こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。

いよいよ第5期 半セルフビルドワークショップがスタートしました。

今回は、間伐された丸太を使った家畜小屋&農機具置き場を作ります。

 

でも、素人が建物をつくるなんて、普難しいと思うかもしれません。

もちろん、まったく経験のない人が取り組むにはハードルが高いでしょう。

でも、基本を教えてくれる大工さんが一人いれば、
素人にもできることは実にたくさんあります。


僕たちの拠点も、柱や梁などの構造と、屋根を工務店さんにお願いして、あとは大工さんに教えてもらいながら、ワークショップをからめて作ってきました。

細かなところをよく見れば、不出来なところはたくさんあるけど、
自分たちでやっているから、それもまあご愛嬌ということで(笑)

 

目次

丸太の家畜小屋&農機具置き場づくり

今回使うのは、間伐された丸太です。


丸太は、製材された角材に比べて、
手間はかかかるけど、丸太が扱えれば山の木がそのまま建物づくりに使えます。

指導をしていただくのは、梅崎が20年以上
お世話になっている大工の棟梁

工房自遊人の 小杉さん。
この道50年の親方です。

 

今回は、ワークショップが始まる前に、
建物予定地を囲むように木の枠を作りました。

これを遣り方(やりかた)と言います。

この枠に糸を張って、基礎や柱の位置を決めていきます。

 

そして、ワークショップの当日。

 

建物づくりは初めて!というまったくの素人さんが集まり、
小杉親方にみんなで弟子入り!

まずはじめに、在来工法の基本について、
模型を使いながら解説をしてもらいました。


その後、建物の基礎作り。

建物が乗るコンクリ部分です。

木の枠(遣り方)に張った糸が
建物の位置の基準になります。

この糸に沿って、溝を掘ります。

 

 

溝の下には、ベースになるコンクリを敷いていきます。

 

 

 

 

丸太の墨付けと刻み


2日目は、大工道具を使って、丸太の墨付けと加工に着手。

道具の使い方を教えてもらい、ノコギリやノミを使って、丸太を刻み始めました。
やっているうちに、だんだん手つきも慣れてきます。

 

丸太を扱うときは、まず片方の断面の
中心線を決めて、この線に合わせて棒を立てます。

 

反対側の小口にも棒を立てて、
中心線に合わせた棒と重なるところで固定します。

 

その上で、丸太の中心線に墨壺を使って
墨を打ちます。

 

 

 

次に、水平面の墨を打ち、
基準線を決めてから、削るところに
印をつけてノミやノコギリで加工していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わからなくても、まずやってみる

作業は図面を見ながら作業を進めるわけですが、
素人は平面図を見てもなかなか立体が想像できません。

だから、一人でやっていると、

「あーわかんない!」となりがちです。


でも、わからないながらも、親方について作業を進めていくと、
あー、こうなるのね!と、わかる瞬間がやってきます。


僕たちは、なんでもまずはじめに理解してからやろうとしがち。

でも、ほんとは、わからないながらもやってみることって、
とても大切なことだと思うんです。

わからないけどやってみる。
やってみると発見があります。

 


自分の手でつくる循環する暮らしも同じです。

本を読んでみてわからないことでも
やってみれば簡単にわかることって、たくさんあります。

そして、
実際にやると楽しい発見がいっぱいあるし、
暮らしを作るよろこびも実感できます。

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そうそう、この家畜小屋プロジェクト、
小6の娘しーさんがヤギを飼いたいと
数年前から言い続けたのがきっかけです。


ヤギに加えてニワトリも飼うつもり。
来春、子ヤギがどこかからやってこないかな(笑)

 

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