いざ田舎で暮らそう!と思っても、
なかなか物件が見つからず、
苦労することがあります。
なので、時々質問をいただくのが、
田舎の物件の見つけ方です。
普通は、不動産屋さんをまわって
物件を見つけるわけですが、
田舎であればあるほど、
都会のようなわけにはいきません。
今から20年前、
僕がまだ独立する前のこと。
富士山の麓に拠点を置く
自然学校で仕事をすることに
なったときもそうでした。
田舎暮らしの憧れもあり、
せっかくなら、庭のある一戸建て。
できれば古民家のような家に
住んで、小さな畑で野菜づくりを
やりたいと思っていたんです。
そこで、
不動産屋さんで
物件探しをしました。
でも、
思うような物件は皆無でした。
不動産屋さんが扱う物件は、
ほとんどがアパートか、
賃貸用に建てられた一戸建て。
その時に案内されたのも、
車がようやく1台停められる
スペースがあるだけの
街中の物件ばかり。
当時、僕は知らなかったのですが、
田舎の集落には、空き家はあっても、
さまざまな事情で
貸してくれるところは意外と
少ないんです。
困っていたら、
勤務先になる自然学校の
マネージャーが、
「山向こうの集落に
空き家があったわよ」
と教えてくれました。
早速、車でその家を
見にいったら、
年季の入った古民家でした!
ひと目で気に入ったのですが、
さて、どうしたものか・・・。
たまたまお孫さんを連れて
散歩をしているおじいさん
がいらしたので、声をかけました。
大家さんはちょっと遠いけど、
親戚のうちがあるから、とのこと。
結果、ご親戚を介して
大家さんにお願いして、
無事に貸していただける
ことになりました。
そのままでは、
快適には住めないので、
家賃がない代わりに、
改修費は自分持ち、
という契約に(笑)
かなり、イレギュラーな
経緯で、ご縁をいただいたわけです。
最近は、移住促進に
取り組んでいる市町村も多くなりました。
空き家バンクとして、
物件情報を蓄積している市町村も
あるので、住みたい地域の役所に
問い合わせてみるのがおすすめです。
ネットには、
まだ掲載していない情報を
教えてもらえたりすることも
あるかもしれません(笑)
また、
田舎暮らし用の物件を
専門で扱っている
不動産屋さんもあります。
どんなふうに暮らしたいのか?
イメージが固まっていると、
物件探しもスムーズですね。
どうぞご参考に。
田舎暮らしをしたいけど、
実際にはどうすればいいの?
というときは、
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静岡の古民家では、
その後、新潟に転勤になるまで、
6年間、暮らしました。
新潟から東京を経た後、
山梨へ移住することになるのですが、
その時は、友人を介して、
またもや大家さんと直談判(笑)で
農村集落のお家を借りて移住しました。
物件情報をキャッチする方法は、
ほかにもいくつかあるのですが、
それはまた今度。
寒さが厳しくなってきましたね。
暖かくしてお過ごしください~