こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
2019年5月から、八ヶ岳にて、
循環する暮らしの場となる庭づくりを、パーマカルチャーのアイデアを取り入れながら、ワークショップで進めています。
パーマカルチャーとは、「自然と調和した暮らし」をデザインするのに役立つ知恵と技術がひとつにまとめられた体系です。
7月のパーマカルチャー・ワークショップでは、「石積みの水場&植物浄化の水路づくり」を行います。
※2020年7月に水場づくりワークショップ第2弾を行います。
5月には、パーマカルチャー菜園づくりをしました!
5月には、パーマカルチャー菜園作りとして、
円形のマンダラガーデンと、石で作るロックスパイラルガーデン作りに取り組みました。
この場所は、石がたくさんあります。
だから、現場で手に入る石や土、木などの自然素材を活かしながら、作りました。
マンダラガーデン
ロックスパイラルガーデン
7月は、石積みの水場&植物浄化の水路を作ろう!
そして、7月のワークショップでは
「石積みでつくる水場と、植物浄化の水路づくり」を行います。
その発端は、パートナーのナツキータがお友達からいただいてきた本。
田渕義雄さんの「森暮らしの家」(小学館)
この本の中に、素敵な外水道の写真がありました。
これを見て、ナツキータが「こういうのを作りたい!」
となったわけ(笑)
なかなか素敵でしょ?
こういうイメージですが、こんなに素敵になるかどうかはわかりませんが、
石積みで外水道を作ろう!と決まったわけです。
あわせて、雨水タンクを設置して、
・上水道と雨水タンクの両方から水を使えるようにする
・高さを変えて、高い方を野外調理の水場として使い、低い方は足洗い場として使う
・使った水は、植物の力で浄化できるバイオジオフィルターにする
と、いろいろなアイデアが出てきました。
7月のワークショップでは、この石積みの水場作りに取り組みます。
今回は、セメントと砂を練ってモルタルを作り、石積みをします。
また、水路をつくるのに、どのような方法を使うか、検討中です。
初めて方でも、一緒に作業しながら
庭づくりのために必要な道具や資材にどんなものが必要なのか、
セメントはどうやって使うのか、など、感覚をつかんでいただけます。
初めてだと、最初はわからないことがたくさんあります。
でも、一回体験してみると、素人でも充分に実現可能なことがいろいろあるんだ、と実感していただけるはずです。
庭づくりを体感すると、できるようになる
こういう感覚がわかると、本や雑誌を見て、「こういう庭が素敵だな」と思っても、
感覚がつかめないと、「わが家の場合はどうしたらいいんだろう?」と疑問が湧いて、
その先に進めません。
でも、現場で実践した経験があると、だんだん見当がついてきます。
たとえば、本やネットを調べれば、セメントと砂を混ぜる割合はわかります。
ところが、どの位水を入れて、どんな具合にすればいいのか、感覚的なところはピンときません。
もしあなたが、
暮らしの中に自然を取り入れたい。
ただながめるだけではない、楽しめる庭を造りたい。
自分の手を動かして、循環する自給自足的な暮らしをつくりたい。
そんな風に思っているなら、今回のワークショップがきっとお役に立ちます。
パーマカルチャーの考え方を取り入れると、
ただ眺めるだけだった庭が、循環する暮らし場として、役割を持ちます。
循環する暮らしの場としての庭の役割
庭は、実に様々な役割を果たす空間となります。
たとえば、
・野外での調理を楽しむ。
・人が集まれる空間として使う。
・たき火を囲んで交流する。
・庭仕事で使った道具を洗う。
・雨水丹くを置いて、活用する。
・自給用の菜園にする。
「こんな風にできたら楽しいな」
湧いて来たアイデアを、自分でカタチにできるようになったらいいな、と思いませんか?
手を動かしながら考える
現場で、実際に庭づくりをしていると、
はじめは思いつかなかったアイデアが、次から次へと湧いて来ます。
「そうだ!こんなこと、できたらいいな」
基本的なことがわかると、「この発想をカタチにするには、どうすればいいだろう?」と考えて、
現場にある素材と、地形などの様々な条件を踏まえて、具体化していきます。
現場では、図面の上ではわからないことが腑に落ちたり、
図面を見ているだけでは浮かんでこない発想が、次々に生まれてきたりします。
庭が、循環する暮らしの場としての役割を持つと、暮らしがもっと楽しくなります。
思いどおりの庭をつくるヒントやスキルを手に入れたかったら、
ぜひ、パーマカルチャーワークショップにお出かけください。
2020年7月開催 石積みの水場&植物浄化の水路づくりワークショップ