7月の年間講座、2日目の朝は06:30からスタートです。
1)1人でできる操体法「般若”身”経」
今月の朝のウォーミングアップは、1人でできる操体法「般若“身“経」。
操体法は5月にも梅ちゃんからご指導頂きましたが、今回 改めて教えてもらいます。
慢性的な腰回りの張りが気になる私にとっては、興味津々な内容です。
操体法は、昭和初期から平成初期にかけて活躍された医師の 故・橋本敬三氏が考案、体系化された整体法。
同氏によって誰もが自由に用いることが出来るよう、広く門戸が開かれていた為、全国にお弟子さんも多く、現在に至っては様々なアレンジが加えられ、数々の流派が存在しているのだとか。
普段の生活で意識することは殆どありませんが、私たちの身体の関節は8方向 (上下、左右、前後、伸縮) に動く構造になっています。
しかし、身体がバランスを崩すことによって何れかの部位に動かしづらさを感じたり、無理に動かすことで痛みや違和感を伴ったりすることもあると思います。
例えば、身体に歪み等があると、左右で「動かしやすい方」と「動かしづらい方」が出てきます。
そんな時、私たちは、一生懸命、動かしにくい方を動かすことで改善しようとします。
ところが、操体法は「動かしやすい方=心地よいと感じる方」に動かすことで、自然と身体が整うという、身体が本来持っている仕組みを活かした目からウロコのアプローチです。
大事なのは、
「痛みを我慢したり、無理をしないこと」
「常に呼吸を意識しながら、吐く息とともに身体のを動かすこと」
朝のウォーミングアップ 操体法
基本的なやり方を下記にて整理してみました。
前後、左右、右回り・左回りそれぞれについて、ひとつずつ①〜⑥をしていきます。
① ゆっくりと身体を動かし、動かしやすい方(心地よい方)を探す
② 深く息を吸ったら、少しずつ吐きながら 身体をゆっくりと動かしやすい方へ動かす。
③吐ききったら、その体勢を維持たまま深く息を吸う。
⑤ 息を吸うと緊張感が高まるので、その緊張感を十分に味わってから息を吐き出すのと共に脱力する。
⑥ もう一度 深く息を吸い、ため息をつく。
正しく行えば、身体が緩み、歪みが整うとのこと。
考案した橋本先生によれば、毎日やるといいそうです。私も試してみようと思います。
2)梅の実の収穫
梅ちゃん宅のすぐ裏にある長生寺さんの敷地内には、梅の木がたくさんあります。
今回は 鈴なりに実った自然の恵みを、皆で収穫させて頂きました。
何となく二手のグループに分かれ、収穫作業がスタート!
梅の木は、お墓の直ぐ脇だったり、お堂の近くであったりと、数ヶ所に点在しています。
まずは、背丈の辺りを摘み終え、その次に枝の高いところの実を取ります。
梅の実が地面に落ちると割れてしまうので、落下地点にはブルーシートを拡げて待ち構え、摘み取るヒトが高枝切狭や長い竹の竿,あるいは脚立を使って、手の届く範囲の実をドンドン落としていきます。
ブルーシートに溜まった梅の実は野菜収穫用のコンテナに移し替え、再び木下でシートを拡げ、落ちてくる実を受け止めます。
特に、Qちゃんの活躍が目覚ましく、気が付けば 収穫用コンテナ2つ分を満たす梅の実を収穫することが出来ました!
収穫後は全員で梅の木々周辺を清掃し、感謝の御礼をして作業終了。
梅をたくさん収穫させていただきました!
収穫した梅の実は、皆でシェアして持ち帰りました。ちなみに、わが家では梅ジャムに加工してみました。
3)畑作業
1ヶ月ぶりの畑です。
それぞれの班に分かれ、草刈りや支柱立て、苗の誘引などの管理作業に精を出します。
それにしても、この時期の草の勢いには驚かされます。出来れば月イチの作業日には都留を訪れ、草刈りくらいはしたいものです。。。
畑で草刈り
今回は、梅ちゃんの指導の下、畝周りの片側だけをスッキリと刈り取り、刈草は作物の株元に敷いておきます。
そうすることで、乾燥を防ぐだけではなく、有機物の供給の役に立つ上に、作物への陽当たりと風通しもよくなります。
草を刈るときは、鎌の刃を軽く地面に潜らせるようにして草の生え際から刈り取ります。
ひとしきり作業した後、ナツキータお手製のおやつを頂きます。美味しい~!!
朝のおやつ
4)ブランチ
みんな大好き!カレーです。
今回はひよこ豆のカレー。
豆のカレーは、以前、インド人乗組員の貨物船でご馳走になって以来、あまり得意ではなかったのですが、ナツキータのカレーは食べやすくて美味い!! しかもヘルシー!!
「カレーは飲み物!」という名言がありますが、ついつい そんな勢いでおかわりしてしまいます。
お掃除用のナンは シナモン風味で、そのまま食べても美味しい一品。
5)軽トラキャンパー作り(墨つけ)
ブランチの後は、いよいよ後半戦。 軽トラキャンパー作りスタートです。
講師は、1日目に在来工法のお話しをしてくださった小杉和志さん。
今日は、部材を加工するための墨つけ作業を行います。墨つけとは、材を切ったり削ったりする位置に印をつけること。
今回は鉛筆を使いましたが、墨つけというように、大工さんは墨つぼと竹の筆記用具である墨さしを使って印をつけます。
小杉さんが段ボールで作ってくださった軽トラの模型とキャンパーの図面を見ながら、サイズや段取りを確認します。
段ボールで作られた模型
キャンパーの壁板は外壁のみとし、室内はフレーム(キャンパーの骨組み)がそのまま見える状態となります。
フレームに壁板を打ち付けることで、外から面で固定してしまうイメージです。
また、後部ドア (引き戸orドアノブ式))や 左右の窓 の仕様詳細については保留とし、床面と壁を仕上げた後、最後に屋根(傾斜屋根)を取り付けて完成となります。
墨付け作業に取り掛かる前に、工程を大まかに3つに分け、チーム割りをしました。
(床面部材担当) はんちゃん,なみちゃん,わかばちゃん
(両側面①:横方向部材担当))ゆうかさん,ようちゃん,マナティ
(両側面②:縦方向部材担当))Qちゃん,ありー,だいちゃん
フレームの部材は、主に40mm×30mmの角材を使用します。
他班の部材と重なり合う接点を確認し、実際の図面の寸法からその分の数値を差し引いて、加工する部分に墨つけをしていきます。
慣れない工程に戸惑いながらも作業が進みます。
小杉さんの指導を受けながら墨つけをします
また、木材の特性(木表、木裏など)を確かめつつ、どの部材がどちら向きに設置されるのかを確認して材の向きを決めていきます。
墨付け作業をしながら感じたことは、それぞれが与えられた作業のみに専念しているだけではいけないということ。
仕上がりのイメージが共有しながら、ほかの班との連携することは、常に意識していなければ…と思いました。
どんなシゴトの取り組み方にも共通するポイントだなぁ~と。
いいモノが出来上がるよう、楽しみながら取り組んでいきたいと思います。
以上、7月2日のレポートでした。どうも ありがとうございました。
だいちゃん
7月1日目 在来工法の基本&踏み台作り レポートはこちら