年間講座9月のレポートその2です。
講座生のゆきちゃんが書いてくれました。ありがとう!

では、どうぞお楽しみ下さい。

朝の畑作業(収穫・種まき)

・ダイコン、シュンギク、カブ、コマツナ 播種

8月末〜9月頭は虫に食われにくく、成長にも適している。
追いまきすることで、収穫時期が長くなる。

・ハクサイ苗定植

9月頭に新しく作った1m幅の畝(うね)に、2列で定植した。
→定植する穴に水を入れる。完全に染みこんでから植える。

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結球するものは養分が必要。地力を補うため、油かす+米ぬか(1:1)をまぜて、うねの中央にまいた。

→養分を求めて、白菜の根はうねの中心に向かって伸びる
→11月のキムチ作りに間に合うか!?

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葉にかからないよう、低い位置からまく

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自家採種の方法

・トマト、キュウリ

→種がゼリーにつつまれた種の採種法

 

・トマト(サンマルツアーノ、ブラジルミニ、ビルモリントマト)

①実からゼリーにつつまれた種を取り出して容器(ビン、ビニール袋など)に入れる
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②2~3日おいて、発酵させると、ゼリーが溶けてサラサラの液状になる
→ 発酵菌が増えると病原菌がいなくなるため、種子消毒にもなる

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④種をザルでこして、水洗いする

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⑤種を紙の上に拡げて乾かす(紙に品種名を書いておくとわかりやすい)

 

・キュウリ
①たてに切る。この時、種を切らないように、中心を外すこと。

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②種をゼリーごとスプーンなどで取りだし、容器(ビン、ビニール袋)にあける

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③~⑤ トマトと同じ

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オクラ

乾燥したサヤから種を取り出すだけなので簡単!

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余談

5月にミツバチの講義でお世話になったムラさんが、以前いろいろな蜜源植物の発芽実験をしたときの話し。

ある蜜源植物は、種のまわりに発芽抑制物質があるため、発芽率が極端に悪くて、そのままだとほとんど芽が出ない。様々な文献を調べて、苛性ソーダにつけたり、やすりで削ったりと、いろいろな方法を試したけど、決め手に欠ける・・・

その話しを聞いたうめちゃんが、発芽抑制物質を取り除くトマトやキュウリの種採りの仕方を紹介したそうです。
そうしたら、この方法がダントツで高い発芽率になったそうです。昔の人の知恵はやっぱりすごい!
その後、ムラさんはこの研究結果をまとめ、専門誌に発表したそうです。

・種子の保存方法

種子が乾燥したら封筒などに入れて、日の当たらない乾燥した涼しい場所で保管する。

→種類によって種の寿命は異なる。冷蔵庫で保管すると種子の寿命が延びる。
→ニンジン・ネギは種の寿命が短いので、翌シーズンまでに使う。
カボチャやナスは、常温でも4年~5年は保存可能。

 

その3に続く 「無垢の木で作る本棚」

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