エネルギーの自給自足、自宅でゆるく始めてみては?

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。

わが家のテーマは、「手づくり循環生活」

自分の手を動かして、循環する自給自足的な暮らしを楽しんでいます。

もちろん、エネルギーの自給自足もそのひとつです。

 

とはいえ、田舎暮らしをしていると、ガソリンやガスなどの化石燃料をゼロにするのは、なかなか難しいところです。

というのも、車も使うし、田畑ではには耕運機や脱穀機、草刈りをするには、刈り払い機も必需品です。

 

完全な自給自足ができないとしても、大切なのはできることから始めること

エネルギーの自給自足には、自宅でできることがいろいろあります。

 

目次

エネルギーの自給自足、自宅でできることイロイロ

手づくりの太陽熱温水器

わが家の場合、
初夏から秋には、手づくりの太陽熱温水器が活躍します。

この太陽熱温水器の仕組みは、とってもシンプル。

午前中に、ホースで屋根上の温水器に水を上げ、
午後2時から3時頃、温まったお湯を湯船に落とします。

日中の気温が高ければ、追い焚きの必要もなくて
とっても快適なんですよ。

ネコも大好き、薪ストーブ

そして、冬になると、薪ストーブが活躍します。
ご近所でいただいてきた薪が燃料です。

薪ストーブは、わが家の主力の暖房器具。

薪ストーブは、数年から数十年前に木が取り込んだ太陽エネルギーを利用しています。

燃やしたときには、二酸化炭素が出るけれど、これは数年から数十年前に大気から取り込んだもの。

100年位のスパンで見れば、二酸化炭素が吸収された量と排出された量は、プラスマイナスゼロ。

だから、化石燃料とは違って、カーボンニュートラルなエネルギーです。

ストーブをつければ、いつもお湯が沸いているので、とっても便利。

わが家の飼いネコ サバオも、ストーブの前がお気に入りです。

あまりにもストーブが好きで、冬はひげが熱でチリチリに。

「ストーブに近すぎるんだってば」といっても、やっぱり至近距離に陣取ります。

 

 

小規模な太陽光発電システム

太陽光発電も小さなシステムがあるから、

もし、災害で停電しても、照明とインターネットぐらいなら使えます。

ご近所さんの携帯の充電も、できるでしょう。

電気に限らず、小さくても自立していると、やっぱり安心です。

 

小さな太陽光パネルとチャージコントローラー、バッテリーを組み合わせて使える手づくりの太陽光発電システム。

 

いまは、モバイルタイプの太陽光パネルと、このパネルから直接充電できるリチウムイオンバッテリーがあります。

こちらは、システムを組む必要がなくて、充電ケーブルを差し込むだけなので、とても簡単。

わが家で使っているのは、こちらです。

リチウムイオンバッテリー

僕が購入したときは、インバータが別売りだったのですが、今はセットになってさらに価格も下がっています。

コンセントがそのまま使えるインバータがついているので、とても便利。

  iMuto M5 182Wh/50000mAh ポータブル電源

 

モバイル型太陽光パネル

モバイルバッテリーへの充電のほか、USB端子を使ってスマホなどへの充電も直接できます。

 イムート(iMuto) 充電器 S0L-P60-JP

 

あの「小学一年生」付録に、パーマカルチャーの連載!

今年6月のこと。

小学館の雑誌「小学一年生」のライターさんから、

取材のお申し込みをいただいたんです。

そう、あの「ピカピカの、一年生 ♪」です。

 

なんでも、

「親子で楽しむパーマカルチャー」をテーマに

連載をしているというから、ビックリ!

 

「え、小1の子供がパーマカルチャー!?」

と思ったら、

保護者向けの「HagKum(はぐくむ)」という付録での連載でした!

 

それにしても、大手出版社の名の通った雑誌で、

パーマカルチャーを連載しているなんて驚きです。

 

今のような時代、お子さんのいる保護者世代に、

パーマカルチャー的なメッセージを届けるのは、とても大切なこと。

いやー、小学館さん、さすがです。

 

取材していただいたページは、連載「親子で楽しむパーマカルチャー」

第7回 エネルギーの自給自足にチャレンジ!?

そのなかで、エネルギーの自給自足を実践中!としてご紹介いただきました。

掲載されたのは、2019年9月発売の「小学一年生10月号」

ぜひ、本屋さんで手に取ってみてください。

 

あ、付録だから、立ち読みできません。

ご購入の上、お読みいただけたら、とってもうれしいです(笑)

 

小学一年生 2019年10月号

 

わが家の自給率をアップするコツ

エネルギーでも、食べ物でも、完全に自給自足するのは、なかなか大変。

いきなり完璧をめざすと、たぶんくじけます。

 

だけど、小さく始めれば、できることはいろいろあります。

できる範囲でゆるくやる。

その方が楽しいし、長続きするから、いいと思うんです。

 

そして、少しずつ、時間をかけて、守備範囲を広げていけば、

5年後、10年後には、結構充実してくるはず。

 

日本全体を考えたとき、食料自給率もエネルギー自給率も、

ほかの先進国と比べると驚くほど低いのが実情。

政府も、自給率を高めるための施策にイロイロと取り組んでいるけれど、なかなか効果が上がりません。

 

国全体で考えると難しくても、わが家の自給率を上げるなら、それほど難しくはありません。

 

できることからコツコツと。

そして、楽しみながらやるのが秘訣です。

あなたも、手づくり循環生活、始めてみませんか?

 

風と土の自然学校では、年間講座「自然農と手作り循環生活 実践コース」を開催しています。

毎年4月スタートで、1年間、仲間とともに自給自足の実践に役立つ、知識と技術と知恵を、実践通じて学びます。

詳しくは、こちらをご覧ください。

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