自然農

自然農で免疫力アップ コロナに負けない秘策!?

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こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。

新型コロナウィルスの感染拡大が止まらず、
東京など7都府県を対象に、
「緊急事態宣言」が出されましたね。

 

自然農とコロナウィルス

え、そんなの関係ないでしょ?
と思いましたか。

実は、自然の営みという視点で見ると
いろいろなヒントがあるんです。

川口由一さんが提唱する自然農は、

・耕さない
・草も虫も敵としない
・農薬や肥料を持ち込まない

この3つが基本です。

自然の営みを邪魔しないのがポイント。

この3つの基本についてお話しすると、

草を刈らないと、虫が増えませんか?
肥料をやらないと、どんどん土がやせませんか?

よく聞かれます。

 

実際にやるとわかりますが、
虫はすごく増えます。

本当に様々な虫たちが畑にやってきます。

でも、虫の害がひどくなって作物がとれない、
なんていうことは起こりません。

また、耕さずにいると、
肥料をまかなくても、年数を重ねるにつれて
土が豊かになっていきます。

もちろん、作物の収穫量も増えます。

 

ある特定の虫が大発生するのは、
自然のバランスが崩れているから。

普通の畑では、作物以外の植物(雑草)はすべて
取り除きますから、生態系は単純化しますね。

畑に作物しかないから、作物のことが好きな
「害虫」だけは増えるけど、他の生き物たちは
住む場所がありません。

 

自然農では、草とともに作物を育てるので、
植物の種類数が多くなります。

植物が多くなると、そこに生息する
生き物の種類も多様になります。

だから、害虫だけでなく、益虫も増えるし、
害虫でも益虫でもない、ただの虫も増えます。

こうして、全体のバランスが保たれるので
何か特定の種類だけが増えることは、
起こりにくくなるわけです。

いまは、コロナウィルスが世界的に急速に
増殖していますね。

これは、人を取り巻く環境が単純化して、
生態系のバランスを欠いていることの表れ
だと考えることもできます。

 

助け合う植物と細菌類

土壌中の様々な細菌類は、
植物の健康を守る上でとても大切な役割を
果たしていることが、様々な研究で
わかっています。

たとえば、
植物にはそれぞれ共生関係にある
菌類がいます。

菌類が集めた水や養分を
植物(作物)は、根から受け取ります。

そのかわり、植物は、光合成でつくった
デンプンを菌類に渡します。
あ、デンプンは菌類の餌になります。

植物と菌類は持ちつ持たれつなんですね。

 

植物の「根」は、
私たちの体でいえば「腸」にあたる器官。

私たちの健康に、腸内の細菌バランスが
欠かせないのと同じで、

植物の根を取りまく土壌中の
細菌バランスが良好だと、健康に育ちます。

つまり、病気や虫にやられにくくなるんです。

ちなみに、
化学肥料を作物に与えた場合、
作物は、必要な栄養素を得るのに
細菌の助けを借りる必要がありません。

だから、光合成で作ったデンプンを細菌に分ける
こともしないそうです。

すると、餌がない分、土壌中の細菌は少なく
なりますね。

実は、肥料と農薬の使用量は、比例します。

つまり、肥料が増えると、使う農薬も増えます。

これは、作物の根につく細菌類が少なくなる分、
病気や虫に対する防御力が下がり、その結果、
農薬の助けが必要になる、ということでしょう。

 

健全な土に触れると、免疫力が上がる!

 冒頭にも書いた通り、

自然農の基本は、

耕さず、
草も虫も敵とせず、
農薬や肥料を持ち込まない

自然農で作物を栽培すると、
自然の営みを邪魔しないから、
土壌中の細菌類が元氣になり、
畑の生態系も豊かになっていきます。

その結果、作物の収穫量も増えていくんですね。

土中の豊かな細菌類は、植物の健康に
貢献しているだけではありません。

 

私たちの体の表面には、
病気の元となる菌やウイルスから守って
くれる常在菌がいます。

そして、様々な細菌類やウィルスを含む
健全な土に触れると、私たちの皮膚や
粘膜を保護する常在菌も元氣になるそうです。

 

いまは、感染を予防するため、除菌が重要視されています。
これは、ある意味正しいこと。

でも、除菌、除菌とやり過ぎれば
常在菌も一緒に除菌されて、
防御力を下げてしまうことにもなりかねません。

感染予防のためにできることはいろいろあります。
手洗い、うがい、換気、距離の確保など、
できることはしておきたいですね。

多くの人が行き交う都会では、特に注意が必要
なのはいうまでもありません。

 

だからといって、家に閉じこもるのではなく、
適度に体を動かしたほうがいいでしょう。

そして、自然農の畑で土いじりをすることは、
免疫力を上げる上でも、大いに意味がありそうです。

畑の生物多様性を守るのと同時に、
自分の体の常在菌の多様性も守る。

自然農の畑で土に触れて、作物を育て、
ついでに、コロナウィルスに負けない
免疫力が手に入れば、いうことなしですね。

こんな時だからこそ、楽しみながら
自然農を始めてみてはいかがでしょう。

わずかなスペースでもできますよ。

 

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