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暮らしに循環!段ボールコンポストの作り方

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自分の手で作る循環する暮らしで
わが家の自給率をアップしよう!

風と土の自然学校 梅崎靖志です。

 

私たちの自然学校は、

自然と調和した循環する暮らしを
テーマにお伝えしています。

 

家族で運営している自然学校なので、
梅崎家の暮らしの実践を紹介したり、

一緒に実践しながら学んでいく
スタイルです。

 

暮らしの中に循環を作る時、
取り組みやすいものの1つは、
生ゴミの堆肥化です。

 

生ゴミを堆肥にして、
畑に戻していけば、
ここで小さな循環が生まれます。

もちろん畑だけでなくて、
プランターにも使えます。

 

先日も、年間講座
「自然農と手づくり循環生活 実践コース」で

段ボールコンポストをみんなで作りました。

 

段ボールコンポストの作り方

段ボールコンポストの材料は、シンプルです。

・しっかりとした段ボール箱

・布ガムテープ

・新聞紙

・腐葉土と米ぬか

・水

・移植ごて(小さなシャベル)

・段ボールにかぶせる大きめの布
(古いTシャツなど)

・ゴムひも(手芸用の平ゴムひもなど)

 

 

・しっかりとした段ボール箱がおすすめ

リンゴ箱は、厚みがあって
しっかりしているのでおすすめです。

もちろん、リンゴ箱でなくても構いません。

ある程度深さがあり、開口部が広くて、
しっかりとした箱をおすすめします。

スーパーなどで、
良さそうなものをもらって来てください。

 

・布ガムテープで段ボールを補強

重ね貼りできるテープであれば、
布ガムテープでなくても大丈夫です。

段ボール箱の補強に使います。

底面と側面の折り目部分と、
底面に十字に貼ればOKです。

 

段ボールのふたは、内側または外側に折り返します。
こうすることで、強度がアップします。

なお、段ボール箱の高さが足りない時は、
ふたの部分を立てて、ガムテープでとめて
使ってもOKです。

 

段ボール箱の補強が終わったら、
新聞紙(朝刊1日分)を
段ボール箱の底に敷きます。

段ボール箱の底面よりも1センチほど
小さめに折ると、段ボールの中に敷いた時、
ピッタリのサイズになります。

 

腐葉土と米ぬかで発酵床を作る

生ゴミを分解する発酵床を、

腐葉土と米ぬかで作ります。

 

腐葉土:米ぬか=6:4

 

この2つをよく混ぜます。

段ボールの四隅などは、混ぜ残しが出やすいので、
特に注意します。

 

 

混ざったら、水を加えます。
水が行き渡るように、さらによーく混ぜます。

 

 

水分量の目安は、40〜60%程度。

握ると団子になるけど、
触ればホロっと崩れる位。

ギュッと握ると水がじわっと染み出る程度を
目安にします。

↑指の間から水がにじんでいるのがわかりますか?

 

数時間もすれば、発酵熱が出てきて
段ボールコンポストがあたたかくなってきます。

 

布でふたをする

最後に、段ボールコンポストに布でふたをします。

虫が入ってくるのを防ぎます。

 

手芸用の平ゴムひもなどで輪を作り、
段ボール箱にかぶせた布を留めてください。

 

         

 

段ボールコンポストの使い方

発酵床に穴をあけて、生ゴミを入れます。

その上から、一握りの米ぬかを振りかけて、
米ぬかと生ゴミを移植ごてで軽く混ぜます。

それを埋めれば完了です。

 

翌日は、埋める位置を変えます。

2〜3日もすれば、形が見えなくなるので、
また同じところに埋められます。

 

なお、使っていると、上は乾燥気味、
下は湿りすぎになりがちになります。

水分量が多すぎるとベチャベチャになり、
段ボールの底も破れやすくなります。

また、酸素不足で嫌気性の発酵となり、
腐敗して臭くなったり、
虫が発生しやすくなります。

時々、全体をよく混ぜて、水分量を平均化
してあげてくださいね。

 

ちなみに、段ボールコンポストには、
移植ごて(小さなスコップ))を
1本入れておくと便利です。

このとき、おすすめなのは、
ステンレス製です。

 

100円ショップなどでも売られている
移植ごては鉄製なので、
コンポストに入れっぱなしにしておくと
あっという間にさびます。

もちろん、毎回使ったら、軽く
水洗いすれば、それでも使えます。

 

ずぼらな、いや、お忙しい方には、
ステンレス製がおすすめですよ!

