自分の手でつくる循環する暮らしで、
わが家の自給率をアップしよう!
風と土の自然学校 梅崎靖志です。
年が明けて、一番寒い時期となりました。
とはいえ、あと1ヶ月半もすれば、
野菜の種まきシーズンが始まります。
タネのことは、自給自足的な暮らしの必修科目。
種まきのご参考に、タネの話をご紹介します。
固定種とか、交配種(F1種)って、聞いたことありますか?
僕たちの食卓に上がる野菜は、
ほとんどが畑でとれたものです。
買ったもの、いただいたもの、自分で育てたもの・・・。
あなたのお宅の食卓は、どれが多いですか?
自分で野菜を育てる場合は、
普通、タネを買ってきますね。
売っているタネには、大きく2種類あります。
ひとつは、固定種。
もうひとつは、交配種とかF1種と呼ばれるものです。
固定種というのは、
たね採りを、何世代も繰り返して、いいものを選抜して
好ましい性質を持つ品種へと育成します。
いわば、タネ屋さんの自慢のタネです。
一方、交配種とかF1種と呼ばれるものがあります。
タネの袋には、
「一代交配」とか、「○○(種苗会社名)交配」と
小さく書いてあります。
また、「F1総太り大根」みたいに、品種名にF1と
入っていることもあります。
かつては、ほとんどが固定種でしたが、
最近は、交配種が主流となっています。
それには、様々な理由があります。
<理由その1>
・交配種は、大きさやカタチがそろうので、
規格外が出にくく、流通に乗せやすい。
・固定種は、大きさにバラツキがあるので、
交配種に比べて、規格外が多くなる。
<理由その2>
・交配種は、収穫までの日数がほぼ同じなので、
流通に乗せやすい。
・固定種は、収穫までの日数にバラツキが出るので、
一斉に収穫して出荷するのが難しい。
<理由その3>
・交配種は、味や香りがおだやかなので、
産地による違いが出にくく、いつでも同じ味で
提供したい外食産業には好都合。
・固定種は、味が濃くて、香りが強い。
品種による違いが大きい。
では、家庭菜園で育てるなら固定種と交配種、どっちがいいと思います?
実は、家庭菜園だったら、断然、固定種がオススメです。
次回は、その理由をご紹介します。
野菜のタネについて、もっと知りたい方にオススメ!
自給用の菜園をするなら、タネのことは必修科目。
自然農と、作物のタネの基本がわかるお話し会を
オンラインで開催します。
オンライン開催 2023年2月11日
自然農とタネの選び方&手づくり循環生活 お話し会
当日、都合があわなくても、
後日オンライン視聴もできます
(視聴期間は、2023年9月末まで)
タネのことを知れば知るほど、
どんなタネを選べばいいのか?
なぜ、自分で種採りすることがいいのか?
私たちの命の根源、作物のタネに
どんな危機が迫っているのか?
が見えてきます。
そして、自分がどんな方針で
タネを選べばいいかがわかります。
・タネって、どれも同じじゃないの?
・固定種とか交配種って、何が違うの?
・自分でタネを採れなくなるって、ホント?
タネのことをもっと知りたい、
自分の手で、自分の食べるものを育てたい
という方に、お役に立つ内容です。
当日は、野菜のタネのお話のほか、
<自然農ミニ講座>で自然農の基本をお伝えします。
耕さず、草も虫も敵とせず、
肥料も農薬も使わない「自然農」の基本がわかります。
もちろん、種まきもご紹介しますので、
草の中にどうやってタネを蒔くかがわかります。
お話し会のおもな内容
・野菜のタネの基本(在来種、固定種、交配種)
・タネを取り巻くお話し
(自家採種できる作物、できない作物など)
・無肥料&無農薬で育てる野菜のタネの選び方
このほか、
・自分の手を動かして、自分の暮らしを作りたい!
・自然農やパーマカルチャーのエッセンスを
取り入れた暮らしを実践したい!
という方向けのオンライン連続講座
「おうちでパーマカルチャー塾」
についてもご紹介します。
よかったら、ぜひどうぞ。
自然農とタネの選び方&手づくり循環生活 お話し会
タネは、私たちの命の根源です。
小さな小さな一粒のタネが、
立派な野菜に育つのを見る度に、
命の神秘と偉大さを感じます。
明日の記事に続きます。
固定種がオススメな理由
<野菜のタネの話 その2>
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