縄文に学ぶ 自給自足的な暮らしと文章講座

縄文時代というと、ずっと昔。

まだ狩猟や採集をしながら暮らしを支えていた時代。

そんなイメージがあるのではないでしょうか?

 

縄文時代は、前期、中期、後期に分かれます。

諸説ありますが、前期が一万六千年ほど前から始まり、

中期は四〜五千年前から、後期は概ね三千年前といわれているようです。

 

では、縄文時代はいつ頃まで続いたのでしょう?

 

目次

縄文時代は、つい最近まで続いていた!?

「縄文探検隊の記録」という新書の中で、考古学者の岡村道雄さんがこんな風におっしゃっています。

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仕事がら、「縄文時代っていつ終わったのですか?」と聞かれることがあります。

そういうとき私は「昭和30年代頃です」と答えることにしています。

半分冗談で、半分本音。縄文の知恵や文化は、いろいろなところでついこの間まで受け継がれてきたのです。

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「え、どこに縄文の暮らしが残っているの?」

そう思うかもしれません。

 

それが、いまでもあるんです。

たとえば、冬になると恋しくなる鍋料理。

これのルーツは、どうやら縄文にあるらしいのです。

 

ほかにも、囲炉裏の上にある格子状の棚。

火棚といいますが、ここでは山菜や木の実をおいたり、魚をぶら下げたりします。

火の熱で乾燥するだけでなく、煙にいぶされて燻製になって、長期保存ができるようになります。

これも、縄文時代から続いている知恵だというのです。

 

また、囲炉裏を中心に、父さん、母さんの座る場所が決まっていたそうですが、これも縄文時代から続いてきたようだといいます。

 

昭和30年代までは、農家に行けば囲炉裏のある家も多かったでしょう。

だから、縄文時代は、昭和30年代頃まで、というわけなんです。

日本人ならあたりまえに思っていることの中には、意外と縄文から受け継がれてきた知恵が潜んでいます。

 

狩猟採集だけとおもったら、農耕もしていた!?

最近の研究では、狩猟採集だけで暮らしていたわけではないことが、わかってきたそうです。

気候が温暖化して、定住生活をするようになると、クリやドングリが食料の中でも重要な役割を果たしていたといいます。

中でもクリは、縄文の時代が下ると共に、実が大きくなっているとのこと。

つまり、大きな実を付けるものを選んで育てて、品種改良をしていたんですね。

 

ほかにも、縄文中期には農耕をするようになって、2つの型の豆類を食べていたようだといいます。

分析技術が上がったおかげで、土器に残ったおこげの成分からわかったとのこと。

縄文時代のおこげから何を食べていたかがわかるなんて、もう驚きです!

 

2種類の豆は、一つがダイズ型で、もう一つがアズキ型。

どちらも日本在来の野生種を原種とするものです。

 

縄文時代といえば、狩猟採集をして暮らしていたと思っていませんでした?

でも、実際は農耕までしていたらしい。

これが、いま研究者の中で注目を集めている「縄文農耕論」です。

 

この「縄文農耕論」の発祥の地が、「風と土の自然学校」の八ヶ岳サイトの近くにある

縄文遺跡「井戸尻遺跡」。

縄文人の集落があった場所だけに、とても氣持ちのよいところです。

 

縄文に学ぶ 自給自足的な暮らしと文章講座

この井戸尻遺跡をフィールドに、「ネイチャーライティング」の文章講座を開催します。

ネイチャーライティングとは、自然をテーマにしたエッセイのこと。

 

2019年10月と11月に開催する「ネイチャーライティング文章術」

第1回の講師は、アウトドア雑誌にも連載をもつプロライターの 鹿熊 勤(かくまつとむ)さん

第2回の講師は、伝わる文章を全国各地で伝えている「伝わる文章の書き方講師」赤羽博之さんです。

 

第1回は、井戸尻遺跡を歩き、取材を通して、実際にエッセイを執筆します。

講師の 鹿熊 勤さんは、

前述した「縄文探検隊の記録」(集英社インターナショナル)の共著者で、知る人ぞ知る縄文通。

鹿熊さんといっしょに、
縄文遺跡を歩くだけでも面白いこと間違いありません。

第1回は、縄文遺跡を題材に自分が「面白い!」と感じた興奮を文章に落とし込みます。

 

縄文遺跡を歩き、自分の感動を文章に落とし込み、思わず読みたくなる文章を書くスキルを磨く。

文章の切り口の見つけ方や、読者が読みたくなる構成、必要な情報を集める取材のコツまでを、少人数でじっくり学びます。

いい文章は、やはり感動した心があってこそ。

どんな切り口で、誰に対して発信するのか。

また、どのような構成で記事を書いていけばいいのか。

しっかりと裏を取りながら、手間暇をかけて文章を
練り上げることで、魅力が伝わる文章力を磨きます。

 

第2回は、東京を会場に開催します。

第1回の取材で執筆したエッセイを、講師に添削してもらい、それを踏まえて、

・読みやすくて、わかりやすい。

・思わず先を読み進めたくなる。

文章へとブラッシュアップします。

 

第1回と第2回の連続講座ですが、どちらかだけの単発参加の可能です。

 

とても内容が充実しているぜいたくな講座です。

いっしょに、縄文の世界をのぞき、その感動をエッセイにまとめませんか?

ご興味とタイミングの合う方とご一緒するのを楽しみにしています!

 

現在募集中の文章講座はこちらです。

 

参加者の感想

 

これまで、この講座に参加してくれた方々は、異口同音に

「本当にお得だった!」

「魔法がかかったように、自分が書く文章が変わった!」

 

と、この連続講座を今でも絶賛してくれます。

 

参加者のコメント(抜粋)

・Kさん(女性)

以前Webコラムも書いたことがあります。

プロの方の指摘を受けて、

人に読んでもらえる文章とするにはどうすればいいかを

知りたくて参加しました。

 

プロの視点や、日々鍛錬されていることがわかり、勉強になりました。

また、部屋の中だけでなく、自然体験もあったのがよかったです。

自分の文章にプロの指導が入ることは少ないので、

実際に自分の文章を見ていただけたのがよかったです。

 

Yさん(男性)

文章を書く作業は、我流で書いて、自己満足に陥りやすいため、

客観的にコメントいただいて、ブラッシュアップすることを

期待して参加しました。

 

的確なアドバイスをいただくほか、

ほかの方のアドバイスも聞けたので、実践をしたい。

一人ひとり書いた文章へコメントいただいたうえに、

さらにそれをブラッシュアップした文章にもコメントを

いただけたのがよかった。

 

Mさん(女性)

身近に書きたいことも、自分が思っていることもいっぱいあるので、

それを簡単に氣軽にかけるようになりたかった。

先生達が、具体的に「ここはいい」とほめてくれたり、

「こういうことをやった方がいいよ」、というおすすめが心に残っています。

講師の先生が楽しくわかりやすく、かみ砕いて教えてくださるので、

それがとてもいいと思います。

 

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