こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。
年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」
9月のレポートです。
1日目は、あさみちゃんが担当してくれました。
ありがとうございます〜
では、お楽しみください。
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風と土の自然学校
9月4日レポート
亜沙美&藍海
【近況報告】
9月に入った途端、風と土の自然学校がある都留は、すっかり秋の空模様。
とても過ごしやすい気候になり、各作業もはかどりやすそうです。
いつも通り、前回の講座から1ヶ月、何をしていたのか、
どんなことを感じて過ごしていたのか近況報告からスタートしまし
夏休みを利用して山登りに挑戦したり、
金魚を飼ったり、
わたしと娘のあおちゃんは、秋田のおばあちゃんの家に遊びに行き、
大曲で開催されている花火大会を見て感動してきました。
【軽トラキャンパー作り】
この日は終日、軽トラキャンパー作りに取り組むため、
朝から小杉さんがいらしてくれていました。
さっそく、床と壁をつくる2チームに分かれて作業開始です!
わたし、なみちゃん、はんちゃん、わかばちゃんは床チームに。
だいちゃん、ようちゃん、Qちゃん、ゆうかさん、ありー、
マナティは壁チーム。
小杉さんの指導の下、木材で枠組みを作り、その上にキレイに
板を並べて、フローリングを仕上げる要領で床や壁を組み立てていきます。
ここでのポイントは、差し金や墨を使い、きちんと計測してから
ノコギリで切ったり、ネジでとめたりすること。
床チーム
仕上がりをイメージして、フレームの上に床板を並べます。
板の色味をあわせながら並べて、板を張る順番を決めます。
床板は、本実(ほんざね)加工した板です。
板の片側は凸、もう片側は凹になっており、はめ込んでいきます。
フレームとの固定はネジ留めです。
床を張るときは、写真のように角材で叩いてはめ込んでいきます。
小杉さんいわく、この作業ができるようになれば、
フローリングの張り替えは自分でもできるようになるそうです。
すべて張り終わったら、フレームからはみ出した部分に印をつけて切り落とします。
わたしはあおちゃんが畑やお寺に行きたがったり、
溝を散策したがったりしたのでずっと作業をすることは
できなかったのですが、参加できそうな瞬間に、作業に加わらせてもらいました。
昼食後もみんなで協力し、集中して作業を行い床は完成!
壁チーム
2枚ある側壁のうち、1枚は先月仮組み完了したので、今月はもう一枚のフレームを作ります。
縦と横のフレームを組むところを、ノミで削ります。
仮組みして、きつい箇所は、手直ししました。
小技登場!
ノコギリの刃1枚分だけ削りたいときは、刃の片側(写真だとノコギリ左側)に角材をあてて、それを定規にして切ります。
フレームの刻みが完了したら、ネジで固定。
最後に、直角を確認して筋交いで仮留め。
直角を出すのがなかなか大変で、みんなで押さえながらの作業となりました。
今回は、壁面フレームを組み立てたところで作業終了です。
カンナの使い方
特に印象に残っているのはカンナの使い方。
小杉さんがカンナで板を削ったクズは、薄く均一でまるで紙のようでした。
手だけでカンナを引いてもうまくいきません。
コツは、身体全体を使って引くこと。
わたしもやらせてもらいましたが、足も腰も安定せず、削りクズもボロボロに。
職人さんの道具の使い方や手入れの素晴らしさ、
心身の安定力を感じました。
実は、わたしは細かい作業が大の苦手。
なので、木工作業系は避けて生きてきました。
計測してそれに沿って真っ直ぐ切るなど、
自分には不向きだと決めつけていました。
でも、作業していくうちに、インパクトドリルなどの
電動工具を使うのがとても楽しくなり、次はどんな作業?!
と、楽しんでいる自分に気づきました。
過去に苦手だと感じても、月日が経つと真逆になることも
あって、人生は面白いなぁと思いました。
【お風呂&夕食】
小杉さんにお礼を告げ見送った後は、いつものお風呂へ移動。
娘あおちゃんはみんなで広くて大きなお風呂に入るのが大好き。
一番のお気に入りは、薬湯です。
この日も、お風呂を出ようとしたら、
「まだ入っていたい(遊んでいたい)」と泣きました。
二歳で銭湯好きとは、この先どうなるのでしょうか。
銭湯通になりそうです。
お風呂の後は、みんなのお楽しみナツキータお手製の夕食です。
バジルソースたっぷりのバジルじゃがいも和えなど、
今回もとても美味しく健康的なメニューが揃っていました。
夕食が一段落したところで、
わたしから「東京の食料自給率1%のなぞ」を発表させていただきました。
先月の宿題だった日本のシステムデザイン。
日本の食糧、水、エネルギーを各自調べて発表したのですが、
その中で、東京都の食糧自給率が1%というのが気になり、調べてきました。
「1%でどんなものが東京で作られているのか?」をテーマに調べて
みましたが、練馬大根や奥多摩ワサビなど、各地域の伝承野菜が
多いことにびっくり。
東京と農業は遠くかけ離れているものかと思いましたが、
自分が離れているだけだったんだなーと感じました。
今後も東京と農業について知りたい!と思っています。
夕食後、わたしとあおちゃんは、帰宅の途へ。
あおちゃんは電車の中でぐっすりと眠っていました。
今回感じたことは、家も木材で作られているし、
東京にも、伝承野菜があり、実は身近にたくさんの自然が
あるんだということ。
そして、身近にある自然をどう感じるか、
その自然と自分の距離感はどうなのか?などについても考えました。
卒業する頃には、どのような考え方になっているか、今から楽しみです。
2日目のレポートに続く
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2018年4月から始まる年間講座のガイダンスを兼ねた
自然農体験会が10月からスタートします。
10月と11月は、稲刈りと脱穀&自然農体験会です。
ぜひお出かけください。
詳しくは、こちらをご覧下さい。