近所の雑草が野草に変わる!?野草の食べ方、活かし方がわかると暮らしがさらに楽しくなる

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

6月に入り、草の伸びる勢いが強くなってきました。
ここ数年、感じるのは、雑草を抑えるポイントは、
「まだこのくらいなら大丈夫」というときが勝負時、ということ。

田んぼの草取りも、畑の草刈りも同じ。

まだ大丈夫、だと思っていると、あっという間にぐーんと伸びます。

作物と雑草を見わける方法

風と土の自然学校で主催している年間講座「自然農と手作り循環生活」
では、自然農の実習用に講座生の畑があります。

自然農では、草を抜かずに刈りますが、
そのとき、みなさんがとまどうのは、

「これって、草?それとも、作物の芽?」

ということ。


そうなんです。
始めはみなさん、見分けがつかずに、
うっかり作物を刈ってしまう、なんていう事故(!?)も
あるんです。

どうすれば、見わけられるのか?

ひとつは、

種から育てること。
そうすると、どんな芽が出てくるのかわかるので、
だんだんと草と作物の見わけができるようになります。

そして、もう一つは、雑草を覚えるという方法もあります。

名もない草を見つけたら、それは発見です!

道ばたに咲く名もない草、みたいな言い方があるけど、
名前のない草を見つけたら、それは新種かもしれません!(笑)

まあ、普段目にする草には、すべて名前があります。

作物とは違う、雑多な草ということで雑草なんてひとくくりにされていて、
草たちからすれば、失礼な話しですね。

僕は、畑を始めるよりも先に植物が好きで、よく調べていました。
だから、畑を始めたとき、一目見れば、草なのか野菜なのか、
すぐわかるので、とても便利でした。

「でも、覚えるの大変でしょ?」
という声が聞こえてきそうですね。

実際は、野菜なのか草なのかを見わけるだけであれば、
それほど大変ではありません。

草とちょっとなじみになるだけでも、名前はわからなくても、
なんとなく雰囲気でわかるようになってきます。

雑草と呼ばれる草には、役に立つものがいろいろあります

畑では、作物以外はみんな雑草です。
ちょっと生えてきたら、みんな抜かれます。

普通の農家さんの感覚では、作物以外の植物が一切ない畑は、
よく手入れされたよい畑です。

雑草は敵!なんです。

でも、雑草の中には、素敵なものがたくさんあります。

例えば、ヨモギ。
薬草としても昔から利用されてきた草です。

春先は、もち草としても利用されるほか、
おひたしとして食べたり、ヨモギ茶を作ったり。

お灸もヨモギから作ります。

ほかにも、民間療法でも様々な使い方がされていて、
挙げればキリがないほど。

少し湿ったところが好きなドクダミ。

ドクダミは、お茶としてなじみがありますが、
食べてもなかなかイケます。

 

ほかにも、ヘビイチゴは、食べてもさほどおいしくないけど、
焼酎漬けにすると虫刺されのかゆみ止めとして、とても重宝します。

 

夏は、春とは違って、内臓を整えバランスを取る滋養となる野草が楽しめます。
季節によって、身体への作用も変わるんですね。

野草を暮らしに活かそう!

野草は、食べるだけでなく、季節に応じて、暮らしの様々な場面で
活かすことができます。

野草を見わけるには、植物図鑑が使えると便利です。
知らない野草を調べるのはもちろん、

食べられるのか?
それともよく似た毒草なのか?

と迷ったとき、識別のポイントがわかります。

図鑑には、植物用語の壁がある

植物図鑑で調べてみようと思ったけど、
実物と写真を見比べるだけでは決め手に欠ける、ということは
ありませんか?

でも、解説文は植物用語のオンパレードでよくわからない、
という人は、結構多いんです。

 

天ぷら、おひたしのほかにも、カンタンでおいしい野草料理があります

そして、食べられる野草がわかったとしても、調理法は
天ぷらやおひたし、というイメージがありませんか?

実は、野草料理は、和風からアジア風、そして洋風まで
本当にたくさんのレパートリーがあるんです。

しかも、とてもおいしいし、健康にもいい野草の調理法があります。

アーユルヴェーダのおいしい野草料理と図鑑の検索法

毎年春に開催している野草の講座があります。

ズバリ、「めざせ!植物の達人 野草編」。

「アーユルヴェーダのおいしい野草料理 & 草本図鑑を使った検索方法」を学びます。

 

野草料理は、インドの伝統的医学アーユルヴェーダの先生で、
料理研究家のミヤモトタミコさんにお越しいただきます。

また、図鑑の引き方は、森林インストラクターの梅崎靖志が担当します。

開催レポート

2018年7月開催のレポート

 

今後の開催情報について

「めざせ!植物の達人 野草編」は、毎年、4月下旬から7月に1回、開催しています。

 

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