【開催】建築素人の私もたくさん体験できて、すごく濃い時間!

自分の手で作る循環する暮らしで
わが家の自給率をアップしよう!

風と土の自然学校 梅崎靖志です。

「建築素人の私もたくさん体験できて、すごく濃い時間でした!」

「建物の完成がたのしみです!」

こんなうれしい感想をくださったのは、
9月からスタートした建築ワークショップの
参加者さんたちです。

セルフビルドという言葉に惹かれた方、

古民家の改修にチャレンジするために、という方、

以前からログハウスを自分で建てたいという
夢の実現に向けて一歩を踏み出したい、という方

みなさん思いはさまざまです。

 

そして、
今回から合流したみなさんは、
建築はまったく初めてという方が多く、
初めての電動工具にも挑戦しました!

初めはおっかなびっくりだった
丸ノコや、インパクトドリルなどの電動工具にも
少しずつ慣れて、

「自分たちの手で建物ができるなんて
ワクワクする〜!」

とみなさん、目を輝かせていました。

 

今回取り組んでいるのは、
丸太を使った「パン焼き窯の屋根づくり」。

本職の大工の棟梁から直接学ぶ
この建築ワークショップは、

「建築工房 藁(わら)」代表の杉山さんに
指導をお願いしています。

パン焼き窯を作る前にまずは屋根づくり。
今回は、間伐材の丸太を柱に使います。


完成イメージ図

 

今回も、
建築の楽しさをシェアできる仲間が増えて
とってもうれしいです!

まだ、今期のワークショップは始まったばかりですが、

「自分たちの手で建物が作れるなんて!」
「早く完成したところを見たい〜」

など、たくさんのご感想をいただいています。

今回取り組んでいる
「パン焼き窯の屋根づくり」は、

柱に間伐材の丸太を使います。

四角く製材された材木ではなく、
「丸太」を使うというのが今回のミソなんです。

目次

なぜ、丸太を使うのか?

いまは、丸太を扱える大工さんが
少なくなっていることもあり、
製材された材木を使うのが普通です。

でも、丸太を使って建物作りができると、
間伐材として山から伐り出した木が
そのまま建物の材料として使えるんです。

もちろん、
丸太を材料として使うためには、
ちょっとした知識とコツが必要です。

だけど、それさえわかれば、
製材して四角い材木にする必要が
なくなるので、山に生えている木々が
そのまま建物の材料になるなんて、
ワクワクしちゃいます。

今日は、丸太をあつかうためのコツを
一つご紹介しますね。

丸太をあつかうコツは、中心を決めること

丸太は、表面がデコボコしているし、
根本と先端では、太さも違います。

製材された材木のように平らな面があれば、
柱が垂直に立っているのかわかりやすいし、

柱と柱を横方向につなぐ梁(はり)が
きちんと水平になっているかどうかも
わかりやすいのですが、

丸太は、根元と先端では太さも違うし、
垂直や水平を判断するにも、
平らな面がないのでよくわかりません。

だから、垂直にしたい、水平にしたい、
と思っても、

「どうすればいいの〜?」

と困るんです。

 

では、どうすればいいのか、と言えば、

垂直や平行を判断するための基準となる
丸太の中心を「自分で決める」わけ(笑)

具体的にどうやるのかといえば、、、

①丸太の木口の真ん中に線を引く

丸太の木口(切断した面)は
根本側とこずえ側の2つあります。

まず、片側の木口の真ん中に
1本の線を引きます。

②丸太の中心線を引く

①で引いた線に沿って棒を立てます。
(下の写真 手前にある垂直な棒)

次に、反対側の木口の中心に
もう1本の棒を立てます。
(写真奥、赤い服の人の目の前に
ある棒のこと)

上の写真のように
2本の棒が平行になる位置で
2本目の棒を固定します。

そうしたら、丸太の縦方向に
この2本の棒をつなぐ
長ーい線を引きます。

この線を、
垂直や水平を決める基準として使います。

でも、丸太の縦方向に長ーい線をまっすぐ
引くのは大変。

その時に活躍するのが、ジャジャーン

墨つぼ(すみつぼ)です。

糸車に巻きつけられた糸に、
墨を染み込ませて、材料に線をつけます。

 

丸太に、この基準線をつけることで
柱なら、基準線が垂直になるように立てる。
梁なら、基準線が水平になるように据えつける。

と、作業を進めることができるわけ。

 

かつては、
丸太を使って建物を建てるのが
普通でした。

使う道具は、
墨壺や差金など、シンプルです。

こうした
大工道具の使い方がわかると、
角材だけでなく、丸太も製材することなく
使うことができます。

昔から伝わる知恵を、
実際に体験しながら
みんなで力を合わせて
建物づくりに取り組める幸せ!

建築現場は、
危険がたくさんある場所なので、
普通は、素人が足を踏み入れる
ことがなかなかできない場所です。

だからこそ、
建築に興味を持つ普通の人が、
安全に作業できるペースで、
力を合わせて、一緒に建物づくりに
取り組める機会は滅多にありません。

建築は、
実際にやることで初めて腑に落ちることが
たくさんあります。

本や動画を見ただけではイマイチ
よくわからない、ということも多いんです。

今回も、ワークショップを通じて、
建物づくりの魅力と楽しさを
わかちあうことができて本当にうれしいです。

今年は屋根を作り、
来年はいよいよパン焼き窯づくり。
パン焼き窯の隣には、カマドも作ります。

パン焼き窯&カマドが完成したら
野外キッチンのできあがり!

手づくりの暮らしの楽しさが
さらに広がります。

こうした暮らしの魅力をたくさんの人と
いっしょにシェアできる。

そのための場を一緒に作ってくれる
仲間の存在は、本当にありがたいですね。

そして、これに付き合ってくれる棟梁にも
感謝の気持ちでいっぱいです。

 

暮らしに関わるテーマは
建築を始めとして、多岐にわたります。

自分の手で自給自足的な暮らしをつくる
「手づくり循環生活」がうまくいくコツは、

いきなりすべてを自給自足しようとせずに、
いまの自分にできることや興味のあることから
少しずつ始めること

これがうまくいくコツなんです。

初めはおっかなびっくりだった
電動工具も、正しい使い方を覚えることで、
安全に使えるようになっていきます。

こんなふうに、できることから
少しずつ取り組むことが、
手作り循環生活への近道です。

私たち「風と土の自然学校」の
メルマガ「風と土の便り」では、

自分の手でつくる暮らしの魅力を
お伝えしています。

できることからやってみたい、
という方には、とってもオススメです。

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ちょっとハードルが高く感じられることでも、
やってみるとわりと簡単にできることも多いし、
なによりも、暮らしが楽しくなるものです。

大切なのは、気軽にできることから
始めること。

普段の何気ない暮らしのなかで、
豊かさを感じられるのが「手づくり循環生活」です。

この記事が、
興味のあることから暮らしを楽しむ
小さなきっかけになったらうれしいです。

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