こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
3連休、いかがお過ごしでしたか?
この土日は、八ヶ岳の新しい拠点を作る
建築ワークショップでした。
風は強かったけれど、日差しが暖かくて
春の訪れを感じさせる陽氣。
都留ではすでに梅が咲いています。
八ヶ岳はつぼみがふくらんできたところ。
もうすぐ開花です。
自分たちで作る「半セルフビルド・ワークショップ」
この道50年の大工の棟梁からの直接指導で、
少人数で学びます。
建築の基本と、道具の使い方がわかれば、
自分でいろいろなものが作れるようになります。
この週末のワークショップでも、
複数の参加メンバーが、自宅などでも
机やイスなど、いろいろ作って楽しんでいると
話してくれました。
やりたいと思っていても、どうすればいいかわからないと
なかなか始められないもの。
だけど、実際に体験すると感覚がつかめるんですね。
感覚がつかめると、どうすればいいかがわかるので、
自分でいろいろ作れるようにます。
4月からスタートする第4期では、
建物の軒下に、広めの縁側デッキをつくります。
デッキ作りには、建物作りの基本がいろいろと詰まっています。
たとえば、床を水平にはる技術と、
デッキの板を水平にはる技術は同じです。
デッキを支える基礎や束は、建物の基礎や
柱と基本的な考え方は同じです。
8月から始まる第5期では、
丸太を使って、パン焼き窯にかける屋根づくりに
取り組みます。
あずまやのような建物になる予定ですが、
これに壁と床をつければ小屋になります。
どちらも、建物づくりのイメージをつかみ、
基本的な技術を身につけるのに役立つ内容です。
まるで初めての素人にもできるの?
大工道具を使ったことのない素人が、
一人で建築に取り組むのはかなり大変です。
でも、プロの大工さんから基本から教えてもらえば
まるではじめての素人でもかなりのことができるんです。
実際、一昨年の10月からスタートした
このワークショップに参加しているメンバーの
ほとんどは、電動工具にさわったことの
なかった素人さんです。
その人たちが、この週末の建築ワークショップで、
玄関の「上がりがまち」に使う丸太の加工を
していました。
これは、本職の大工さんがやるのと同じ仕事です。
しかも、丸太なので難易度の高い仕事です。
もちろん、熟練した職人さんと比べれば
ずっと時間がかかります。
でも、基本がわかれば、素人でも自分の手で
様々なものをつくることができます。
こうした技術と知識を実践から学べるのが、
半セルフビルド・ワークショップです。
法隆寺の大改修を指揮した宮大工の
西岡常一さんは、
建物作りの現場でしか、技術の伝承はできない
とおっしゃっていたそうです。
この建築ワークショップは、
実際の建物づくりから学ぶ実践の場です。
だから、
建築は、なかなかハードルが高いなぁ、と
感じている方には、技術を身につける絶好の機会です。
4期から加わるメンバーを若干名募集します。
興味とタイミングの合う方と、
ご一緒するのを楽しみにしています!
詳しくは、こちらをご覧ください。
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いま建築ワークショップで取り組んでいるのは、
自然素材を使った家づくりです。
土壁のところも結構あるので、冬が来る前に
土壁塗りを終わらせるつもりが間に合わず(泣)
冬期は凍るので、春を待って再開です。
寒さがゆるんできたので、そろそろ始めようと
思っています。
とはいえ、まだしばらく寒さも続きそうです。
お互い体調に氣をつけて過ごしましょうね。
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