こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。
年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」
8月2日目のレポートです。
担当してくれたのは、たかちゃん。ありがとうございました!
では、どうぞお楽しみください。
自然農実習 畑の手入れ
朝6時から畑に出て農作業をしました。
草が作物が隠れるくらい生えていたのでがんばって草取りです。
スイカ
スイカの実が少しずつ大きくなっていました。
スイカは茎の反対側にまきひげが出ます。
このまきひげが枯れたら収穫時。
日本のスイカはもともと縞模様がなかったそうです。
おいしいけれど、皮が薄くて輸送に向かなかった。
そこで、縞のある皮の厚い外国のスイカと掛け合わせて、
今よく見かけるスイカになったということです。
キャベツの苗床
キャベツの苗床づくりを行いました。
1 草を地際から刈る
2 約1cm、表土を削って脇によける
3 3〜5cmの深さで根切りをして、平らにならす
3 種が1~2㎝の間隔になるようにばらまき
4 鎌の背でたたいて土を軽くかけたら、上からしっかり押さえる
5 10cm位に刻んだ草を上からかぶせてできあがり!
直まきだと草に負けてしまうが、苗床ならその範囲だけ
しっかり草の管理をすればよいので、管理が楽になるそうです。
白菜の苗床も同じ方法で作れます。
収穫たくさん!
今回はきゅうり、トマト、ナス、ピーマン、万願寺とうがらし、ネギ、枝豆、白もち&黒もちトウモロコシとたくさん獲れました。
4月からずっとお世話してきた自分たちの畑からたくさん収穫できて感激でした。
藍の生葉染め
畑で収穫した藍の葉で草木染。
予定にはなかった作業ですが、時間を作ってできることになりました。
前日に木綿のさらしを手ぬぐいの大きさに切り、
薄めた豆乳につけておきました。こうすることでたんぱく質が染みて色が染まりやすくなります。
これが藍。タデの仲間です。
刈り取ります。
1 染液は藍の葉の部分だけをミキサーで水と混ぜて青汁状にします。
2 豆乳につけこんでから、乾かした布に模様をつける
輪ゴムや麻紐で止めたて模様を作ります。
しっかり縛ったところは、染まらずに模様となります。
思い思いに、どんな模様が出るか楽しみながら作業しました。
染める布に模様をつける
縛ったところは、白く模様が残ります
3 空気に触れないように、布を染液に30分ほどつけこむ
4 輪ゴムやひもを外して、軽く絞って干す
最後に輪ゴムや紐を外して浮き出た模様に歓声があがります。
一つ一つオリジナルなデザインの手ぬぐいが完成しました。
染液から上げたら、しばったひもやゴムを外す
それぞれ、思い思いの模様になりました
干したらできあがり
始めは緑色だったのに、時間が経つと
鮮やかな青に変わっていきました。
昼食
昼食は流しそうめんでした。
竹を切り出すところからスタート。
流し台と器も全員で協力して作成しました。
手づくりの竹の器で、おいしくいただきました!
段ボールコンポスト作り
用意するもの
・段ボール(狭いとやりにくにので面積が広いほうがよい)
・腐葉土
・米ぬか
・新聞紙
・布ガムテープ
作り方
1 布ガムテープで段ボールの辺を補強する
2 新聞紙を底に敷く
3 腐葉土と米ぬかを7:3の割合で入れて混ぜる
4 よく混ざったら水を加える。水分量の目安は混ぜた腐葉土と米ぬかをギュッと握ると、団子になって水がにじむ程度。
水分量は大体40〜60%位。
水が多すぎると腐敗したり、アメリカミズバエが発生するので注意が必要。
使い方は、移植ごてで穴を掘って生ごみや残飯を入れて、米ぬかをまぶして埋めるだけ。
翌日には、野菜の形が変わる位、分解が進むそうです。
思ってたより簡単にできて自分でもできると思いました。
また一つ自分で手作りできるものが増えてうれしかったです。
発展とはなにか?ラダックのDVD鑑賞
西欧の消費文化に翻弄されたインドのラダックでの変化を通じ本当の幸せ、豊さとはと考えさせられました。
地域コミュニティを形成してお互いに信頼しあって豊かに暮らしてきたラダックの人々。
近代化の影響でたった10年から15年で伝統的な暮らし、人々のつながりがなくなるほどの変化が起きていたことがショックでした。
開発、発展として近代化されることで、消費文化が日本はもちろん世界中で当たり前になっています。
便利で快適な生活ができている反面、地域コミュニティの伝統的な暮らし、文化が崩壊し、消費するだけの暮らし方に本当にこれでよかったのかと何か違和感も感じます。
急に昔の暮らし方に戻すことは難しいと思いますが、自分たちの足元からできること、変えられることを実践していきたいと思いました。
トウモロコシのひげ茶
最後に、1日目に取ったトウモロコシのひげを干して作ったひげ茶もいただきました。
香ばしくておいしいお茶でした。
以上、たかちゃんでした。