 

<ここまでの写真は、庄司直人さん撮影 ありがとうございます!>

 

段ボールコンポストの設置方法

段ボールコンポストは、

ベランダや軒下など、雨の当たらない屋外が
いいでしょう。

キッチンから生ゴミをもって行きやすい
場所が使いやすいですね。

雨が当たるところでは、段ボール箱がぬれて
ブヨブヨになるし、

屋内に置くと、家中ぬか漬けのような
匂いになるので、家族から嫌がられるかも(笑)

 

屋外だったら、少しぐらい虫が出ても
あまり気になりません(人によるけど😁)

 

なお、生ゴミはほとんどが水分なので、
毎日生ゴミを投球しても、さほど量は増えません。

一度作れば、3〜6ヶ月は使えますよ。

 

なお、設置する時は、

底面の通気ができるように、直置きせずに
少し隙間が空くように、すのこなどを敷きます。

 

もちろん、隙間が空けばいいので、

角材を何本か下に置くだけでもOKです。

 

段ボールコンポストでできた堆肥の使い方

土に混ぜ込んで使う場合は、
完熟状態にする必要があります。

完熟状態になったかどうかの目安は、

・入れた生ゴミの形が見えない

・匂いを嗅ぐと、土の香りがする

 

わが家でしている自然農の場合、

耕さないので、野菜の株元などに
適量をまいてあげる感じになります。

 

この場合は、地表面なので、
完熟状態になっているかどうかは
気にしなくても大丈夫です。

 

耕している畑でも、表面にまくのであれば、
徐々に分解していくので、
熟成度合いをあまり気にする必要は
ありません。

よくある質問とうまくいくためのポイント

先日の年間講座で作った「段ボールコンポスト」

自宅で使ってみたい人に持ち帰っていただき、
使ってもらいました。

 

そうしたら、早速ヘルプが!

 

「カビが生えてしまったんですが、どうしましょう〜」

えっと、細菌類の働きで分解が進みます。

カビちゃんたちが増えるのは、
分解をしてくれている証拠なので、大丈夫です。

生ゴミと米ぬかを入れて、毎日かき混ぜれば
どんどん分解されていきます。

 

「水が染み出してきました、どうしましょう〜」

普通は、水が染み出すことはありません。

なんでかな?と聞いてみたら、

 

ほかほかと温かかったコンポストの温度が下がり、
表面が乾いていたので、水を足してみたとのこと。

たしかに温度が上がると、
水分が蒸発するから表面は乾燥傾向になります。

 

でも、乾いているのは表面だけです。

 

よほど全体がパサパサに乾かない限りは、
水を足すことはしません。

生ゴミを毎日入れることで水分が供給されます。

 

段ボールの底から水が染み出てしまったという
今回のケースは、水の入れすぎですね。

 

水分に偏りが出ないように、
底までしっかりとシャベルを入れて、
かき混ぜてあげるのがポイントです。

 

なお、直射日光が当たる場所にしかおけない場合は、
気温が上がる夏には、乾燥しすぎることがあります。

そういうときは、大きめのポリ袋(ゴミ袋とか)を
上からかぶせて、蒸発しすぎにならないように
調整してあげるのもいいでしょう。

もっとも、発酵のためには酸素が必要なので、
毎日、かぶせたポリ袋を外して
よくかき混ぜてあげてくださいね。

 

コンポストの温度が下がってしまいました

温度が下がっても、分解が進んでいれば
問題ありません。

なかなか分解が進まない、
ちょっと元氣がないかな、という時は、

米ぬかを足しましょう。

米ぬかは、菌類のえさになります。

 

また、食用廃油は菌ちゃんたちの大好物なので、
投入すると、また元気になりますよ。

 

 

ご自宅で手軽にできる生ゴミの循環、

段ボールコンポスト。

 

よかったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

 

私たちの風と土の自然学校では、
自分の手で作る循環する暮らしをテーマに、
無料メルマガ「風と土の便り」を配信しています。

 

自然農やパーマカルチャーの
考え方を活かした暮らしの様子や
風と土の自然学校の情報をお届けします。

くわしくは、こちらをご覧くださいね。

 

 

僕も、東京のマンション暮らしをしていた時は、
ベランダで段ボールコンポストをして

できたたい肥は、借りた畑で使っていました。

 

いまは、段ボールコンポストを経由せずに、
庭に穴を掘って土に戻しています。

 

生ゴミの堆肥化は、調べるといろいろな方法が
出てきます。

きちんとやろうとすると、何をどうすればいいのか
わからなくなってかえってできなくなったり
することもあります。

 

とりあえずやってみると、

「あ、結構テキトーでも大丈夫なんだ」

とわかることも多いものです。

 

もちろん、
失敗することもあります。

そういうときは、

今回の段ボールコンポストの
「よくある質問」にも書いたように、

ちょっとした勘違いや間違いが
原因になっています。

そこをちょこっと直せば、
うまくいきます。

 

自分の手で作る循環する暮らしには、
すごく高度な技術や専門的な知識は、

必要ありません。

基本は、昔の人達がふだんの暮らしの中で
普通にやっていたことですから、

そんなに難しかったり、
ややこしかったりはしません。

ポイントがわかれば、誰でもできるんですよ。

 

では、手づくり循環生活、
ご自宅でぜひ楽しんでみてください!

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