵食(1) 
・木の実料理(1) 
・乾物(ハーブ、フルーツ、野菜)(1) 
・ソーラーフードドライヤー(1) 
・石鹸廃油(2) 
・葉っぱでわかる野草図鑑(2)


この中からさらに、絞り込んだり、
新しいアイデアを加えたりしながら進んでいくことになります。

 

自然農実習 苗床づくりとタネまき

草刈りのほか、ホウレンソウやカブ等、追加で種まきをした。

暑さでバテ気味だったが頑張った。

レタスは、暑すぎると発芽しないので、暑い時期は冷蔵庫内で発芽させる方法もある。

    

 

ハクサイの苗床づくり

ハクサイは、苗床を作って、苗を育てます。

今回は、苗床づくりと種まきをしました。

1)草を刈る

草は、地際で刈ります。

ノコギリ鎌を地面に少し潜らせるようにして刈ると、きれいに刈れます。

刈った草は脇によけておきます。

 

2)表土を1cmの厚さでけずる

耕していないので、雑草のタネは地表面にあります。

そこで、地表から1cm程の暑さで土を削り、脇によけます。

クワがなければ、ノコギリ鎌の先端を1cmほど差し込んで地表を削り、手で土を脇に寄せればOK。

3)根切り

クワを3〜5cm程度の深さで差し込み、根切りをします。

この時、土を掘り返さず、クワを差し込んでそのまま抜くイメージで。

ノコギリ鎌で3〜5センチ程度の深さに差し込み、根切りをしてもOK。

 

4)平らにならして押さえる

根切りをしたら、表面が平らになるように整えて、しっかりと押さえます。

自然農用のクワは、刃の部分が平らなので鎮圧に便利。

手で押さえてもOKです。

5)タネまき

ハクサイのタネを播きます。

まき方は、ばらまき。大体1〜2cm間隔となるように播きます。

 

6)土をかける 

タネを播いたら、鎌の背でみじん切りをするように叩きます。

 

すると、溝にタネが入るので、それを平らに手またはクワで押さえれば種まき完了!

 

7)草をかける

イネ科などの細長い草を、10cmほどの長さに刻み、うすく上に敷きます。

量は、地面が見えるか見えないか程度。

 

乾燥に弱いネギなどは、発芽するまでの間、刻んだ草のさらに上から、草を厚くかぶせることもあります。

厚くかぶせる草は、長いままでOK。

ただし、発芽したらすみやかに取り除かないと、草の下でひょろ長いモヤシのようになってしまうので、注意が必要です。

ホウレンソウのタネまき

酸性土壌が苦手なので、一週間くらい前に土に石灰をまいておくとよい。

石灰だと土が固くな るので、薪ストーブの灰をまきました。

種まきの基本は、白菜の苗床作りと同じ。

種まきの方法は、筋まきとしました。

1)表土を1㎝けずる(表面の雑草のタネを取り除く)

2)灰をまいて、3〜5㎝の深さで鎌を差し込んで根切りをする。石灰をつかうと土が固くなるので、薪ストーブの灰を使用。

灰や石灰は、種まきの1週間ほど前にまいておくと良い。

 

3)土がカラカラに乾いているときは、まき溝に水をしっかり入れる。

水をあげた場合は、芽が出るまで水をあげるのが基本。

 

4)まき溝に1〜2センチ間隔でタネを播き、土をかけて、しっかり押さえる。

種を降ろすときは、素手の方がやりやすい。

 

5)イネ科などの、細い草を敷く。細い草であれば、発芽の邪魔になりにくい。

また、厚めに草を被せておくことで、乾燥を防具こともできる。ただし、発芽したら、すみやかに草をよけること。

 

6)種まきをした脇に、刈った草を厚めに敷いておけば、地面に光が届かず、草が生えにくい。

 

夕食

畑仕事の後、温泉に行ってから夕食です。

豆腐のテリーヌを始め、おいしい夕食でした。

 

マツヨイグサの開花ショー

夕食後は、マツヨイグサの開花ショーを見に行きました!

マツヨイグサは、夜に咲く花。

あっという間に開花します。

夏の夜

開花ショーとは、さいている

畑のまわりに生えているマツヨイグサ

 

お楽しみの交流会

いつも通り、みんなで楽しい交流会。

とはいっても、深酒はせず(笑)、翌日に備えてほどほどのところで切り上げて就寝しました。

翌朝は、田んぼまで朝の散歩へ行きました。

2日目につづく・・・

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