建築ワークショップ、初めてでも大丈夫ですか?

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

風と土の自然学校 の拠点作りが、八ヶ岳サイトで進んでいます。

建物づくりは、屋根と構造は工務店さんにお願いして、
内側は、半セルフビルド・ワークショップをからめて進めています。

現場指導は、大工として50年の経歴を持つ小杉棟梁。

第1期は、2018年10月からスタートして、もうすぐ半年。

集まったメンバーは、電動工具を初めて手にする人たちがほとんどの素人集団(笑)

それでも、どうしてどうして。着々と進んでいます。

 

目次

半セルフビルドWS 5ヶ月目

 
現在、小杉棟梁の指導の下、
素人集団(笑)の建築チームが階段づくりに取り組んでいます。

家づくりで難易度が高いといわれるひとつが階段。
大工になって、3年はさわらせてもらえないのだとか。

それなのに、10月にスタートして、現在5ヶ月目の
素人集団が、いい仕事をしています!

 

小杉棟梁のメールから、先週末の現場の様子をご紹介します。
(一部抜粋)

ーーー
※ここから

皆さんの笑い声が今までになく明るくて、
建物の外まで大きく聞こえてきたのは、
この春めいてきた陽気のせいなんだろうなと思っていました。

参加者全員がこの時期にきて一皮も二皮も脱皮してきています。 

皆さん、御自分たちの顔つきが変わってきているのに
気が付いていないでしょう。
 

今までチンプンカンプンでしていた作業の立ち位置を今、
皆さんは把握し始めています。

作業の立ち位置が確認できれば、其処につながる前後の状況を見る、
ゆとり、が出来ます。

その”ゆとり”の笑い声だったのです。

ーー

(建物づくりの中で)遊ぶ余地は、階段の他にもいくらでもあります。

今、プロと呼ばれる職人さん達が忘れかけている、
この「遊び心」を、みなさんはふんだんに持っています

その意味で、プロになってはいけません。
ずっと(遊び心のある)アマチュアでいてほしいと思います。  

※ここまで

 

 

「素人さんは怖い」とは?

棟梁は、「素人さんは怖い」と、よくいいます。

なぜなら、プロの職人なら考えもしない、自由な発想をするから。

これは、アマチュアには「遊び心」がある、ということに通じます。

 

また、こうもいいます。

「職人の方がうまいかもしれない。
 でも、楽しんで作ったものにはかなわない」

 

僕たち素人にとっては、建築というのは、
知らないことがたくさんある新しい世界。

ワクワクしながら取り組む、非日常の世界です。
だから、楽しくて仕方がありません。

 

でも、今の職人さんは、早く仕上げることが求められているので、
楽しみながら建物を作ることが、なかなかできないとのこと。

だから、素人さんが楽しみながら取り組んでいる姿を見ると、
うらやましくなるそうです。

 

アマチュアは、面白いアイデアを思いついても、
どうすれば実現できるのかわかりません。

でも、プロの知恵と技があれば、実現することができます。

 

もともと、遊び心があふれた棟梁ですが、
素人集団の建築チームと一緒に建物を作るのを、
本当に楽しんでくれています。

こういう職人さんから、建物づくりを教えてもらえる場が
半セルフビルド・ワークショップ。

 

どうすれば、いい建物ができるか。
どうすれば、より楽しくなるか。

みんなでアイデアを出しあいながら進めています。

 

チンプンカンプンから、少しずつ脱し始めて、
これからますます、楽しくなりそうです。

 

半セルフビルド・ワークショップの第2期が、
4月から始まります。ただいま、追加募集中です。

 

まったく初めてでも、大丈夫?

「教えることはできないけれど、伝えることはできます」

「わかるまで、何度でも聞いてください」

これ、棟梁の言葉です。

なんだか心強いと思いませんか?

もちろん、建築スタッフのめぐちゃんも、
僕もサポートします。

 

 

よく質問いただくのが、

「まったく初めてでも大丈夫ですか?」

「女性でも大丈夫ですか?」

「2期から参加してもついて行けますか?」

心配ですよね。

でも、ご安心ください。

大丈夫です!

作業内容は、建物づくりが進むにつれて、変化していきます。

ワークショップの中では、全員で一緒に学びますし、
復習を兼ねて、何度も確認しながら進めます。
その都度やり方をご説明しますので、2期からでもまったく問題ありません。

道具の扱いもだんだんとうまくなるし、
建物をどのようにして作るのかについても、基本的な解説を受けた上で考えながら取り組みます。

家の構造がどうなっているのかがよくわかるし、自分で何かを作ったりする時にも、
どうすればいいか、アイデアが湧いてくるようになりますよ。

 

ちなみに、薬師寺の再建を手がけ、
最後の宮大工棟梁といわれた
西岡常一さんは、こうおっしゃっています。

「大工の仕事は、現場で覚えるもの」

 

もし、建物づくりや家具づくりに興味をお持ちなら、

半セルフビルド・ワークショップは、
技術を身につけるのに、またとない機会です。

第2期が4月にスタートするのに合わせて、
メンバーを3名追加募集します。

一緒に、建物づくりや家具づくりを実践通じて学びませんか?

詳しくは、こちらをご覧ください。

3名追加募集】 半セルフビルド・ワークショップ

 

 

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