第7期 自然農と手づくり循環生活 実践コース 自然農と手づくり循環生活 自然農と手づくり循環生活 レポート

自然農のうね立て&種まき 4月レポート2日目

2018/05/10

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。
 
4月から始まった第7期 自然農と手作り循環生活 実践コース。
4月のレポート2日目です。
 
担当してくれたのは、タカちゃん。
ありがとうございます!
 
 
では、どうぞ〜
 

ウォーミングアップ 朝の散歩

朝から雨でしたが、みんなで田んぼ見学に行きました。
スズメの鉄砲がたくさん生えていたので、みんなで草笛の練習。
 
 
 
田んぼにはレンゲの草がたくさん生えていました。
レンゲの花はマメ科で、根には根粒菌がついていました。
 
根粒菌は、空気中の窒素を地中に取り込んでくれるので、
レンゲの草は窒素肥料をまくのと同じ効果があるとのこと。
 
マメ科の植物は根粒菌に栄養分をわけて、
根粒菌は空気中から固定した窒素を植物の根に供給する共生関係にあります。
土地の豊かさによって、根粒菌の数は異なるそうです。
豊かな土地なら根粒菌の数は少なく、やせた土地だと根粒菌の数は多くなるようです。
ただし、養分が少なすぎると、植物が根粒菌に栄養分をわける余裕がなくて、
窒素固定ができないこともあるようです。
 
根についた小さなコブを割って、赤くなっていれば窒素固定をしています。
白い場合は、窒素固定をしていないそうです。
 
 レンゲの根についた根粒
 

畑のグループわけ

畑に移動し、班分けを行いました。
これから自分たちの手で作物を作っていく場ができたことでより愛着が湧く感じがしました。
 
 
 
 ブランチまで、少し時間があるのでおやつをいただきました。
 
 
 

【講義】自然農の基本

座学で自然農の基本についての講義でした。
自然農のポイント、なぜ耕さないのか、肥料、草取り、種まきの方法、
種子の種類についてレジュメを用いての説明でした。
 
農薬の使用量は、肥料の使用量に比例するということを初めて知りました。
 
肥料を使えばより安定して作物が作れると思っていましたが、
肥料を使用すると害虫の被害が発生しやすくなり、
その駆除でまた農薬を使用するという悪循環になっているとのこと。
 
また、自然農でも、地力がまだあまりない畑では、
補いとして米ぬかや油かすをまきます。
 
年月を重ねるうちに、十分に地力がついて、何を作っても
よくできる用になったところへ、さらに補いとして米ぬかなどを
まくと、過剰になります。
すると、虫が大量発生してしまうこともあるそうです。
 
これは、虫がもう十分土地は整っているよ、と教えてくれているわけです。
 
また、雑草のスギナは、カルシウムやマグネシウムの少ない酸性土壌に生えます。
そして、スギナは多くのカルシウムとマグネシウムを含みます。
だから、やせた土地に生育することで、地中からカルシウムやマグネシウムを集めて、
土地を豊かにする役割を果たしているわけです。
 
雑草というと、土中の養分を作物から横取りして、
作物の成長を阻害するものかと思っていました。
 
ところが、虫にも雑草にもきちんと役割がある。
必要なところにあるべくして存在していることを知りました。
 
自然の営みは人間が手を加えなくても、
自ら調和できることにすごいなと思い、
自分たちの生き方の縮図のようなものが自然の中にはあって、
ずっとメッセージを出してくれているような気がしました。
 
 

種子の種類の講義

種には固定種、在来種、F1種(交配種)といった種類があり、
F1種は、メンデルの遺伝の法則でいうところの第1世代にあたるもの。
 
現在販売されているタネには、F1種もたくさんあります。
異なる品種を掛け合わせると、雑種強勢(ざっしゅきょうせい)といって
親世代の作物より大きく病気に強くなります。
 
また、遺伝的に均一になるので、生育がそろい、効率的な生産ができます。
 
そして、一般的にF1種は、香りや味が薄いので
作物の個性に味が左右されにくく、外食産業では好まれるそうです。
 
 
現在は、雄性不稔(ゆうせいふねん)という、
花粉をつけることができない品種も多くなっています。
こうした品種は、種苗会社から毎年購入する必要があります。
 
また、自家採種の禁止やタネの流通が規制されている国が既にあるとのこと。
 
ほかにも、遺伝子組み換え作物は、農薬と肥料の使用を前提としているため、
セットで販売されることなど、様々な現実があることに衝撃を受けました。
 
 
自分たちの生活は便利で快適になったけれども、
もっと効率的に、もっと大量にといった経済効率を
優先した世界に何か違和感を感じました。
 
中々答えが出ませんが身近なところからよく考えていきたいと思います。
 

グループの畑の作付け計画

講義の後は、班の畑への作物の計画作りでした。
 
コンパニオンプランツという2種類以上の植物を
組み合わせることで害虫防除の効果などを引き出せる
相性の良い組み合わせを考えながら、班ごとに計画を
立てました。とても難しかったです。
 
