樹木を調べるのに役立つ植物図鑑の選び方

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

植物を調べたいときには、図鑑が役立ちます。

植物図鑑は、草本図鑑と樹木図鑑に分かれています。

草花を調べるときには、草本図鑑、
樹木を調べるなら樹木図鑑です。


でも、図鑑であれば何でもいい、というわけにはいきません。

種類を調べるなら、検索図鑑を選ばないととても苦労します。

 

図鑑選びのポイントは?

検索する手がかりとしてよく使うのは、
花や実の色や形、季節、生育環境、葉っぱの形など、
いろいろあります。

草本では、花の特徴を手がかりに検索する図鑑が使いやすいのですが、
樹木の場合は、葉っぱで検索できる図鑑がオススメです。

僕が使いやすいと思うオススメは、次の4冊です。

 

フィールド・ガイドシリーズ23 葉で見わける樹木 増補改訂版 (小学館のフィールド・ガイドシリーズ)/林将之

¥2,037

 

くらべてわかる木の葉っぱ/林将之

¥1,998

 

葉でわかる樹木 625種の検索/馬場 多久男

¥3,360

樹木の葉 実物スキャンで見分ける1100種類 (山溪ハンディ図鑑)/山と渓谷社

¥4,903

「葉で見わける樹木」は327種の写真が掲載されています。

「くらべてわかる木の葉っぱ」は550種で、
「葉でわかる樹木」は625種が掲載されています。

初めての方には、「葉で見わける樹木」がとっつきやすいと思います。
また、「くらべてわかる木の葉っぱ」も、検索表が工夫されているので、
使い勝手がよいと言えます。

そして、段々と熱が入ってくると、きっと「葉でわかる樹木」が欲しくなってくるはずです。
また、2014年に発刊された「樹木の葉」は、なんと1100種類が掲載されています。

掲載種が多い分、少々重いですが、かなり重宝します。

いずれの図鑑を選ぶとしても、1冊ですべて完璧!というわけにはいきません。

僕は、植物と関わりはじめて約30年になりますが、
持っている図鑑の数は、何冊あるだろう・・・。

解説ポイントが異なるので、2〜3冊あるとずいぶん重宝します。

余談ですが、僕は大学時代に「葉でわかる樹木」の著者である
馬場先生から、樹木の見分け方の手ほどきを受けました。


当時は、「葉でわかる樹木」の姉妹編「冬芽でわかる樹木」がちょうど出版されたころでした。

僕が植物を好きになったのは、馬場先生との出会いが大きかったなぁ。

 

樹木図鑑を使いこなすには?

植物図鑑をひとりで読み解き、使いこなす、というのは結構大変なことです。
ところが、知ってる人にポイントを教わりながら何度か調べてみると、
一人でも「これなら何とか調べられるかも!」、という気分になってきます。

ちなみに、図鑑ですべての特徴が解説されているわけではありません。

よく観察すると、図鑑には書かれていない識別のポイントを見つけることができます。
また、楽しく効率的に覚えるコツもあります。

植物図鑑の引き方講座『めざせ!植物の達人』では、
図鑑の使い方や楽しく効率的に植物を覚える方法を、楽しく学んでいきます。

 

自分で言うのもなんですけど、とても面白い講座です。
参加者のみなさんが、そう言ってくれるので間違いないと思います(笑)


植物図鑑をまったくさわったことのない人でも、
2日目の夕方には自分で図鑑を使って検索できるようになりますよ。

また、単なる図鑑の使い方講座じゃないので、
自然と触れ合う上で役に立ついろいろな視点が得られます。

もちろん、植物図鑑を触るのが初めて、という方にも
わかりやすくすすめていきますのでご安心ください。

そして、ある程度の経験がある方にも、きっと満足いただけるように組み立てています。


タイミングの合う方とご一緒できるのを楽しみにしています!

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