こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
先週末は、毎年恒例の野草講座でした。
植物図鑑が使えるようになると、
初めて見る植物でも自信を持って
見分けられるようになります。
でも実際は、写真やイラストと
実物を比べて、
「これかな?あれかな?」
「うーん、多分これだと思うんだけど・・・」
となかなか確信を持てないという方が多いんです。
植物図鑑の解説文を読めば、識別のポイントが
書いてあるので、「これでOK!」となるんだけど、
解説文が、植物用語のオンパレードで、
・漢字の読み方がわからない
・用語の意味がわからない
さらに、
・そもそも、どのページを見ればいいのかわからない
ということで、挫折しちゃうんです。
講座では、用語の説明から図鑑の引き方まで、
実践を通じて練習していきます。
だから、初めてでもどうすればいいのか
感覚がつかめるようになります。
観察と検索
まずは、野草の観察。
風と土の自然学校の敷地内に生える植物について
解説を交えながら紹介していきます。
マイクロスコープで観察すると、
肉眼ではわからない別世界が広がります。
検索用の植物を持ち帰り、
図鑑を使って調べます。
初めは、みなさんとまどっていたけど、
段々と要領がわかってきます。
採集
採集してきた植物たち。
必要なところだけ採るのがポイント。
あとで仕分けをするのは大変なんです。
ひと手間かけると後が楽になります。
今回は、身近に生える野草を使ったお料理と、
かゆみ止めのチンキ作り、
あわせて20種類以上の植物たちを使いました。
かゆみ止めのチンキ作りは簡単。
野草を瓶に詰めて、ホワイトリカーを
入れるだけ。
2〜3ヶ月経てば使えます。
季節ごとに、野草を足してもOKです。
お料理とチンキに使った植物のほか、
観察しただけの植物たちもあるので、
合計40〜50種類の植物が登場しました。
野草料理
野草をゆでる時にも順番があり、
アクの少ないものから先にゆでます。
野草を使ったお料理を一つひとつ
教えてもらいます。
今年の野草を使ったお料理はこちら!
美味しそうでしょ?
最後の感想では、
「こんなに難しい図鑑買っちゃったけど、
どうしよう、と思っていたけど、使い方がわかりました」
図書館で図鑑を借りてきた方は、
「とっても楽しかった!帰ったら、図鑑を買います〜」
など、みなさん、植物との距離がグッと近く
なったみたいで、楽しい2日間でした。
来年は、5月最後の週末に開催予定です。
よかったら、いまのうちから予定を手帳に書き込んで
おいてくださいね。
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