自分の手で作る循環する暮らしで
わが家の自給率アップをアップしよう!
風と土の自然学校 梅崎靖志です。
10月からスタートした
第6期 半セルフビルドワークショップ。
今回のテーマは、縁側づくり。
初回の様子は、こちらに書きました。
板を張るための土台づくりが完了!
板を張るための土台を乗せる束(つか)を
つくります。
束とは、土台となる角材を支える
短い柱のこと。
基礎石の高さが微妙に異なるので、
それぞれ必要な長さに束を切り、
並べてみます。
確認後、ほぞをつくります。
ほぞというのは、穴に差し込む凸部分。
みんなで手分けして加工します。
できあがりは、こうなります。
もちろん、ほぞを差し込む
ほぞ穴もつくります。
最初にドリルで穴をあけて、
あとはノミをトントンたたいて
穴を掘ります。
ノミを使うときは、
角材をまたがずに
写真のように座ります。
なぜならば、
ノミで穴を掘るとき、
刃を手前に向けて、
玄翁でたたきながら
穴を掘っていきます。
このとき、
ノミの刃が滑って自分の
身体に刺さってけがをすることが
本職の大工さんでもあるそうです。
角材をまたいだ状態で
ノミが滑ってしまったら、
刺さる場所は・・・
ということで、
横座りの方がいいですね。
これも、安全面の配慮です。
穴が掘れたら、差し金をさし込んで、
深さを確認します。
人生で初めて、ノミを使って作った
ほぞ穴を、記念撮影(笑)
できあがったほぞ穴に、
束をさし込みます。
さし込んだら、抜け止めのために
ほぞをネジ留めします。
基礎石の上に立てて、
ネジで固定します。
建物の外壁に取り付けた材と、
土台の角材に板を渡してみると、
縁側っぽくなってきました。
10月のワークショップは、
ここまで進めたところで、タイムアップ。
そして、11月。
2回目のワークショップで、板の固定をしました。
ところが、、、
板の厚さが違うけど、どうする?
ようやく、板を並べてあとは固定するだけ、
というところまできました。
固定するときは、板と板の間を
少しあけます。
天然素材の木は、
乾燥すればやせて、
湿気を吸えればふくらみます。
このように収縮することを見越して
少し隙間を空けておきます。
これも先人たちの知恵です。
ここまでは、特に問題もなく
順調でした。
が、、、
なんと、板の厚さが違う💧
いや、板の厚さが違うのは、
板を加工した時点で気づいてはいたんです。
ほんの数ミリの違いなので、
まあ大丈夫でしょう、
と高をくくっていました。
で、実際に並べていると、この数ミリの差が
ちょっと気になるではありませんか。
縁側の上を歩いたとき、
板の厚さの違いがとてもよくわかります。
そこで、棟梁と相談した結果、
土台と板の間に2mm厚の板を
はさんで高さ調整。
かなりいい感じで収まりました。
あとは、板をネジでとめていきます。
今回は、ネジの頭を隠すために、
ダボと呼ばれる木の棒を打ち込みました。
出っ張った部分は、ダボ切り専用の
ノコギリで切り落としていきます。
最後に、でこぼこしていた
縁側の縁部分を切りそろえます。
そして、
最終的には、
なかなか素敵にできあがりました!
今回つくった縁側は、
少し高めに設定したので、
縁側の縁に座って、足をぶらぶら
させることができます。
縁側からは、南アルプスの山が
見えます。
紅葉に染まった森もきれい。
とても素敵なくつろぎ空間ができました!
第6期生のみなさん&杉山棟梁のおかげです。
みなさん、とても満足そうで、
みんなでついつい、
縁側を見とれてしまいました〜
自分の手でつくる暮らしは、
こういうところがいいんです。
自分がやった仕事を見て、
つい、ニヤッとしてしまう。
一つひとつ自分の手を動かす
プロセスの中に、暮らしの豊かさを
実感します。
3回の予定で始まった縁側づくりですが、
2回目で、まさかの完成!(笑)
そこで、昨年度取り組んで、
まだ未完成の農機具置き場兼用の
家畜小屋づくりに取りかかりました。
その様子は、こちらの記事に書きました。
ぜひ、ご覧くださいね。
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