自然農とタネの話し体験会 開催報告

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。

自分の手を動かして循環する暮らしを作るのが、「手づくり循環生活」。

私たちの年間講座では、四季折々の暮らしを通じて、自然農とパーマカルチャーの考え方を軸にした循環する暮らしの実践を学びます。

循環する暮らしのコンセプトをお伝えする場として、秋から冬にかけて、自然農体験会を開催しています。

2月の体験会は、自然農の体験とタネの話しをテーマに開催しました。

当時の様子をご紹介します。

 

目次

タネの種類と特徴

タネには、大きく分けて固定種と交配種があります。

家庭菜園にオススメなのは固定種です。

 

交配種は、

・収穫時期がそろう
・大きさや形がそろう

など、出荷する農家さんにはメリットがいろいろあります。

 

一方、固定種は、

・収穫時期にバラツキがあり、収穫期間が長くなる
・大きさや形にもバラツキがある

これは、効率的に野菜を育てて出荷するには不利な点です。

でも、家庭菜園であれば、一度にダイコンが30本取れるよりも、ダラダラとある程度の期間にわたって収穫できた方が好都合だったりします。

 

また、一般的に、固定種は味や香りが強く、交配種はあまりクセがありません。

昔と比べて、野菜の味や香りが弱くなった、というのは、販売されている野菜の主流が交配種となっているためでしょう。

だから、固定種を育てて収穫すると、味の濃さや、香りの強さのあまりの違いに驚きます。

 

とはいえ、味や香りの弱い交配種が必要とされる場面もあります。

たとえば、外食産業。

だって、仕入れ先によって野菜の味や香りが違っていたら、一定の味で提供することができないですものね。

だから、できるだけ味や香りのしない野菜が求められるそうです。

特に、全国チェーンのお店などでは、いつでも同じ味で提供したいでしょうから、味や香りがない野菜が選ばれるのはわかる氣がします。

 

ぬかくどでご飯を炊きました

もみ殻を燃料にしたペール缶ぬかくどに羽釜をのせて、ご飯を炊きました。

火力が強いので、20分ほどで羽釜を火から下ろして、あとは蒸らすだけ。

今回は、8合のお米を炊きました。

燃料は、20㎝ほどの薪を3〜4本と、もみ殻です。

おいしいご飯が炊けました。

あ、写真を撮り忘れました。

 

 

自然農の基本がわかるミニ講座

昼食後は、畑に移動して自然農の基本をご紹介。

基本は、次の3つ。

・耕さない

・草も虫も敵としない

・持ち出さない、持ち込まない
(肥料も農薬も使わず、残渣も持ち出さない)

 

実際に、耕した畑と自然農の畑で、土の匂いを比べてみました。

みなさん、あまりの違いに驚いていました。

 

 

一通り、自然農のお話をしたあとは、種まきです。

エンドウのタネを播きました。

5月中旬には、収穫ができるはずです。

 

お天気に恵まれて、とても氣持ちのよい実習となりました。

 

手づくり循環生活のご紹介

このあとは、室内に戻り、

年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」の活動の様子を交えて、自分の手でつくる循環する暮らしについてご紹介しました。

4月から始まる第9期の年間講座は、おかげさまで満席となりました。

新しいメンバーのみなさんと、1年間いっしょに様々な実践を通じて学んでいきます。

いまからとても楽しみです!

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