令和元年最後の自然農体験会のテーマは、鏡もちづくりでした。
当日の様子をレポートします。
自然農の基本がわかる自然農ミニ講座や、手づくり循環生活の紹介を行いました。
もちつき&鏡もちづくり
自己紹介のあとは、無肥料&無農薬で育てたもち米を使い、臼と杵でもちつき。
そのお餅で鏡もちを作りました。
今回は、古代米のもち米を使った紅白の鏡もちづくりです。
白は、シラゲ餅。
赤は、神丹穂(かんにほ)。
こちらが、神丹穂のお餅。
精米をしていますが、小豆色っぽい色が残っています。
表面がつるんとするように、しわを伸ばして裏側にまとめます。
もち米を蒸かしすぎると、丸めたときにダレるので、少し固めがいいようです。
紙の枠に入れて、形を整えます。
もちつきをしている合間に、手づくりのウッドガスストーブで焼きミカン。
小枝を燃料に、よく燃えます。
鏡もちづくりが一段落したら、味噌汁とお餅でお昼ご飯。
みんなお腹がふくれたところで、一枚パチリ。
鏡もちは、こんな感じでできあがりました。
自然農ミニ講座
もちつきのあとは、自然農の畑に移動してミニ講座です。
自然農の基本は、
・耕さない
・草も虫も敵としない
・持ち出さない、持ち込まない
(肥料も農薬も使わない、雑草も作物の残渣も持ち出さない)
耕さない自然農の畑の土と、耕す普通の畑の土の匂いを比べます。
「全然ちがう〜」
口々に声が上がります。
11月の体験会で播いたエンドウが芽を出していました。
耕さない畑では、雑草のタネは地表面にあります。
自然農の種まきは、まず、タネを播くところの草を刈り、
地表面1㎝の厚さで土を削り、脇によけます。
こうすることで雑草のタネが除かれるわけです。
地面にノコギリ鎌を差し込んで根切りをして、表面を整えてからタネを播きます。
手づくり循環生活の楽しさと魅力
畑からもどり、手づくり循環生活の紹介です。
日本の自給率を上げるのはなかなか大変ですが、わが家の自給率を上げるなら、タネを播くこと。
年間講座「手づくり循環生活 実践コース」であつかうのは、衣食住、自然エネルギーとセルフケア。そして、自分のテーマで仕事をつくる「自分のシゴト」。
自分の暮らしに必要なものを、すべて買ってくるのではなく、自分の手を動かして作る。
このプロセスが、とても楽しいんです。
年間講座の様子をスライドで見ながら、1年間の暮らしや手仕事の様子をご紹介しました。
最後は、4月から始まる第9期の年間講座のガイダンス。
第9期から一緒に活動する仲間が、また増えました!
次回の自然農体験会は、
2020年1月13日(月祝)自然農&もちつき体験会です。
自然農や循環する暮らしに興味のある方はもちろん、
臼と杵でもちつきをしたい!という方も、ぜひお出かけください。