自分の手で作る循環する暮らしで
わが家の自給率をアップしよう!
風と土の自然学校 梅崎靖志です。
よく参加者さんから、言われるのが、
「うめちゃんのところって、いい人が集まりますね」
といううれしいお言葉です。
そして、
「みなさんきっと、意識の高い人達ばかりが
集まっているんじゃないかって、思って、
緊張してたんです。
でも、みなさんとってもやさしくて、
思い切って参加してよかったです!」
とか、
「自然のこととか、環境のことは
気になってるけど、
普段からできてる訳じゃないから、
ちょっと気後れしてました。
でも、できることを楽しくやればいいんだって
思えたのが、とってもよかったです」
と、うれしそうに話してくれます。
コツは、環境のために頑張らないこと
僕たちが、風と土の自然学校をしているのは、
サステナブルな暮らしを楽しむ人が増えて、
未来ずっと、人も自然の生き物たちも、
すべてのものが、幸せに暮らせる地球を、
未来の世代に渡していきたいから。
自然は、壊さなければ、僕たちにたくさんの
恵みを与えてくれます。
でも、都市化が進んで、
環境よりも、経済優先があたりまえになって、
自然環境がどんどん破壊されていく。
経済が発展して、便利になって、
物質的にもとても豊かになって、
衛生的で快適に暮らせる。
このことは、本当に素敵なことだけど、
たとえば、
いまの日本人の暮らしを、
世界中の人達がすると、
地球は、2.8個必要になるそうです。
(2018年のデータ)
でも、地球は1つしかありません。
自然の営みが、僕たちに
食べ物も、水も、快適な空間も、
そして、エネルギーを始め、
僕たちが生きていく上で
必要なものをすべて与えてくれます。
だから、環境を守らないといけない、
となるのは当然のこと。
本当は、みんなが危機感を持って、
いろんなことをガマンして、
頑張らないと間に合わない、
こうした思いで、頑張っている活動家の人達も
たくさんいます。
僕もたくさんの刺激を、こうした活動家の
方から受けているし、教えていただくことも
多いんです。
と同時に、それだけだと、すべての人に
メッセージは届かないとも思います。
では、どうすればいいのか?
誤解を恐れずに言えば、
環境のために頑張らなくていいんです。
「は?なに言ってんの?」
って、頑張ってる人から言われそうだけど(笑)
環境のために頑張らなくていい、と思う理由
頑張って努力することは、
とても素敵なこと。
ただし、それは、
「自分でやろう!」と思わなければ、続きません。
自分でやろうと思っても、
義務感で頑張り続けるのでは、ほとんどの人が
途中で辞めてしまうのではないかと思います。
正直に言えば、
僕は、続かない方の人・・・💦
だから、
環境のために頑張るのではなくて、
「楽しいからついやってしまう」、というのが
大事だと思っています。
「じゃあ、楽しくてついやってしまうのって、どんなこと?」
ってなるわけですが、
それが、
自然農やパーマカルチャーを軸にした暮らしです。
自然農は、耕さず、草も虫も敵としない、作物栽培。
パーマカルチャーというのは、
自然と調和した、循環する暮らしを実践するための
知識と技術と考え方をまとめたものです。
こうした自分の手で作る循環する暮らしは、
充実感と達成感がつまった楽しいライフスタイルです。
そして、こうした暮らし方は、結果的に、
環境にもいいし、健康にもいい、というわけ。
環境や健康のために頑張るのではなくて、
できることをできる範囲で楽しみながらやる。
やっていると、もっとやりたくなるから、
だんだんと自分の手で作る暮らしの範囲が
広がっていきます。
その結果、環境と調和した
ライフスタイルを楽しく続けることができるんです。
完璧でなくてもいい
つい、「完璧にやらないといけない」って、
考えてしまうことってありませんか?
完璧にできないと、あーダメだ、
ってやめてしまったり。
僕が昔、一緒に仕事をしてた人は、
環境意識が高くて、完璧主義な方でした。
その人は、とあるエネルギー会社からの出向で
来ていたのですが、
「完璧にできないならやる意味ない」
みたいなことを自信たっぷりにおっしゃっていて💦
いやいやそんなこと言ってたら、何にもできませんよ〜。
といっても、まったく動じない。
100点しか意味がない、
100点取れないなら、やらない!
というんだけど、
でも、やらなかったら0点です。
不完全でもいいから、できることを
できる範囲で、楽しくやる。
それは、もしかしたら
30点のできかもしれません。
でも、30点が4つ集まれば120点!
始めは10点でも20点でもいいから、
始めてみる。
こんな風にして、楽しくやる人が増えれば、
やらないよりはずっといい、と思うんです。
できることを、できる範囲で、楽しんでやる
「できることを、できる範囲で」なんて言ってたら、
必死になって頑張ってる
活動家の人に怒られるかもしれません。
でも、いろんな人がいます。
活動家の熱いメッセージで、
変わる人もいれば、
そうでない人だって、当然います。
僕は、
環境のことや、暮らしのことに
「なんとなく、興味はあるけど・・・」
という人達とも、
自然や人とつながる
サステナブルな暮らしの魅力を
シェアしたい。
こんなに楽しい世界があるんだよ、と
新しい世界の扉を開いていきたい。
そんな風に思っています。
おかげさまで、
風と土の自然学校として、活動を始めて、
来年で20周年を迎えます。
僕たちが開催している
リアルやオンラインの講座の参加者さんたちからは、
「うめちゃんに励まされて、
やりたかった畑を始められました」
「ベランダに野菜のプランターが並んで、
毎朝、すてきな目覚めです!」
ほかにも、
憧れの(笑)梅干しや手づくり味噌など、
やってみたいと思っていたことができて、
とっても楽しい!
といいながら、実践している
仲間たちが、全国にたくさんいます。
始めはみんなゼロから始まる
実際、僕も20年前は、
自分の手で作る循環する暮らしを
やりたい氣持ちはあるのに、
実際には、ほとんど何もできていませんでした。
ひょんなきっかけで、
パーマカルチャーを学びました。
そこをスタートに、
何をどうすればいいのかが少しずつわかり、
暮らしが変化していきました。
小さなことの積み重ねでも、
3年、5年、10年と続けていくと、
確実に守備範囲が広がり、
循環する暮らしを
楽しく続けられるようになっていきます。
自分の手で作る循環する暮らしの魅力を
たくさんの人とシェアしたい。
みんなが、自分のできることろから
少しずつ始めるお手伝いをしたい。
こんな氣持ちで、風と土の自然学校を
家族と一緒に運営しています。
無料のメルマガ「風と土の便り」では、
日々の暮らしの様子や、
循環する暮らしのヒント、
そして、風と土の自然学校の最新情報を
お届けしています。
自分の手で作る循環する暮らしに興味があれば、
登録していただいた方には、
「自然な野菜を育てる人のタネの選び方」を
プレゼント中です!
ほんとに小さなことでいいから、
いま住んでいるところで、
できることを、少しずつやるのが
とっても大切です。
パーマカルチャーと自然農を軸に、
自分の手で作る循環する暮らしを
お伝えしていると、
時々、
「広い土地がないとできないと思ってました💦」
といわれます。
「こうすべき」
と思っているといつまでも何にも進みません。
だから、正しいことよりも、楽しいことから始めてみる。
それがとってもおすすめですよ!