こんにちは、風と土の自然学校 梅崎靖志です。
現在進行中の八ヶ岳での新しい拠点作りワークショップ。
今回は、パン焼き窯の台座として、石積みのワークショップを開催しました。
本当は、水場を石積みでつくる予定だったのですが、
配管工事が大きな岩にはばまれて、予想外に時間がかかり、やむなく内容を変更しての開催となりました。
内容変更にもかかわらず、集まっていただいたみなさんと石集めから、石積みまでを行いました。
石積みの参考にしたのは、以前、梅崎が関わっていた安曇野パーマカルチャー塾でつくった
土でつくるパン焼き窯「アースオーブン」。
この写真を参考に、台座づくりをしました。
安曇野パーマカルチャー塾でつくったアースオーブン&かまど
台座の基礎作り
集まったメンバーの自己紹介からスタート。
そのあと、現場の確認と、完成イメージの共有です。
まず、予定地の草刈りから。
台座をつくる場所の土を掘り込みます。
地面が平らになるように、水準器で確認します。
練ったコンクリートを敷いて基礎をつくります。
やっぱりここでも水平を確認
コンクリートとは、砂利と砂とセメントを混ぜたもの。
配合は、セメント:砂:砂利=1:2:3で練りました。
石集めと型枠づくり
敷地内の石たちを集めるところから作業スタート。
ちょうど、水道工事をしているので、掘り出した残土の中から石を発掘。
泥のついた石をきれいに洗って運びます。
拳ぐらいから、手のひらをあわせた程の大きさまで、様々です。
石集めと平行して、台座のアーチ状の空間をあけるための型枠もつくりました。
アーチの部分は、薄いベニヤ板にカッターで筋を入れて曲げていきます。
まず、石を敷く
いよいよ、拾ってきた石を並べて、パン焼き窯とかまどの土台となる場所に、石を敷いて、モルタルで固めていきます。
自然の石なので、大きさも形も様々です。
仮置きした石の下とまわりにモルタルを詰めていきます。
まず、石の下にモルタルを敷き、石と石のすき間は、棒でつついて空洞ができないように、しっかりとモルタルを詰めていきます。
そして、表面ができるだけ平らになるように、高さも調整します。
コンクリートを敷いた場所の約半分まで石敷きをしたところで、終了時間が近づいてきました。
そこで、石の表面についたモルタルをたわしで落として、きれいにして1日目は終了。
様々な色の石の組み合わせで、なかなかきれいな仕上がりです。
モルタルは、砂とセメントと水を混ぜて練ったもの。
今回は、水は少なめにして固めに練りました。
ちなみに、モルタルの配合は、セメント:砂 = 1:3 です。
2日目は、いよいよ石積みです。