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段ボール コンポストの作り方 暮らしに循環をつくろう!

投稿日:2019年9月9日 更新日:

水分の多い生ゴミは、焼却処分をするのに多くのエネルギーを必要とします。

一方、自宅で生ゴミを堆肥にできれば、畑やプランターに使用して、暮らしの中に循環をつくることができます。

コンポストには様々なものがありますが、ここでは手軽につくれる段ボールコンポストを紹介します。

 

段ボールコンポストの作り方

段ボールコンポストは、身近な材料で作れる手軽なコンポスト。

軒先やマンションのベランダなど、雨の当たらないところに置いておけば、3ヶ月から6ヶ月位は充分に使えます。

もし、箱が傷んできても、手軽に作り直すことができるので、

「自宅でちょっとやってみようかな」という場合にも、とてもおすすめです。

 

必要な材料

・段ボール(ミカン箱やリンゴ箱など、丈夫なもの)

・腐葉土と米ぬか(腐葉土:米ぬか=6:4〜7:3)

・新聞紙(朝刊2日分:段ボールの下に敷く。水分で段ボール箱が傷むのを防ぐ)

・ガムテープ(布ガムテープが丈夫。段ボールの補強をする)

・箱にかぶせる大きめの布とゴム(古いT シャツなどでよい)

作り方

1)段ボールの補強

段ボール箱のすべての辺を、布ガムテープで補強する。

     

2)新聞紙を底に敷く

朝刊1〜2日分。段ボールの大きさに合わせて折り、底に敷きます。

段ボールの蓋は、内側に折り込んで、箱を補強します。

 

3)腐葉土と米ぬかを混ぜて、床(とこ)を作る

段ボール箱に腐葉土と米ぬかを箱に入れて混ぜる。

割合は、

米ぬか:腐葉土=4:6

 

よく混ざったら、水を加えてさらに混ぜる。

 

水分量が40~60%(握ると団子になって、水分が少しにじむ位)が良い。

 

 

できあがったら、1日寝かせれば、翌日から使えます。

実際は、数時間後には発酵が始まり、さわるとが温かくなっていました!

虫よけに、段ボールコンポストに古いTシャツなど、布をかけてゴムで止めます。

使い方

1)移植ごて(小さなシャベル)で穴を開けて、生ゴミを入れる
 コンポストの中に、専用の移植ごてを入れておくと便利。
 その場合は、ステンレスにしないとすぐに錆びます。

2)生ゴミの上から米ぬかをかけて、シャベルで軽くまぶして、穴をうめる

3)翌日は、生ゴミをうめる位置を変えて同じことを繰り返す

4)毎日うめる位置を変えていく

大体、3日もすれば分解が進んで、ほぼカタチがわからなくなります。

生ゴミは、ほとんどが水分。

発酵の熱で水分が蒸発するので、毎日生ゴミを入れても、量はあまり増えません。

 

分解できるもの、分解できないもの

分解できるもの

ある程度刻んだ方が、分解しやすくなります

・野菜くず

・果物の皮(防かび剤が使われている輸入果物の皮は避ける)

・魚の骨や内臓(少量)

・茶がら

・肉類

・残飯

・廃油(入れると発酵が促進されます)

 

分解しにくいもの

 

分解しにくいものは、できるだけ細かく刻んで入れます。

・キャベツの芯

・ブロッコリーの軸

・トウモロコシの皮

・竹の子の皮

 

・スイカの皮など水分の多いもの

・卵の殻

・魚の骨

 

分解できないもの

・鶏、ブタ、牛などの骨

・トウモロコシの芯

 

入れない方がいいもの

塩分が多いものは、発酵の働きを抑えます。

また堆肥になっても塩分が残るので、おすすめしません。

・味噌

・ぬか床

・調味料

・漬物など

 

おまけ 高倉式コンポストの紹介

高倉式コンポストについても、紹介がありました。

こちらは、3種類の種(たね)菌を入れて、効率的に生ゴミを分解するというものです。

種菌とは、

・糸状菌(発酵食品の菌):味噌、ヨーグルト、酒粕など

 炭水化物、脂質、たんぱく質の分解を担当

・放線菌(腐葉土に含まれている菌)

