こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

11月の年間講座1日目のレポートを担当してくれたのは、
ぐっちゃんです。
ありがとうございました。

どうぞお楽しみ下さい!
 
ーーー
 
11月3日、風と土自然学校に到着して、いつものように家の中に入ると、
ほんわかぁっと暖かいぬくもりを感じました。
 
薪ストーブのぬくもりです。
立冬も近く、冬の始まりはすぐそこですね。
 
 
この1ヶ月の近況報告からスタートです。
 
循環講座に参加するようになって普段の生活に
手作りすることが増え、より生活力がアップしている仲間もいますよ。
       

種とりの基本

 

万願寺唐辛子

赤く完熟していて表面がシワシワになってるものは、実の側面をカットして中の種を取りだし、乾燥します。
 
 
実は赤いけど、まだ表面がシワシワになっていないものは、追熟させます。
 
この時、カビを発生させないようにすることが大切です。
実の側面の端っこをハサミでカットし、実の内側の風通しをよくして干します。
 
 

バターナッツカボチャ

実を包丁でカットします。
 
 
水を張ったボウルに種をスプーンですくって入れ、ワタを取り除きます。
 
 
 
 
先月のキュウリの種とりのときに、
浮いた種は未熟なので取り除くと言っていましたが、
カボチャの種は全部浮きます。
薄い種は取り除きましょう。
 
水で洗い、きれいになった種子は、紙に広げて干します。
 
 
どの野菜の種とりも、1つの株だけから採るのではなく、
いくつかの株からとることで、多様性が確保できます。
 
 

ニンジン、ダイコン

土から掘り起こし、大きさ順に並べます。
小さいものや大きすぎるもの省き、
一番おいしそうで形の良いものを選びます。
 
選んだら、葉を数センチ残して上部を切り落とします。
再び土に戻して越冬させて、翌年花を咲かせて採種します。
 
上部は、凍らないように土に埋め、上からワラなどを
かけて保温します。
 
 

豆類

ペットボトルに乾燥した豆を入れ、ふたを開けたまま2週間ほど置きます。
豆は呼吸しているので、だんだん二酸化炭素がペットボトル中に充満します。
そうしたら、ふたを閉めて保存します。
二酸化炭素が充満すると、豆だけでなく、豆につく害虫の卵も休眠状態となり、虫の発生を抑えることができます。
 
 
種の保存の基本は、
1.温度が低いこと
2.水分がないこと
 
保管については、
常温保管がいいもの→球根
冷蔵保管がいいもの→種子
 

昼食

 
種とりの基本の講座が終わったら、お昼ご飯の時間です。
FU・RE・RUのひろちゃん弁当は、新米イセヒカリのご飯が
盛り付けられていました。
つやつやもちもちで美味しかったです。

稲刈り

 

田んぼに移動して、農林48号を1時間ほど稲刈りしました。

刈った稲は、ワラを使って束ねます。
 
水で湿らせた数本のワラをイネの束に一周させて、しっかりと束ねます。
前回は、稲を束ねるのに麻紐を使いましたが、ワラのほうが簡単でした。
 
 
うるち米は、農林48号の他、ハッピーヒルという多収量の品種を育てています。
 
ということでどのくらい、収量の差があるのか、粒を数えてみました。
 
結果、1本の穂についているお米の粒は、
農林48号は、約150粒
ハッピーヒルは、約270粒
 
さすが、ハッピーヒルは多収量。
このハッピーヒルは、「わら一本の革命」の福岡正信氏が見つけて
育成した品種。
味の違いも気になるところです。
 

いよいよ脱穀

はざかけで自然乾燥したお米なので、天候によって乾燥の具合が変わります。
 
お米の水分量を水分計で測り、15%前後になったら乾燥完了。
脱穀機にかけます。
 
 
 
今日、脱穀したお米は、約25kgの重さが3袋でした。
 
 
 

卒業制作の話し合い

田んぼから戻ってきて、卒業制作の話し合い。
それほど、進捗はなかったなりにも話が進みました。
 

太陽光パネル

電池、chargeコントローラー、パネルを購入してみましょう、となりました。
ハンダごてが必要なら梅崎家で作業できるので、日程を合わせて作業しましょう。
 

手仕事カレンダー

梅干づくりや柿酢づくり、味噌作りなど手作りしたいものをカレンダーにしてまとめましょう
 

ぬかくどづくり

まずは材料となるペール缶、トマト缶を集めましょう。
 

夕食

晩ごはんは、おいしい手作りご飯。
 
今日のメニューは
 
白ご飯(新米!!)
車麩フライ(絶品!)
サツマイモをカラッと揚げた甘辛醤油煮(箸が進む!)
ピーナッツカボチャのスープ(滋味深い!)
ダイコン醤油漬け(辛味があってシャキッとする!)
豆乳マヨネーズ(野菜をもっと食べたくなる!)
 
 

白菜キムチを作ろう!

晩ごはんが終わってから、白菜キムチ作りをしました。
1日目にすることは、白菜の下漬けとヤンニョム作り。
 
 

白菜の下漬け

 
 
白菜を洗って、1日 天日干しをします。
白菜を切る前に干してくれていたので、今回は切った後の天日干しは省略しました)
 
白菜は、根元に包丁をいれて葉っぱ部分を裂くようにしてカットします。
 
 
 
根元表面に塩をこすりつけ、樽に白菜を詰めていきます。
10%の塩水を、樽の半分くらいまで入れ、白菜の2倍の重さの重石をします。
ホコリや虫の侵入を防ぐため、ナイロン袋をかけて冷暗所にひと晩置きます。
 
 
 

ヤンニョム作り

【材料】
韓国産唐辛子
大根 千切り
人参 千切り
ニラ 5㎝長さ
りんご 千切り
柿 千切り
にんにく すりおろし
しょうが みじん切り
昆布 細切り
 
もち米(半量の水に浸けておき、ミキサーにかけてから火にかける。もち米と同量のだし汁も加え、ドロッとした餅状にする。)
 
 
 
ヤンニョムの材料となる野菜をみんなで刻みます。
 
 
 
そこに、もち米のペーストをかけて、
さらに韓国唐辛子を加えます。
 
 
 
 
材料を全部混ぜ合わせて、こちらもひと晩置いてなじませます。
  
 
と、今日のキムチ作りはここまでです。
 
 

感想

手作りできるものが増えていくことがとても嬉しいです。
 
野菜がたくさん手に入って食べきれないとき、
放置して駄目にすることがあったけど、
漬物にしたり、干したり、工夫すれば野菜を全部食べきることができます。
 
それをするのかしないのか、選ぶのは自分。  
 
丁寧に暮らしている仲間の存在が励みになるし、
より一層丁寧に暮らしていきたいと思いを強くしました。
 
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