こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

年間講座「自然農と手づくり循環生活 実践コース」6月 1日目のレポートです。
今回は、講座生のはんちゃんが担当してくれました。

では、どうぞ!

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1日目のメインは田植えでした。
当日は着替え後、もしくは田んぼで着替えをして、10時半田んぼに集合でした。

服装はよごれてもいい服と帽子。そして、足には、いらない靴下もしくは、持っている人は田植え用長靴。
靴下などを履いて入るのは、けがの予防です。

参加者は私たち循環生活年間コース6期のメンバー、5期のほぼ全員、そして一般参加の方々で、大人子供合わせると総勢50人くらい集まりました。

主催者の梅ちゃんからの当日の流れ、注意事項などのお話の後、参加者全員が簡単な自己紹介をして、田んぼに移動しました。

植えた品種は田んぼの奥の方から、

◇モチ米

カグラモチ

神丹穂(カンニホ)

白毛モチ(シラゲモチ)

黒米

◇うるち米

農林48号

コシヒカリ

そして、2日後のイベントでは、イセヒカリも植えたそうです。

田んぼにうねを作って育てた陸苗代(おかなわしろ)のイネは、しっかりした立派な苗。
一方、苗箱で育てた苗は、細くて柔らかい感じで、少しずつ違っていました。
黒米はうっすら赤っぽい黒い縁取りがありました。

田んぼの一角につくった苗床で、苗とりをする「苗とり班」

田植え開始

両側から張った細いロープを前に一列に並び、ロープの赤い印とその中間(25センチ間隔)に苗の大きさによって1~3本の苗を植えていきます。ロープは後ろに移動させていくのでその時に苗をこすらないように、ロープ沿いに植えます。

苗は縦にして下の方を持ち、中指を根の間際に添えます。そして、その中指を使って土に根を入れて植えみ、その中指であいた穴を埋めてやります。苗は葉の先まで沈んでしまうと死んでしまうので、頭が少し出るように植えていきます。

1列が植え終わったら一歩後ろに下がって、田んぼの自分がいたあたりに手を入れて自分の足跡の穴や凸凹を平らにします。ロープの両端には鎌が結ばれていて、田んぼの両端の人がロープを30センチ後ろに移動させて固定したら私たちは赤い印とその中間に苗を植えます。終わったら、一歩後ろに下がって土を平らにならして、ロープが固定したら、印を基準に苗を植える。を繰り返します。

私たちは、奥の田んぼと手前の田んぼに分かれてから、前の人の後についていく形で田んぼに入っていきました。当日は晴れて暑いくらいだったので、田んぼの中に入った時の私の感想は、暖かい!ぬるっと柔らかい!そして、その柔らかさの下に硬い層があるのを感じました。靴下で田んぼに入るのは初めてだったのでいったいどんな感触かとドキドキしましたが、想像以上に気持ちよかったです!

そろそろ体がきつくなってきたなという頃にちょうどランチタイムに入りました。

お昼はめいめい持参したお弁当もしくは、循環講座の卒業生で都留に移住したひろちゃんの地元野菜を使ったお弁当をお願いしていた方はお弁当を受け取って、和やかにランチタイムがスタートしました。

おひとりで参加されている方もみんな、すっかりうちとけて和やかの雰囲気の中お話に花が咲いていました。

おやつはナツキータ手作りのマーマレードっぽい柑橘のスコーンと、熱中症に配慮したちょっと塩の効いた桜の塩漬けの2種類のスコーンでした。たっぷりの麦茶も用意されていて、持っていった飲み物が終わってしまった私はとても助かりました。ナツキータのおやつや食事はいつも本当においしいです。いつもありがとう。ごちそうさまでした!

食事のあとは田植えにもどり、午後は3時半過ぎまで作業をしました。奥の田んぼは植え終わりました。手前の田んぼも2/3くらい植え終えて、残りは田植え第2回の12日月曜日へ持ち越し。

作業を終えて見回すと、地図記号の田んぼマークのように、田んぼにちょんちょんとかわいい緑の苗の頭がみえて、なんともかわいかったです。少々列は曲がったりしていましたが、そこは愛嬌です!(笑)

小さなお子さん連れのファミリーは、パパが残ったり、ママが残ったり、それともお友達同士交代??などでお子さんを遊ばせながらの田植えをしたようでした。

中には赤ちゃんや小さなお子さんをおぶって田植えをされていた方もいたので、陸にあがってから、「大変でしょう?」にと声をかけてみたら、「楽しいのでそれでもやりたいのです!」とおっしゃっていました。

小さなお子さんたちは田植えより、田んぼの端と、田んぼの用水路でお玉杓子とかのでしょうか、なにかを捕まえて容器に入れたり、水遊びをしたりしていたようでした。そして時折なにやら楽しそうにお話しをしたりして、キラキラと目を輝かせて楽しいそうでした。

 

きっとそれぞれに満喫した田植えだったことでしょう。

みなさまお疲れ様でした!

その後私たち年間コース6期のメンバーは一旦、自然学校にもどり、準備をして近くのお風呂へ。

夕食

お風呂から戻った後は、お楽しみの夕食タイムです!

今回は、タカキビの揚げボール、切り干し大根とエノキのさっぱりあえ物ゴマ風味、マヤさん(後で登場)の鶏肉のスパイス煮込み、水菜と晩柑のサラダ、梅としその炊き込みご飯でした。

どれもおいしかった~!ありがとう!ごちそうさまでした!!

宿題発表「わが家のシステムデザイン」

夕食後は、宿題発表。「わが家のシステムデザイン」

自分の家での、水、エネルギー、有機物の循環を絵にまとめたものの発表でした。

まとめて改めてわかったのは、残念ながら私たちはどれもほとんど循環をしていなかったということでした。水は上水道からきて、使ったら下水道へ。電気、ガスは使ったらそこでストップ。有機物もほんの少しプランターなどで野菜を育てても、生ごみや排泄物その後ゴミやトイレ(下水道)へ。

 

まとめと今後やっていきたいこと。

・身近なできるところから少しずつ循環を考えていく。
・もっと雨水を使っていきたい。
・ソーラーエネルギーをもっと活用していく。
・生ごみはコンポストを使ってなるべくたい肥に。
・そもそもの消費を減らすように見直す。
・太陽熱温水。
・部分オフグリッド。
(オフグリッドとは電力会社は発電した電気を売電するのではなく、自給すること。)
・熱を電気に変換するのは非効率なので、熱は熱として使うようにする。

など。

夜の交流会

1年間かけてカナダから南米を自転車で単独縦断して、ゴールデンウィークに戻ってきたばかりのマヤさんにいろいろお話を聞かせていただきました。

マヤさんは若くてショートカットの落ち着いた感じの、芯の強さと内なるエネルギーの大きさを感じさせる美人さんでした。

ひたすらすごいなぁと感心してお話を聞いていました。すごいなぁ。すごいなぁ。

自転車旅行に行く前は都留で働いていたそうです。

罠でシカやイノシシの狩猟をして、さばいて、皮は鞣したりもされていたそうです。

旅行先でその腕が生きて、なんと交通事故にあったばかりの鹿をさばいたのだそうです。そんなエピソードもお聞きしました。

貴重で楽しい時間をありがとうございました。

梅ちゃん、ナツキータ、6期のみなさま、関わりのあったすべての皆様ありがとうございました。

レポーター はんちゃん

6月 2日目 「身近な野草の活かし方&軽トラキャンパー計画」のレポートはこちら

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