めざせ!植物の達人〜植物図鑑の引き方講座〜 自然のたのしみ方 自然学校

歩いて3分で出会える!「植物の不思議な世界」の楽しみ方

投稿日:2019年9月4日 更新日:

あなたの身近にある「植物の世界」への入口

あなたは、こんな風に感じることはありませんか?

 

・植物は好きだけど、知識がないからわからない・・・

・図鑑で調べようと思っても、どうやって見つけるのかわからない・・・

・食べられる植物がわかったら、きっと楽しいだろうなぁ・・・

・植物のことを知りたいけど、観察に出かける時間がないんだよなぁ。

 

実は、

植物観察は、知識がなくても楽しめるし、

あなたが住んでいる家の近所でも、楽しめます。

 

なぜならば、都会であっても、いたるところに植物が生えているから。

きっと、ご自宅から歩いて3分以内に植物が生えていると思います。

でも、植物の名前も知らないのに、どうやって楽しめばいいのでしょう?

 

植物観察に、名前はいらない!?

植物の名前は、知らないよりも、知っていた方が楽しめます。

たしかに、他の人と、植物の話しをするときにも、名前がわかるとすごく便利です。

でも、名前がわかったからといって、その植物のことがわかるわけではありません。

 

図鑑で調べて、名前がわかる、というのは、

たとえるなら、初対面の人と名刺交換して、名前がわかるようなもの。

つまり、これだけでは、その人のことをわかったことにはなりません。

あたりまえですよね?

 

でも、植物の場合、名前がわかっただけでなんとなく、その植物のことがわかったような氣になりませんか?

これが、名前にこだわることの落とし穴。

 

本当は、その植物と出会ってからが大切です。

じっくり観察して、いろいろ発見すると、距離がグッと縮まります。

 

だから、植物の世界の入口は、名前にこだわるよりも、まず自分の目で観察して発見すること。

これが、とても楽しくて、手軽な方法なんです。

 

よく観察して、いろいろなことを発見すると、興味が湧きます。

「君の名前は・・・」っていう感じ(笑)

名前を調べるのは、それからでもいいと思います。

 

とはいえ、そもそも何を見ればいいのか、わからない・・・

そんな風に感じるかもしれませんね。

 

植物観察は、何を見ればいいの?

オススメしているのは、五感を活かすこと。

まずは、

・目で見る

・さわる

・ニオイをかぐ

 

これが基本です。

 

これなんだろう?と思ったら、手を伸ばして、葉っぱをさわってみましょう。

 

すると、

表面がザラザラだったり、フワフワだったり。

見ているだけではわからない発見が、いろいろあります。

 

まず、じっくり葉っぱや茎を見てください。

肉眼だけでなく、ルーペでのぞくと、そこには初めて目にする世界が広がっているはずです。

 

花が咲いていれば、こちらも、ルーペでのぞくといいですよ。

思いもしないような、造形美に出会えます。

 

また、時には手で葉っぱを軽くこすって、ニオイをかいでみてください。

植物によって、ニオイが違います。

時にはさわやかないいニオイがすることも。

実際、シソ科やミカン科の植物なら、さわやかな香りがします。

 

ていねいに、じっくり観察していくと

図鑑には載っていないたくさんの識別ポイントが見つかります。

こんな風に、自分で発見を積み重ねていくと、

植物の世界がどんどん身近に感じらて、面白くなっていきます。

 

時には、危険な植物もありますのでご用心

五感を使った観察をするときには、注意が必要なものもあります。

ご参考として、わが家の近所で注意が必要な植物をいくつかご紹介しますね。

心配な方は、事前に、図鑑などで危ない植物をチェックしておくといいでしょう。

さわる

ヤマウルシ

たとえば、ヤマウルシやヌルデのようにかぶれる植物があります。

 

葉っぱをさわる程度なら、たいてい大丈夫です。

でも、肌の弱い人の中にはかぶれる人もいますので、注意が必要です。

 

僕は、葉っぱを触るだけなら大丈夫だけど、樹液はダメです。

 

以前、藪の刈り払いをした際に、ヤマウルシが混ざっていて、

片付けの時に切り口に触れたらしく、ひどくかぶれました。

腕だけでなく、顔もはれて「別人みたい」といわれたほど(笑)

 

かぶれると、なかなか治りません。

ウルシにかぶれたら、皮膚科のお世話になるのが近道かも。

 

イラクサ

イラクサは、さわるだけでも超イタイので、要注意です。

少し湿った林の中で、たまに見かけます。

うっかり触れしまい、激痛が走って存在に氣づくことも。

 

数年前、川に降りる急斜面で、ちょっとつかまろうと、

よく見ずに手を伸ばしたら、たまたまイラクサにさわってしまい、イタイ思いをしたことがあります。

 

予期せぬ痛みに、ビビりました〜

 

でも、こういう体験をすると一発で覚えてしまうはず(笑)

 

味をみる

知らない植物の葉や実を、おいしそうだからといって、やたらと口に入れないこと。

これを肝に銘じましょう。

 

ちょっと味を見て、吐き出せばほとんどの場合は大丈夫ですが、

なかには、口に含んだだけで、ビリビリしびれて、はれるものもあります。

 

マムシグサの実

たとえば、

マムシグサのオレンジ色の実。

マムシ草は、サトイモ科。

コンニャクやサトイモと同じ仲間です。

 

サトイモも、生イモの皮をむくと、ちょっとかゆくなることがありますよね。

コンニャクに至っては、生イモを素手でさわると、はれます。

マムシ草の実は、食べられるのかな?と口に入れたら、

それだけで大変なことに。

 

「試しに口に入れてみたら、しびれて、はれて、大変な目にあった」と

体験者(笑)から聞いたことがあります。

 

植物観察が楽しくなる本&おすすめのマイクロスコープ

「まちの植物のせかい」

町中でも見られる植物たちの観察ポイントを、著者ならではの視点で紹介した本。

著者の鈴木純さんは、植物を専門とするガイドもされている、植物にちょー詳しい方です。

 

この本は、写真が豊富で、著者が面白いと感じた観察ポイントをわかりやすく紹介。

また、基本的な知識も押さえているので、植物のことをよく知らない方でも楽しく読むことができます。

 

こういう本は今までなかったなあ、と感じる、斬新で面白い本です。

ページをめくるだけで、本当にワクワクしますよ!

「まちの植物のせかい」 鈴木純 著(雷鳥社)

 

「うまい雑草、ヤバい野草」

危ない植物のことを知りたいなら、たとえばこの本。

著者の主観がかなり入っている分、読み物としても楽しめるかも。

うまい雑草、ヤバい野草 森昭彦 著(サイエンスアイ新書)

 

観察に便利なマイクロスコープ

以前は、植物観察には、20倍の実体顕微鏡を使っていましたが、今はもっぱらこちらのマイクロスコープです。

小型で、観察にとても向いています。

倍率は45倍と60倍があります。

60倍は、倍率が高い分、見える範囲がせまくてちょっと使いにくいかも。

おすすめは45倍です。

※実際の倍率は、45倍もないかもしれないけど、観察にはちょうどいい感じ。

オススメの観察用マイクロスコープ

 

マイクロスコープでのぞけば、そこにはあなたの知らない植物の世界が広がります。

自然の観察が楽しくなること、請け合いです!

 

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