こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
八ヶ岳のわが家のまわりでも、
山がもえぎ色に染まりはじめました。
山が輝く季節。ワクワクします。
自宅で保育する、という選択
僕たち家族がいまのような暮らしを始めたのは、2011年。
パートナーのナツキータは、当時、田舎暮らし未経験。
娘のしーさんは、当時1歳半。
ナツキータといろいろと相談した結果、
しーさんは、幼稚園や保育園に行かず、
小学校に入学するまで家で過ごすことにしたんです。
そして、
田舎暮らし初心者のナツキータは、
梅干し、梅ジュース、柿酢、干し柿、
干し野菜、味噌づくり、などなど。
季節折々の暮らしの手仕事に
せっせと精を出していました。
その原動力は、
「小さな娘に自分の手で作る暮らしを見せたい、体験させたい」
「一緒に暮らしの仕事を楽しみたい」
という思いでした。
また、2歳の誕生日には
しーさん専用の包丁をプレゼントして、
食事の支度を一緒にやり始めました。
そんな風にして毎日過ごしていた
しーさんが2〜3才の頃、
こんなことを言ってくれたんです。
「パパとママのおてては、はたらく おててだね」
小さな時は、親がしていることに興味をもって
自分でもすぐにやりたがります。
そんな時は、
口で説明をするのではなく、
ゆっくりとやって見せていました。
すると、時間はかかっても
できるようになることも多く、
子供も、自分が役に立っていると
感じてよろこんでやってくれます。
わが家では、これをお手伝いではなく、
「お仕事」と呼んでいました。
はじめのうちは、時間もかかるし
急いでいるときは、困ったなぁ、と
感じることもありました。
でも、できる範囲で一緒にやるように
すると、ひとつひとつが経験に
しっかりと刻み込まれていきます。
これをくり返していくと、
だんだん上手にできるようになります。
しーさん、5歳 稲刈り&はざかけ
仲間の存在が、子育てを豊かにする
生活の場が、都会であっても田舎であっても、
こんな風に親子で一緒に、手仕事を
体験することは、とても楽しく、
価値のある時間だと思うのです。
子どもが小さいからこそできることが
ある一方で、子育てに悩むことも多いもの。
こんなとき、心強いのが母親同士の仲間の絆でした。
ナツキータは、「はねこっこ」という
共同野外保育のサークルをつくり、
たくさんのお母さんが仲間となり、
暮らしを大切にする子育てをしてきました。
悩みを打ち明けたり、経験を分かち合ったり、
夢を語り合うことのできるお母さん仲間。
大変な時期を共に助け合ったからこそ
生まれる絆があります。
子供たちが成長してからもつながれる
コミュニティの存在に、いまも助けられています。
自然を感じる暮らしと、人とのつながりが
とても大切だと、私たちが実感しているのも、
「はねこっこ」や年間講座の仲間たち、
そして、お世話になっている地域の方々の
おかげがあるからなんです。
でも、
どうしたらいいかわからず、
手探りしている方もいらっしゃるのが現実です。
そこで、
なにかお役に立てないか、
と生まれたのが5月にスタートする
小さな子とお母さんのための「手づくり循環生活」年間コース。
もうすぐ募集をスタートします。
もうすぐ募集開始!
お母さんと小さな子どもの年間講座
循環する暮らしを自宅で実践したい、
子どもと一緒に自然を感じる暮らしを体験したい、
こういう思いを持ったお母さんが、
1歳〜就学前のお子さんと一緒に
ご参加いただけるコースです。
お子さんを傍らに、季節の手仕事を
やって見せたり、一緒にやったり。
集落を散歩しながら
自然をともに楽しんだり・・・。
自分の手でつくる四季折々の
暮らしを体験して、
そのエッセンスを日頃の生活に
取り入れることができます。
お子さんと一緒に楽しむだけでなく、
お母さんたち同士のつながりを作る。
そして、暮らしに活かすヒントを得る。
これが、この講座のねらいです。
もちろん、様々な体験は、
最近注目されている「非認知能力」を
育むことにもつながるでしょう。
でも、
非認知能力は、結果的に育っていく
おまけみたいなものです(笑)
もうすぐ、募集開始スタートです!
とりあえず日程を、ご紹介します。
<日程(予定)>
5月22−23日(土日)
6月12−13日(土日)
7月24−25日(土日)
8月21−22日(土日)
9月19ー20日(日祝)
10月16−17日(土日)
11月13−14日(土日)
12月5日(日)収穫祭(日帰り)
1月22−23日(土日)
計9回を予定しています。
くわしくは、また改めてご案内します。
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