こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。
第5期 自然農と手づくり循環生活 実践コース
4月の講座 2日目のレポートです。
担当は、ケイさん。
お忙しい中ありがとうございました!
どうぞお楽しみ下さい。
= 風と土の自然学校 5期生 第一回 4月17日(日)体験レポート =
【ウォーミングアップ】
・朝6:30出発で、山桜見学を兼ね長生寺の裏山をハイキング
・途中、野草の説明(ブラジル野イチゴ、ホウバミソ、たらの芽など)あり
・また、山道の水が流れた跡を例に、自然界には直線は無く常に曲線である事、その為、うねを作る時も風の通りを意識して曲線を取り入れると良いことなどの説明を受ける。
・クイズ:蛇の胴体と尻尾の境目はどこから?
⇒フキちゃんが正解しましたが、聞こえていなかった方もいると思うので、
引き続き、次回までの宿題という事で。
【講義・実習】自然農のたねまき、イネの苗代づくり
・今回は小松菜、春菊の種まきとネギ、キャベツ、レタスの苗の移植を実施。
<種まきの方法>
1.種まきをする場所を決めたら、雑草を刈る
2.刈る時のポイント:
1)刈る幅の両側に鎌で切り込みを入れる
2)鎌を地面に水平に密着させて、土が完全に見えるように雑草をきれいに刈り取る
3.雑草の種が表面に残っているので、表土を1cm程度削り、手で脇に寄せる
4.雑草の根切りをするために鎌を縦3~5cmの深さで差し込み、浅く耕すようにする。
その後、手で土の表面をパンパンと叩いて固める。
5.鎌の背で種をまく溝を2本(10cm程離して)作り、種を2cm間隔でまく
6.種をまいた溝に土をかぶせ、再度パンパンと強めに叩いて固める
7.最後にイネ科などの細い葉を5cm程度の長さに刻み、上から被せる。
広い葉は新芽が伸びる際、邪魔になるので使わない
雑草を被せる理由:
1)鳥が種を食べないように
2)雨で土が流れないように
3)直射日光で地中の虫や細菌などが死なないように
<ネギ苗の移植方法>
1.苗を移植する場所を決めたら雑草を刈る。
この際、地表の雑草が土の中に混ざらないようにする。
土寄せ用の土を置く場所も、草を刈っておく。
2.雑草を刈り終えたら、クワで苗を植える溝を掘る。
3.ネギの苗をコブシ間隔で並べて軽く土を被せる
4.ワラを根の部分に被せ、更に土で覆う
※ワラをかぶせることで、ネギを収穫する際に抜きやすくなる。
5.クワの背で土を押さえるか、土を足でしっかり踏む。こうする事で根と土がシッカリと密着する。
6.最後に1で刈った雑草を被せる。
<キャベツ、レタスの苗の移植方法>
※キャベツ、玉レタス、サニーレタスの苗は、はのちゃんに分けて頂いたものです。
はのちゃん、本当にありがとうございます。
1.移植する30分ほど前に、苗のポットに水を挿し湿らせておく。(乾燥している日は)
2.定植させる場所を決め、苗を入れる穴を移植ごてであける。
(雑草は事前に刈る)
3.掘った穴に水を入れる。この時、水の浸透が早い場合はネズミの通り道がある。穴があれば、シッカリつぶしておく。
4.苗の根元をシッカリ押さえ、逆さましてポットから外す
5.苗を傷めないように、穴に移植し土を丁寧に被せ、シッカリと固めて根と土を密着させる。
6.刈った雑草を苗の根元に被せる
<イネの苗代づくり>
田植えの準備として、苗箱にイネの種もみをまきました。
今回は、プール育苗という方法です。
ブルーシートに水をため、そのなかに苗箱を並べて育てます。
【講義】
1.自然農の基本と作物の種子
・配布資料に基づいて梅さんに説明いただく(説明内容は割愛)
・資料に無いポイント(例):
・虫の付き方が、土地の状態を教えてくれる
例)虫が付き過ぎている:土地が肥え過ぎている、または土地が整ったしるし
・遺伝子組み換え作物が与える周りの畑への影響
・日本は、遺伝子組み換え作物の消費量が実は多い。
2.野菜栽培の基本 その1
・資料に基づき歴史、作物の育つ条件、自然農で使う道具、野菜の分類など説明いただく。
・少人数のグループに分かれ、各自の気付きや疑問などを確認。
【ブランチ】
献立は、カレー、ニンジンサラダ、キャベツと昆布の塩漬け、チャパティ。
とても美味しい、ヘルシーなブランチをおいしくいただきました!
【家具作りデザイン検討】
・ナツキータご要望の本棚と子供用テーブルのデザイン検討を実施
・ナツキータのイメージや要望をヒアリングしアイディアを纏める
・ナツキータからの必須条件
1)本棚は今持っている絵本が入るサイズ
2)上段、下段セパレート、上段は扉付きでディスプレイが可能なもの
3)デザイン性も欲しい(猫好き)
4)サイズ(Max):高さ120cm、幅160cm、奥行40cm(絵本が収納できるサイズ)
5)テーブルは、円卓で折りたたみ式、直径60cmくらい
<宿題> 本棚のデザイン検討
【ワークショップ】 畑のデザイン
畑の作付け計画を、グループごとに相談してまとめました。
みんなで持ち寄った種のシェアもしました!
・各班に分かれ畑で育てる野菜のレイアウトをデザイン
・振り返り
【苗作り】
講座終了後に、次回までに種から苗を育てる必要のある種類に関し、苗作りの方法を一部のメンバーで実施。
<所感>
今回、初めて農作業を言うものを実際に体験しました。今思うと最後に畑に近づいたのは幼稚園の芋掘り遠足だったかも知れません。
普段、土に触れる事の無い生活を過ごしている中で、今回作業中に感じた『土の香り』には感動を覚えました。なんとなく懐かしく感じる面もありました。
それが何故だかは分かりませんが、もしかしたら人間の中には自然と風や大地の香りを覚えているのかも知れません。
これから一年続く、自然と向き合い、自然に触れ、自然に溶け込む生活が楽しみです。
筋肉痛にならない、体作りも平行して進めながら、楽しい仲間と様々な事を学ばせていただける環境を頂けた事に感謝しつつ、今回のレポートの締めとしたいと思います。
梅さん、ナツキータ、第5期生の皆様、お疲れ様でした。また来月もよろしくお願いいたします。
これからも、もっともっと盛り上げていきますよ~!!