こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
先週の土曜日は、自然農体験会でした。
今回のテーマは、薪と小枝で楽しむ おいしい「野外料理」。
午前中は、もみ殻を燃料にしたぬかくどご飯や、手づくりピザ、燻製などをみんなで作り、
午後、自然農の体験をしました。
ぬかくどご飯
秋に収穫したうるち米に、黒米を少々入れて炊きました。
車のエンジンオイルが入っていた20リットルのペール缶と、
業務用のトマト缶に穴を空けて作った、簡単かまど。
安曇野パーマカルチャー塾をずっと一緒にやってきた、
シャロムヒュッテの臼井健二さんが考案したものをベースに作っています。
短い薪が数本あれば、8合程度のご飯なら余裕で炊ける優れもの。
火力が強いので、だいたい20分ぐらいで炊き上がります。
手づくりピザ
まずはつくり方の説明です。
手づくりピザは、ダッチオーブンを使って焼きます。
焼くときに、ダッチオーブンをひっくり返して使うのがみそ。
つまり、フタを鉄板にして使います。
少し水を入れて蒸気を上げて、鍋をかぶせると、ふっくらと焼き上がります。
味は、トマトソースの他、夏に作ったバジルペースト味も。
おいしくて、楽しくて、焼き上げて、切り分けたそばから、あっという間に完売です(笑)
ピザ生地がなくなったあとは、具材だけを焼いた「生地なしピザ」(笑)や、
チーズだけを焼いた「チーズ焼き」も人気でした。
一斗缶でスモークづくり
一斗缶を使ったオリジナルスモーカーで、燻製です。
スモーカーの作りは至ってシンプル。
使い勝手も良好で、なかなか使い勝手がいいですよ。
今回は、はんぺん、ウインナー、チーズを燻製にしました。
まず、網の上に具材を並べます。
一斗缶スモーカーに入れます。
あとは、一斗缶のそこに置いたチップから煙が出ていぶされるのをまつだけ。
そのあと、イチゴのデザートをいただきながら、しばしおしゃべりタイム。
みんな、お腹がいっぱいになったところで、記念撮影をパチリ。
自然農ミニ講座
自然農の基本は、3つ。
・耕さない
・草も虫も敵としない(農薬を使わない)
・持ち込まない、持ち出さない(肥料も使わず、残渣はその場で朽ちさせる)
ひと言で言えば、自然の営みを邪魔せず、草や虫の一員として、
作物が育つのを手助けするわけです。
耕した畑と、耕していない畑の土のニオイを比べ、草や虫と作物の関わりについてもご紹介しました。
そして、畑への種まきです。
枯れ草の中、どんな風にタネをまくのか、実演しながらお話ししたのち、
みなさんそれぞれに実践していただきました。
みなさんの感想から
参加者のみなさんとてもフレンドリーで、話しやすく、楽しい時間でした。
建物の心地よさと自然の中で過ごす気持ちよさ、学校の授業だけではわからない
実感を伴う知識を得ることができ、とても面白かったです。(でこちゃん)
人工的に手を入れるのではなく、自然にあらがわない仕方が、すごく魅力的だなと思いました。
また、ぬかくどご飯や自作の調理ストーブもすごく勉強になりました。(ちぃさ〜さん)
自然農のお話しが興味深かったです。
自然界のバランス、調和に感動しました。
多様性と調和を感じられるすばらしい場でした。(Y.N.さん)
次回は、3/21に、
「自然農「種まきとうね立て」&ぬかくどご飯体験会」を開催します。
お一人でも、お友達やご家族と一緒でも、楽しく過ごせます。
ぜひ、遊びに来てくださいね。