 繊維質の分解を担当

・担子菌(キノコ、石づきでOK)

 根菜類に多く含まれるリグニンの分解を担当

 

様々な種類の種菌を入れることで、生ゴミの分解を促進するという考え方が、高倉式コンポストのひとつの特徴です。

高倉式コンポストについて、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!
高倉式コンポスト技術(タカクラ・メソッド)

 

年間講座「自然のと手作り循環生活 実践コース」
第8期(2019年度)8月 1日目のレポートより。

 

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◇朝の散歩

6:30 朝の散歩は前日田植えをした田んぼの様子を見に行きます。

田んぼには、鏡のように景色が映り込み、とてもきれい。

 

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◇自然農の畑の手入れ

今回はまずニンニクの収穫。土中のニンニクを傷つけないようスコップで大きめの円を描いて掘り出しました。

そして、各班にわかれ、育った野菜の収穫のほか、伸びすぎた草を刈って作物の根元にしき、栄養分の補いとして油かすをまいいて、それぞれの畑で手入れをしました。

 

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翌日は、雨予報。
人参を蒔くのにちょうどよいということで、人参の種蒔きと、踊ると大きく育つ(!?)恒例の人参ダンスも。

「おおきくなぁれ!」笑顔でニンジンダンス

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みんなで山分け中〜

 

◇ブランチ

10:30 畑仕事を終えてブランチ
ナツキータのカボチャとジャガイモのカレー、高野豆腐のキーマカレー、トマトと切り干し大根とレタスのサラダ、フルーツに晩柑(ばんかん)

 

昼食後は、前日の田植え疲れを考慮して、少し長めの休憩時間・・・

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◇身近な薬草の活かし方

12:00 一通りレクチャーを受けた後で、畑に移動してハーブボールの材料を集める係とヘビイチゴを集める係に分かれて植物採集を行いました。

※ハーブボールとは、細かく刻んだ野草を正方形に切ったさらし布でつつんだもの。

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ハーブボールの材料になるのは、
・ハルジオン(茎の中が空洞。今回はほとんどなかった?)
・ヒメジョオン(茎の中が詰まっている)
・ヨモギ
・スギナ
・カキドオシ
など

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畑に生える草をたくさんとりました!

その後、柿の葉とビワの葉を取ってから自然学校へ戻り、いよいよハーブボール作りです。

柿の葉は、柿の葉茶用。ビワの葉はビワの葉エキス用。

ちなみに、ビワは2〜3年目の古い葉を使います。枝先は1年目の葉。

2年目、3年目の葉は色が濃くて、硬くしっかりしているのでわかります。

 

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柿の葉を取る

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左が柿の葉

右は、ヘビイチゴエキス用のヘビイチゴ。虫刺されのかゆみ止めによく効きます。

 

そこに、果実酒用のホワイトリカーを注ぎ、1〜2ヶ月ほどすれば使えます。

 

◇ハーブボール作り

ブルーシートを広げた上に、採集してきた山のような材料を広げます。
草をハサミで細かく刻みます。茎が固くなっているところは、茎から葉と花をばらしていきます。
かなり大量に必要、とのことでみんなで頑張りました。

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そうしてこれらの葉と花を30cm弱四方のさらし布で、茶巾状にくるんでいきます。
これを蒸し器にいれて強火で1分半。

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これを首、肩、背中、お腹などにあててじわ~っと温めます(キモティ~!)
使い終わったハーブボールは、入浴剤としてお風呂にいれてもよいそうです。

※身体にあてたハーブボールは、身体から出たいろんなものを吸っているので、他の人が入るお風呂には入れないように、とのことでした。

慣れない筋肉を使った田植えで疲れた身体に、心地よい温熱効果でした!

2019年こそ、自然を感じる暮らしに一歩を踏み出すのはいかが?

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