こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

10月の年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」は、

稲刈りからスタートしました。

レポートは、よっしーが担当してくれました。

では、どうぞ!

 

目次

ザックザックとみんなで稲刈り

いつものように近況報告から。

そして、田んぼに移動して稲刈りです。

 

ノコギリ鎌を使っての手刈り。

5〜6株(自分の手で握れるくらい)を刈り、稲の下の方にある枯れた葉や雑草を手で取り除きます。

これを1束として、3束1セットで置いていくんです。

左手で株を持ち右手の鎌で刈っていきますが、持つ左手の位置が低いと自分の手も一緒に刈ってしまうのでご注意を(笑)

刈り取った稲の置き方

1束目を置いたら、2束目は90度ずらして置きます。

3束目は、1束目と同じ角度で置きます。

これを、あとでワラでしばり稲架(はざ)がけします。

 

 

そして、今回は田んぼでお昼ご飯!

お昼休憩を挟んで、午後から手刈りの続き。

黒米の刈取りが終わった時点で一旦、稲架がけです。

 

黒米は、茎の根本が濃い紫色なので、一目でわかります。
写真では、少し黒っぽく見えます。

刈り取った株の断面も紫色です。

 

まず、3束1セットで置いておいた稲を、ワラ3〜4本を使ってしばっていきます。

この時、ワラが乾いていると柔軟性がなく切れやすいので、水でぬらして湿らせるのがコツ。

 

 

刈った稲を稲架(はざ)にかける

いよいよ稲架(はざ)がけです。

竹3本を1組にして、上の方で軽めに括って脚を組みます。

そして、竹竿を横に渡し、そこへ稲を掛けていきます。

 

         

稲刈り&はざかけ 後半戦

再び手刈りスタート。

子供たちも参戦。活躍してます。

途中、子供達がセットしてある束を崩して遊びはじめ、“みーちゃんに叱られる”一幕も。

そして再び稲を縛り、稲架がけ。

みんな小慣れてきた!

順調に作業が進んでいたのですが、途中、はざを支える脚が倒れるハプニングも!

 

みんなで力を合わせて、稲が掛かって重たくなっている竹竿を支えて、脚を立てようとするものの・・・

結局上手くいかず、一旦、稲を竹竿から外し、もう一度、脚を組むところからやり直しました。

そして、無事作業終了!

 

 

 

1つの穂に、お米は何粒つくの?

最後に1本の穂に何粒のお米がついているのか、品種ごとにみんなで数えました。

 

左から

ハッピーヒル(自然農法のカリスマ 福岡正信さんが作った品種) 248粒

農林48号(うるち米) 158粒

黄金もち(もち米) 106粒

黒米(もち米) 98粒

白毛もち(もち米) 139粒

 

<補足>

ひと株には、15〜20本の穂がつきます。

この田んぼでは、田植えの時に苗を1〜2本で植えました。
この1〜2本の苗が、分けつ(ぶんけつ)といって、株わかれして本数が増えます。

 

一粒のお米から、苗が一本できます。
この1本の苗が15本に分けつすれば、

ハッピーヒルなら、248粒×15本=3720粒

一番数の少ない黒米でも、98粒×15本=1470粒

となります。

苗代作りのために、もみを苗床に播くのが4月中旬。

稲刈りは10月ですから、約半年で1粒が1500倍以上に増える計算になります。

 

自然の恵みは豊かで、ありがたいねぇ、と、その場にいるみなさんと、そんな話をしていました。

 

温泉&夕食づくり

お風呂から戻ったら、みんなで手分けして夕食づくりです。

 

今回も豪華!

 

おいしくいただきました〜

 

以上です。

よっしー、レポートありがとうございました!

夕食後は、天然酵母のパンづくりを行いました。

 

10月のレポート一覧

 

1.「秋の収穫!稲刈り&はざかけ」のレポート

2.「天然酵母のパンづくり」のレポート

3.「自然農の収穫とヘチマたわしづくり」のレポート

4.「木工 机の脚づくり」のレポート

 

手づくり循環生活 体験会のお知らせ

11月から3月まで、自然農をベースにした手づくり循環生活を体験できる体験会を開催しています。

年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」のご紹介をしながら、自分の手でつくる循環する暮らしの様子をお伝えします。

お一人でも、ご家族やお友達と一緒でも、楽しくお過ごしいただけます!

くわしくはこちらのイベントページをご覧下さい。

 

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