年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」
第9期 11月 2日目のレポートです。
担当してくれたのは、ヒロくん。
ありがとうございました!
では、さっそくどうぞ。
畑で収穫&種まき
朝は、畑での収穫作業からスタートしました。
収穫したのは、
・ニンジン
・野沢菜
・大根
・カブ
・サツマイモ
・コンニャクイモ
・ソバ
などなど。
ニンジンはタネ採り用のにんじんを選定するため、
まず堀り上げて、大きさ順に並べます。
その中から、形が良くてほどよい大きさのものを2本選びました。
これは、タネ採り用なので食べません(笑)
葉をにんじんの頭から数㎝残して切り落とし、土
埋める際はニンジンの残した葉先を少しだけ地上に出しておきます。
その上から、霜よけとして藁を敷いて完了。(草を被せてもOK)
あとは、来年ニンジンの花が咲き、種子を付けるまで待つばかりです。
そして、夏に生葉染めで使った藍(あい)の種子も収穫しました。
収穫で面白かったのが、コンニャクイモのでかいこと!
初めて見ました。
大きくて驚きでした。
ほかにも、サヤエンドウの種まきもしました。
蒔き方は点まき。1箇所に種を3〜4粒降ろしました。
種に土を被せた後、
種の上にかかるように斜めに立てました。
こうすることで、発芽後のサヤエンドウのつるが
真上に伸びて、竹の枝に絡みつきやすくなります。
畑作業が一段落したところで食べた、
収穫した野菜は、みんなで分けてお持ち帰りさせてもらいました
ブランチ
今日のブランチは、
白髪ネギが乗ったくるま麩のルーロー飯と
リンゴとにんじんのラペ
お米は、今年収穫した新米です。
みんなで食事の準備をして、いただきます!
ご飯が美味しくて、
暮らしに活かす趣味養蜂
ブランチ後は、養蜂体験。
ゲストは、養蜂家の村上康裕さんです。
村上さんが連れてきてくれたミツバチの観察と採蜜体験のあと、
スライドを交えて講義もしていただきました。
観察と講義を通じて
養蜂の世界をとてもわかりやすくリアルに知ることができました。
巣箱の構造やミツバチの巣作り、
巣板にびっしり詰まったハチミツ、蜜ろう、
そのほか、
間近で見ることができました。
糖度が十分に高まったハチミツには、
ミツバチがフタをします。
採蜜する時は、包丁でミツぶたを切り取り遠心分離機にかけます。
個人的に印象に残った内容
・ミツバチは、法律上で家畜に分類されており、畜産にあたるということ。脊椎動物以外で家畜にあたるものは、ミツバチだけだそうです。
・群れでは、それぞれ役割分担が決まっていて、
役割は、
女王蜂=産卵繁殖のみ
働き蜂(全て雌)=蜜を集める、巣の管理など
雄蜂=群れの1〜2割の数。繁殖のみ。
(厳しい世界!
・昆虫なので変温動物だが、たくさんのミツバチが集まり、巣箱の中で活動することで熱を発生させて巣の中の温度をほぼ一定に保っている(
・暑ければ羽を動かし風通しを良くして巣の温度を下げ、
・巣の中は常に清潔。
防ぐ。常にゴミな
少しのゴミでも蜜蜂が抱えて遠くへ運んでいく。
・作物の受粉は蜜蜂が大きな役割を占めている。
している。
養蜂の講義を通して感じたこと
養蜂は人と蜜蜂がお互い持ちつ持たれつの関係で成り立っていると
人が蜜蜂からいただくハチミツと、
ミツバチたちが冬を越すために餌として残すハチミツが
人が蜂蜜を取りすぎないように共同で生きてくということ。
本来自然資源には、生命を養えるキャパシティ(広さ、面積)
現在の人類は化石燃料などを使って、そのキャパシティ以上に繁栄が
でも、それらの資源は有限であり枯渇した時、
また人類が今の化石燃料などに頼った生活を続けることにより自然
しかしその問題の解決策となりうるのが循環型農業、小規模農業、
また動物性の食事の消費を抑えることでも、その問題の解決になると
自然環境保全、
自然資源はどの生物が独占する物ではなく、
レポートは以上です。
ありがとうございました。
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ゲストの養蜂家 村上康裕さんのHP
村上養蜂 Beehive
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1日目のレポート 脱穀&コーチングに学ぶコミュニケーション
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