梅ちゃんからアドバイスをもらいながら
班の仲間と一生懸命アイデアを出し合い、計画を作ることができました。
 
 
 
 
 
講義の後は、ブランチでカレーをいただきました。
ナンは、自家製の無農薬小麦!おいしかった〜
 

うね立て作業(前日の続き)

畑に出て初日に途中まで作った畝作りの続きを行いました。
みんなで作業すると広く感じた畑でも早くできてよかったです。
 
最後は、闊達地をうねの上に戻します。
 
水の波紋のような円形のかわいい畝が出来上がりました。
 
 
うね立てをした畑に、生えていたエンドウの苗の移植もしました。
 
移植の手順は以下の通りです。
 
1.エンドウのまわりにたっぷり水をやる
2.エンドウの根を傷めないように、周りを大きめに掘りあげます。
3.移植先の場所に、支柱として竹の枝を刺します。
4.小さいスコップで枝の内側の土を掘り穴をあけます。
5.あけた穴に水をそそぎ、水が引いたら株を入れて土をしっかり押さえます。
 
移植の時には、根本に土をつけたままにしておくことで、
根も傷まず、環境の変化も最小限に抑えられるそうです。
 
 
 

自然農の種まき

班毎に分かれてグループの畑で、午前中に作成した計画に沿って
種まきを行いました。
はじめにタネの袋の開け方や注意事項を教わりました。
 
1.タネの袋は、下を切って開ける。
  余ったタネを保管するとき、切り口を折りたたむので、
  上を切ってしまうと名前が見えなくなってしまう。
 
2.タネが湿気を吸うと、袋の中で休眠からさめて芽を出そうとしてしまう。
  袋の中では成長できずに枯れてしまうため、発芽率が下がる。
  湿気を吸わせないために、タネの袋は地面に置かない。
  また、夏は直射日光にも注意する。
 
3.種をまく時は、お椀に移すと作業しやすい。
  タネを土で汚すと、土の水分を吸ってしまうので、土をつけないように気をつける。
 
 
 

種まきの方法

次に「点まき」と「すじまき」の方法を教わりました。
大きいタネ(キュウリ、トウモロコシ、大豆)は点まき。
小さいタネ(カブ、小松菜)はすじまきが適しています。
 
 
点まき
 
1.地表面の草を刈ります。
  鎌を土に差し込む感じで刈ると、草が残らずにきれいに枯れます。
 
2.耕していないので、雑草の種は、地表面にあります。
  そこで、表面を鎌でひっかきます。深さは1㎝位。ひっかいた土を脇によけます。
 
3.根切りをして、地中に残っている根を切ります。
  根切りは、深さ3㎝から5㎝ほど鎌を土の中に入れます。
 
4.土の表面をならして整えます。
 
5.指先で3か所穴をあけ、それぞれに種を1粒ずつ入れます。
 
6.土をかぶせてしっかり押さえます。
 しっかり押さえることで、乾燥を防ぎ、毛細管現象で地中から水が引き上げられます。
 また、土と種がしっかり密着するので発芽しやすくなります。
 
7.はじめに刈った細い草を上にかぶせます。広い葉をかぶせると、発芽の邪魔になります。
 

 
 
「すじまき」もほとんど手順は同じ。
土の表面をならして整えた後、鎌の背で溝をつけます。
溝に2㎝から3㎝間隔で種をまいて、後の手順は点まきと同じです。

ネギの苗も植えました。
1.クワを地面に水平に入れて草を削ります。
 
2.土を掘りわきによせます。
 
3.土を寄せたところと反対側へ苗を並べます。
 
 
4.途中まで土をもどし、藁を入れます。中で藁が腐り、ネギが抜けやすくなります。
 

5.残りの土をもどします。
ネギの苗は土に埋まっている部分が白くなり、日に当たる部分が緑になります。
今日の種まきはここまででした。
 
班の仲間と協力して、計画通り種をまけて良かったです。
 

2日間のふりかえり

2日間のふりかえりを行いました。
農作業をしている時は時間も忘れて取り組んでいる自分がいました。
楽しいと感じるものは時間の流れもあっという間に過ぎてしまうのですね。
 
農作業中は誰かから指示を受けて動くのではなく
やってみたいという気持ちやワクワクした気持ちで一杯で、
とても充実した時間だったと感じました。
 
以上です。
 
また来月の講座もよろしくお願いします!   
 
 

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