自分の手で作る循環する暮らしで
わが家の自給率アップをアップしよう!
風と土の自然学校 梅崎靖志です。
八ヶ岳循環暮らし学び舎さんの
ご依頼で開催した
循環型の暮らしをつくる
「パーマカルチャー菜園」づくり。
計2回(計4日)のワークショップで、
ステキなパーマカルチャー菜園ができました!
第1回では、
1日目に
大地の呼吸を取り戻す環境改善のための
水脈整備を実施。
水脈整備の様子は、こちらの記事に書きました。
そして2日目、
パーマカルチャーのアイデアのひとつ
キーホールガーデンづくりをしました。
参加者のみなさんでアイデアを出しながら、
つくった結果、当初の予定以上のものができました。
当日は、雨だったにもかかわらず、
みなさんと楽しく取り組みました。
キーホールガーデンの作り方も解説した
記事は、こちらです!
さて、第2回目の初日は、
小さな空間に様々な植物を育てられる
オドロキのガーデン!
ロックスパイラルガーデンをつくりました。
そもそも、ロックスパイラルガーデンとはなにか?
というと、こういうものです。
ロックスパイラルガーデンのスゴいところ!
これの何がスゴいのか?というと、
直径2mほどの小さな空間ですが、
ここに、いろんな知恵が詰まっているんです。
ロックスパイラルガーデン6つの特徴
1.高低差をつくることで、乾〜湿の多様性が生まれる
高いところは乾燥気味に、
低いところは、湿気が保たれやすくなります。
2.山をつくることで、南側と北側で日射が変わる
日当たりの好きな植物と、
直射が苦手な植物と、
性質に合わせて、配置ができます。
3.石を使うことで、熱を蓄えることができる
質量の大きいもの、つまり重いものは、
比熱が大きいので、温まりにくく冷めにくい
性質があります。
温まりにくく冷めにくいというのは、
つまり、蓄熱ができるということ。
4.らせん型を取り入れることで、エッジの延長が長くなる
エッジというのは、異なる環境が接する境界部分のこと。
異なる環境が接することで、環境の多様性が
高まります。
環境の多様性が高まると、
植物や昆虫などの生き物の多様性も高まります。
ひと言で言えば、エッジが長いほど
豊かになります。
曲線を取り入れることで、
直線よりもエッジが長くなり、
環境や生物の多様性を高めることが
期待できます。
5.見た目が楽しくなり、環境にもなじみやすい
自然界には、直線や直角がありません。
曲線を積極的に取り入れることで、
景観的にもなじみやすくなります。
また、曲線を取り入れることで、
形にも遊びが生まれて、見ていて楽しいですね。
6.邪魔ものだった石が、有益なものに生まれ変わる
わが家もそうですが、八ヶ岳の山麓は、
ちょっと掘ると石がたくさん出てくるところが
多いようです。
土地を使うときに、邪魔になる石を取り除いたり
することがありますが、結構な数になり、
敷地の隅に積んであるのをよく見かけます。
この邪魔者扱いの石が、全部資源に変わります。
石は、ガーデンづくりや階段づくりなど
コンクリートを使わずに様々な場面で活躍します。
ちょっとしたアイデアと、石を扱うコツがわかれば
邪魔者が資源に変わります。
ロックスパイラルガーデンのつくり方
大きさはどの位にすればいい?
石があれば、簡単につくることができます。
直径は、2m程が使いやすいでしょう。
なぜ直径2mかといえば、
手を伸ばせば中心に手が届くから。
手が届くから管理も簡単です。
つくりたい場所の中心に杭を立てて、
そこから半径1mの円を描きます。
その円にあわせて、溝を掘り、
石を据え付けていきます。
石を据え付けるポイント
石は半分ほど埋めてあげると、
安定します。
石の大きさは、
頭の大きさぐらいあると
いいでしょう。
石は小さいよりも、
少し大きめの方が、どっしりと
安定感が出ます。
手に入る石を活かしてつくるのが一番。
今回は、
大きめの石をスパイラルガーデンに使い、
小さめの石は、
別の場所につくった花壇に使いました。
もちろん、小さめの石しかない場合は、
その石を使ってスパイラルガーデンを
つくることもできます。
中心に向かって、らせん状に石を積んで
いきます。
土の山の上に石を並べるのではなく、
中心部の石は、地面から石を積み上げていく
感じで組んで、土で埋めます。
そして、完成!
今回は、参加者にガーデナーさんが
いらしたので、
ローズマリーの苗の移植を
デモンストレーション
していただきました!
他にも、いくつかのハーブなどを植えて、
いい感じに収まりました。
ご参加いただいたみなさん、
そして、主催していただいた
中島さん、早川さん、みなさんが一緒に
アイデアを出して、手を動かして、
ステキなスパイラルガーデンができました!
スパイラルガーデンができあがったら、
次は、同心円状の曼荼羅ガーデンをつくりました。
続きは、また別の記事でご紹介します。
どうぞお楽しみに!
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