わら灰で作る 昔ながらのコンニャクが美味しすぎて困っちゃう

 

年間講座の仲間たちと、
わら灰を使った昔ながらの
コンニャクづくりをしました。
 
 
コンニャクづくりには、
いろいろな方法があります。
 

30年ほど前に、
当時の勤め先で教えてもらったのが
コンニャクソーダを使う方法。
 


 
 
僕は、わらを使うこの方法で作る
コンニャクが一番好き。
 
 
ポイントは、
わらを燃やして黒くなったところで
お湯に投入して灰汁(あく)を作るというところ。

 
ワラの量が少ないと、
うまく固まらないけど、
ここをクリアすれば、
たぶん失敗しないと思います。

 

僕たち家族が運営する
「風と土の自然学校」の年間講座でも、
当初はコンニャクソーダを
使っていました。
 
 

次に、当時のお隣さんに
教えてもらったのが、
石灰を使って固める方法です。
 
 
 
こちらは、
ソーダを使うよりもえぐみが少なく、
おいしくて驚きました。


そして、昨年からはじめたのが
わらを燃やして作った灰汁を
使うやり方。
 

昔はこれが普通のやり方
だったと思うけど、
いまはわらが手に入りにくいので
石灰やソーダを使う様に
なったのでしょう。

 
石灰やソーダを使う方法は、
きちんと量を計らないと
おいしくできません。
 
 
でも、わら灰を使うこの方法は、
コツをつかめば
量りがなくても大丈夫。
 
おいしくできることがわかりました。
 

目次

わら灰で作る昔ながらのこんにゃくづくり

 

まず、わらを燃やします。

使ったわらは、もちろんわが家の稲わらです。

 

炎がおさまり、熾(おき)になったら、
鍋のお湯に投入〜

 

こんな感じで黒い液体ができます。

 

ザルと手ぬぐいでわら灰を濾します。

写真は、竹ざるのしたに、もう一つ
手ぬぐいを敷いたザルがあります。

 

炭状のわら灰に、濾した灰汁を
何度も通します。

 

すると少しずつ透き通ってきます。

 

この灰汁と皮をむいたこんにゃく芋を
ミキサーに入れてペースト状にします。

昔は手ですりおろしていたのですが、
今回は時間短縮のため、文明の利器を使用(笑)


 

よく練って、休ませます。

 

 

固まってきたら、お椀ですくって
手で形を整えます。

 

大鍋に沸かしたお湯に入れます。

 

今回は、生の芋をすりおろしたので、

火が通るまでよく煮ます。

 

市販のこんにゃくよりも柔らかく
刺身こんにゃくとして美味しくいただきました。

 

後日、参加者さんからは、

「あのこんにゃくが美味しすぎて
市販のこんにゃくが食べられません〜」

とメッセージが届きました(笑)

 

年間講座では、
コンニャクづくりや味噌づくりなど、
食に関することはもちろん、

自然農や木工、糸紡ぎ、健康、
自然エネルギーの活用まで、

自分の手でつくる
循環する暮らしをテーマに
体験を通じて学びます。


メルマガ風と土の便りでは、
わたしたちの
手づくりの暮らしを
通じて、その魅力をお届けしています。

また、講座のご紹介もあります。


自分の手でつくる暮らしにご興味があれば、
きっと気に入っていただけると思います。
 
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ちなみに、
コンニャク芋は、里芋の仲間です。


生のイモに素手で触ると
めちゃくちゃかぶれます。
 
 
そんなイモを工夫して、
手間をかけて

おいしく食べられる様にした
先人たちの知恵と根性😅には
脱帽です!

柔らかくておいしいコンニャクは、
大人はもちろん、
子供たちにも人気でした〜

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