自分の手で作る循環する暮らしで
わが家の自給率をアップしよう!

風と土の自然学校 梅崎靖志です。 

 

アーユルヴェーダのおいしい野草料理と
植物図鑑の引き方を学ぶ、

「めざせ!植物の達人 野草編」を

ゴールデンウィークに開催しました。

 

食べられる野草といえば、

タラの芽、コゴミ、ワラビ、
コシアブラなどなど、

山へ採りに行かなければならないものだと
思っていませんか?

でも、知っている人は知っています。

近所に、たくさんの食べられる野草があることを。

今回の講座では、

1日目に、野草図鑑のひき方

2日目に、アーユルヴェーダの考え方に基づいた
 野草のおいしい料理法について、

実践を通して学びました。

 

身近な野草のおいしい料理法を
教えてくれたのは、

野草料理研究家で、
インドの生命科学アーユルヴェーダの先生
ミヤモトタミコさんです。

目次

え、これも食べられるの!?

今回、食材として使った野草は、
全部で17種類。

・ハルジオン
・ヨモギ
・ナズナ(ぺんぺん草)
・イヌナズナ
・タンポポ

 
タンポポ(写真はセイヨウタンポポ)

・アザミ
・オオイヌノフグリ(花)
・ドクダミ
・スギナ
・カキドオシ


ハーブティーにもなる カキドオシ

・イタドリ
・ウシハコベ
・ギシギシ
・ヤエムグラ
・ツルマンネングサ

・アキノノゲシ
・カラハナソウ


カラハナソウは、ビールに使われるホップの親戚

あなたが暮らすご近所でも見かける草が
意外に多いのではないでしょうか。

食べられる野草を採りに!

1日目に続いて、野草の識別ポイントと
食べられる野草の摘み方をタミちゃんから
教えてもらいます。

野草を摘むときのポイントは、
「食べられるところだけを摘むこと」

カタくて食べられないところまで摘んでしまうと、
お料理するときの下処理に手間がかかります。

だから、はじめから食べられる
ところだけを摘んでいくんです。

 

そして、いよいよ
集めた野草をお料理していきます。

 

まずは、お湯を沸かして、
湯がいて下ごしらえ。

湯がくのにもポイントがあるんですよ。

それは、アクの少ないものから
湯がいていく、ということ。

段々お湯の色が濃くなっていきます。

アクの強いものは、お湯からあげて
軽く水に泳がせます。

そしてそれぞれ、分担しながら野草料理を
作っていきました。

カキドオシやタンポポなどのお花を
彩りに。

 

こんな風にできました。

ある参加者さんは、

「野草は苦いと思っていたけど、
 全然苦くなくて、
 とてもおいしく食べられました!」

 

実は、苦い野草の苦みを和らげるのに、
アーユルヴェーダの知恵が活かされています。

苦みを和らげる調理のコツ

アーユルヴェーダでは、
味を6種類に分類します。

甘味、酸味、塩味、

辛味、苦味、渋味

この6味をバランス良く取ることで、
味も身体も整うということです。

 

また、6種類の味には、
それぞれ重さがあり、

甘味、酸味、塩味、渋味は、重性、
苦味と辛味は、軽性に分類されます。

この重いものと軽いものをあわせることで、
バランスが取れて、中庸になります。

 

たとえば、野草の苦味は、軽性です。

だから、軽性である苦味に
重性の塩味や酸味(塩や酢)を加えることで、
苦味がやわらぎ、おいしくいただける
というわけなんですね。

だから、野菜にかけるドレッシングの材料に、
酢がよく使われているのは、
とても理にかなっているというわけです。

身近なところで手に入る食べられる野草は、
季節とともに種類も変化していきます。

畑での収穫が少ない春先に、
野草で食卓をいろどると、

自然の恵みのありがたさが
ひときわ大きく感じられます。

 

季節の移ろいとともに、食べられる野草も
変化していきます。

身近なところで食べられる野草を
探してみてはいかがでしょう。

歩き慣れた道に、
食べられる草たちがいろいろ生えていることに
気づくと、

見慣れた風景がちょっと違って見えてきますよ!

 

この日は、野草料理を味わったあと、
アーユルヴェーダの歯磨き粉と、
野草のチンキ作りもしました。

そちらの報告は、また別記事で!

 

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