エネルギーの自給

自宅でできるエネルギー自給自足 いろいろ

2019/09/18

こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。

自分の手でつくる循環する暮らしの魅力をお伝えする講座やワークショップでよくお話をするのが、自給率を上げたい要素について。

 

自給自足的な暮らしでは、自給率を上げたい要素が主に5つあります。

それは、衣食住、そして、医療とエネルギーです。

手軽にできるエネルギー自給率アップのアイデアを、わが家の実践例を交えてご紹介します。

 

エネルギーはまとめる?分散する?

エネルギーには、様々な種類があります。

大きく分けると

再生可能エネルギーと、再生できないエネルギーです。

再生できないエネルギーとは、おもに石油、石炭、天然ガスなど、化石燃料のこと。

再生可能エネルギーとは、太陽光・太陽熱・風力・地熱・中小水力・バイオマス(生物資源エネルギー)を指します。

 

では、自給自足的な暮らしをするとき、エネルギーはどのように選べばよいのでしょう?

 

サブシステムを用意するのがパーマカルチャー流

自然と調和した暮らしをデザインする技術と考え方をまとめた「パーマカルチャー」には、

サブシステムという考え方があります。

 

安心な暮らしに役立つサブシステムとは?

暮らしに欠かせない大切な要素は、複数の系統で確保するのが、サブシステムの考え方。

暮らしに欠かせない大切な要素を3つあげるとすれば、

・食べもの

・水

・エネルギー

 

たとえば、水なら、

上水道のほかに、井戸水と雨水がつかえれば、3系統で確保ができるわけです。

 

つまり、メインとなる上水道のほかに、サブを用意することで、メインに支障があった場合でもバックアップできるというわけです。

 

オール電化住宅は、エコ住宅として電力会社などが普及に力を入れています。

でも、停電したら、照明も、暖房も、調理も、場合によっては水洗トイレも使えません。

災害時にも、電気は復旧が早いとはいえ、厳冬期などはたった1日であっても大変です。

 

ですから、パーマカルチャー的には、エネルギーはなるべく分散しておきます。

 

家庭で取り入れやすいのは、太陽光発電、太陽熱温水器、薪やペレットなどの木質バイオマスエネルギーでしょう。

 

わが家のエネルギー自給率アップ作戦!


わが家のエネルギー事情をご紹介します。

 

暖房

暖房は、薪ストーブと石油ストーブを使っています。

薪は、近所の伐採木などをいただいてきますから、手間と時間はかかるけど、お金はかかりません。

冬は、飼い猫のサバオがストーブの前に陣取ります。

 

また、現在、八ヶ岳にて、ワークショップを絡めてつくっている新しい拠点では、

太陽熱を活用した「そよかぜ」という床暖房のシステムを入れています。

あったかい、というほどではないにしても、底冷えせずに寒くないので、太陽熱は、とてもありがたいものです。

 

調理

調理は、普段はガスですが、屋外で使える調理用のコンロがいろいろあるので、いざとなればガスがなくても困りません。

たとえば、小枝があれば調理ができるウッドガスストーブ

お米のもみ殻を燃料にしたペール缶ぬかくど

燃焼効率のよいロケットコンロ

 

薪は、置き場にスペースが必要だけど、身近なところにストックできるのがメリットです。

2014年の豪雪時には、流通がストップして約1週間、山梨県全体が孤立しました。

お店の棚が空になり、燃料も不足。

こんな時、手元にエネルギーのストックがあるのは心強いのです。

 

給湯

わが家の給湯は、ガス給湯器、お風呂は灯油ボイラーです。

お風呂に関しては、5月から9月頃までは、屋根上の手づくりの太陽熱温水器が活躍します。

 

午前中に水を温水器にあげておけば、午後には40度以上のお湯になります。

それを湯船にためておけば、沸かす必要もありません。

 

電気

電気は、電力会社の電気のほか、自分で作った小さな太陽光発電のシステムもあります。

太陽光発電は、ごく小さなものだけど、携帯やパソコンの充電、照明ぐらいには使えます。

玄関の夜間照明は、電池式のセンサーライトなので、太陽光発電で電池の充電をしています。

 

最近は、ポータブルで性能のよいものも出ていて、充電用のケーブルでつなぐだけ。

とても簡単に太陽光発電ができますよ。

 

 

わが家のエネルギー自給率を上げるには?

家庭で使うエネルギーのうち、熱エネルギーが占める割合は、どの位だと思いますか?

 

実は、約半分が、給湯や暖房などの熱エネルギーです。

だから、太陽熱を上手に使えば、暮らしの中でかなりエネルギーの自給率を上げることができます。

 

なお、電気を自給するには、それなりに大きなシステムが必要になります。

手軽なのは、サブシステムとして小さな太陽光発電を導入することでしょう。

これだけでも、いざというときにはかなり役立つはずです。

 

そして、電化製品もエネルギー効率がよくなっています。

10年ほど前のことですが、古い冷蔵庫が壊れて買い換えたんですね。

そうしたら、電気代がいっきに数千円も安くなり、驚いたことがあります。

 

消費電力の小さなものと順次入れ替えて、消費量を抑えることも、エネルギーの自給率アップに貢献します。

 

以上、わが家のエネルギー自給率アップについて、ご紹介しました。

薪の利用など、住宅街では使いにくいかもしれません。

でも、太陽熱や太陽光の活用なら、意外と手軽にできるのではないでしょうか。

楽しみながら、できることに少しずつ取り組むヒントになればうれしいです。

 

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