こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
新しい年が始まって、10日が過ぎました。どんな年末年始をお過ごしでしたか?
風と土の自然学校では、年末年始にもちつき&自然農体験会を開催しました。
まずは、12月の体験会の様子をレポートします。
臼と杵でもちつき!
まずは、一晩、水に浸したもち米を蒸します。
お米はもちろん、昨年秋に収穫したわが家の新米。
羽釜とせいろの間から湯気が逃げるので、手ぬぐいを濡らしてはちまきをします。
すると、いい具合です!
たき火で湧かしたお湯を使って、約40分の蒸し時間!
お米を指でつぶして、柔らかくなるまでに、結構時間がかかります。
待っている間に、もみ殻を燃料にする自作のペール缶ぬかくどで、羽釜ご飯を炊きます。
もみ殻を入れたペール缶の中心には、業務用のトマト缶。
その缶の中で火を焚くと、もみ殻も燃え出します。
たった数本の薪なのに、火の勢いがものすごく強いのは、もみ殻のおかげ。
だから、数本の薪だけで1升近くのご飯が炊けます。
今回は特別に、ロケットコンロもデモンストレーションしました。
耳を澄ますと、ゴーッとロケットのような音が聞こえます。
これが、ロケットコンロの名前の由来です。
また、おもちの友の大根おろしを子供たちがすりおろしてくれました。
いよいよもちつき。
はじめは大人がついていきます。
最後は、子供たちには仕上げを担当してもらいました。
なかなか上手です!
つきあがったおもちは、手でちぎります。
もちろん、その前に手を洗ってアルコール消毒です。
みんなで手分けして、テキパキと、おもちが熱いうちにドンドンちぎる。
今回のおもちの友は、あんこときな粉に醤油。そして、味噌に大根おろしのからみ餅。
もみ殻を燃料にした自作のペール缶ぬかくどで、羽釜ご飯も炊きました。
ほら、おいしく炊けたご飯の印、カニ穴がわかるでしょ?
つきたてのおもちが、伸びる伸びる!
おいしくおもちとご飯をいただきます〜
みんなで集合写真を一枚、パチリ
自然農の基本がわかるミニ講座
午後は、自然農の畑に移動します。
自然農の基本は、
・耕さない
・草も虫も敵としない
・持ち出さない、持ち込まない
(刈った雑草、作物が枯れた残渣は、その場で肥料や農薬も使わない)
耕さない畑と、耕した畑、それぞれ利点があって理由があります。
耕した方が、土の中にある養分を作物が使いやすいので、その点は有利です。
自然農は、耕さないので、地力がつくまで時間がかかります。
大体7年ぐらいかかるともいいます。
そして、いまの畑は今年で7年目。長いようだけど、あっという間でした。
はじめの頃と比べたら、本当にたくさんの収穫をもたらしてくれます。
なぜ豊かになるのか?
いろいろ理由があるけど、作物の成長を助けてくれている土中の細菌たちの
働きも、深く関係があります。
畑では、そんな話もしながら、耕した畑の土と
耕していない自然農の畑の土のにおいを比べました。
比べると、耕した畑と耕してない畑では、
土の匂いがぜ〜んぜん違うんですよ。
秋に、葉物類のタネを混ぜでまく混播(こんぱ)をしたところでは、大根やカブが寒さの中でまだ頑張っています。
おいしそうなものを少し収穫して、がぶりっと。
霜にあたって、甘くなっていました。
畑でも、みんなで集合写真を一枚。
この後は室内に戻り、手を動かして作る循環生活の楽しさや魅力、
年間講座の活動の様子などをご紹介。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
4月から始まる年間講座でご一緒する仲間が、また増えました。
【お知らせ】自然エネルギーで野外料理&自然農体験会
2月と3月には、
身近なところで手に入る自然エネルギー「薪や小枝」を燃料にする
自作コンロを使って手づくりピザや燻製づくりをします。
手づくりピザの生地は、昨年収穫した自家製小麦!
手づくりコンロは、
ペール缶ぬかくど
ロケットコンロ
ウッドガスストーブ
の3種類が登場します。
また、制作時間10分でできる超簡単で使いやすい
手づくりスモーカーで、燻製を作ります。
手づくりコンロやスモーカーの作り方や仕組みを
知りたい方にもオススメです。
開催は、2/11(日)と3/10(土)。内容はどちらも同じです。
ぜひ、タイミングのあう時にお出かけください!
お待ちしています〜